近郊のマルシェ･ド・ノエル（エギスハイム）

アルザスワイン街道沿いの村、エギスハイム（Eguisheim）のマルシェ･ド･ノエル（Marche de Noël）を覗いてきました。この村は教皇レオ9世の生まれ故郷であり、アルザスワイン発祥の地であり、「フランスの最も美しい村」（Les plus beaux villages de France）のひとつでもあって、小さくてもコロンバージュ（木骨組みの家）の町並みが美しい村です。

村が小さいだけにエギスハイムのマルシェは大きくはありませんが、小さな広場に小屋が並び、細い路地にキリストの生誕場面を再現したクレッシュが並んでいました。路地にいくつも並んだクレッシュはそれぞれにスタイルが違っていて、アフリカ的だったり小さい人形だったり木彫りだったしました。逆に、村が用意したであろうレオ9世の像の脇のクレッシュは2次元的で少々ガッカリ。。。

　　

この村の名物は何と言ってもワインです。もちろんカーブでワインを買うこともできますが、この時期はやはり小屋でヴァン･ショー（ホットワイン）を楽しみたいもの。ゲヴルツトラミネール（Gewurztraminer、ブドウの品種）のグランクリュ（Grand Cru、指定された畑のブドウで造られたワイン）のホットワイン（白）など、ちょっと特別のものもありました（美味しかった！）。

冬のブドウ畑も見に行ってみました。この日は寒かったので雪景色になっていました。何もないように見えますが、畑のなかの道をたどっていくと、葉が落ちたままの状態のもの、既に枝を刈り込んで春に備えてあるもの、支柱まで取り払ったものなど、生産者によって畑の雰囲気は異なっていました。ブドウ畑の景色は夏～秋が最高だけど、静かな雪景色もまた捨てがたいように思いました。

なお、エギスハイムのマルシェ・ド・ノエルへは、コルマールからシャトルバスが出ていましたが、今日までなんですよね・・・（11月30日～12月23日運行）。12月27日以降は路線バスか車でのアクセスになります。

（参考）
　　エギスハイムのオフィス･ド･ツーリズム：　http://www.ot-eguisheim.fr/
　　エギスハイムのマルシェ･ド･ノエル：　11月24～25日、11月30日～12月23日、12月27～30日
　　フランスの最も美しい村：　http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/fr

（関連ブログ）
　　キノコ祭り（エギスハイム）（2012年12月）
　　エギスハイムのワインカーブ（2011年10月）
　　Le Pavillon Gourmand（エギスハイムのレストラン）（2011年4月）
　　エギスハイム（Eguisheim；ワイン街道）（2011年4月）

（近郊のマルシェ･ド･ノエル関連ブログ（2012年12月版））･･･フランス
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