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2015フランス旅行 その5 (アルザスワイン街道、Gueberschwihr) [アルザスワイン街道]

2015年の夏の旅行の続きです。
 → 2015年フランス旅行記事一覧はこちら

2泊したエギスハイム(Eguisheim)の宿をチェックアウトし、少し南に行ってから次の宿泊地、ストラスブール(Strasbourg)に向かうことにしました。

今回アルザスワイン街道を訪問するにあたって狙っていたワインの一つが、ミュスカ(Muscat)のグラン・クリュ”Goldert”でした。ストラスブールに住んでいたころ、コルマール(Colmar)で試飲したものがとても美味しかったのですが、滞在中、Muscatのグラン・クリュ自体にあまり出会えなかったこともあって、買いそびれていました。試飲したときに生産者の名前はメモしてあったので、今回は生産者のところへ行ってしまおうという野望を抱いていました。

この日は快晴で、ワイン街道を巡るにはもってこいの日よりでした。
目指すはエギスハイムの少し南にある村、ゲベルシュヴィル(Gueberschwihr)です。ここにGoldertの畑があります。

ゲベルシュヴィルはアルザスらしい可愛い家並みのく村でしたが、観光客はほとんどいませんでした。あまり観光地ではないようです。教会の鐘楼は12世紀のものということで、その脇には古そうな石棺が埋もれていました。

Gueberschwihr-1.JPG

町並みもなかなかいい感じでした。目指しているカーヴがなかなか見つからず、ぐるぐる歩きまわりましたが、実は何度も蔵の前を通り過ぎ、しかも看板の写真までちゃっかりとっているのに、全然気づいていないだけでした。

Gueberschwihr-2.JPG

イルカ(に見えないかもしれない)のオシャレな看板が出ているこの店こそ、目指すカーヴErnst Burnさんでした。イルカ(Dauphin)の文字に気を取られすぎていました。ちゃんとBURNと書いてあったのに…。

Gueberschwihr-3.JPG

うろうろしている間に店はお昼休みの時間になってしまっていましたが、客が来たのを見てお兄さんが扉を開けてくれ、味見をさせてもらうことができました。目的のMuscat Grand Cru Goldertは、とても美しい金色のワインでした。同じ種類のものでも年代によって全然味が違っていて興味深かったのですが、住んでいた時とは違って飛行機での国内移動があり少量しか運べなかったため、2本だけ購入しました。一応送ってくれないかと尋ねたのですが、日本への発送はできない、日本の会社と取引しているからそちらから買ってと言われました。ただし、帰国してから調べてみると、ほしいワインは扱っていませんでした。残念すぎます…。

量はともかく、閉まっていた店を開けてくれた上に目的のワインをちゃんと買えてホクホクと嬉しい気分になり、続いてGoldertの畑に向かつことにしました。ちょうど収穫期で、あちこちで収穫作業をしている人たちがいましたが、まだまだブドウがたくさん実った木々を眺めるのは楽しく、青空とブドウ畑の緑色の色合いもきれいで、ずっと眺めていたいほど素晴らしい風景でした。

Gueberschwihr-4_Goldert.JPG

ついでに、丘からパノラマも撮ってみました。写真はコントラストがちょっと強すぎるようですが、実物はもっともっと雄大なのです!見た通りに写真を残せないのが悔しいです。

Gueberschwihr-5_p.JPG

Goldertを後にすると、ワイン街道沿いに車を走らせ、リボーヴィレで食事をとって、懐かしい街、ストラスブールに向かいました。続きは、また次回。


2015年フランス旅行記事一覧
その1 序章 / その2 アルザスワイン街道(Eguisheim) / その3 アルザスワイン街道(Kaysersberg) / その4 アルザスワイン街道 / その5 アルザスワイン街道(Gueberschwihr) / その6 ストラスブール(Strasbourg) / その7 ストラスブール(レストラン) / その8 ストラスブール(公園) / その9 ミディ運河(Canal du midi) / その10 カルカッソンヌⅠ(Carcassonne) / その11 カルカッソンヌⅡ(Carcassonne) / その12 カルカッソンヌⅢ(Carcassonne) / その13 トゥールーズⅠ(Toulouse) / その14 トゥールーズⅡ(Toulouse) / その15 ボルドーⅠ(Bordeaux) / その16 ボルドーⅡ(Bordeaux) / その17 サンテミリオン(St-Emilion)

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2015フランス旅行 その4 (アルザスワイン街道) [アルザスワイン街道]

2015年フランス旅行のその4です。
 → 2015年フランス旅行記事一覧はこちら

一つ前の記事で書いた村・カイゼルスベルクで昼食を済ませた後は、ツェレンベルク(Zellenberg)のジャン・ベッカー(Jean Becker、ベケールと書かれていることがあります)さんのカーヴに寄りました。本当はお休みだったのですが、ベルを押したら扉を開けて試飲させてくれました。「日本語を勉強してた」と言いながら出てきてくれたマルティーヌさんは、その言葉のとおり日本語を話すことができ、いつもとても親切に対応してくれます。しかも蔵から日本に直接ワインを送ってくれるので、日本人観光客には重宝のカーヴです。常備されている日本語のワインのリストには、料理との相性についても記載されているので、初心者でも安心です。

続いて、隣村のリクヴィル(Riquewihr)に向かいました。…といっても町には寄らず、畑の風景を見にシェーネンブール(Schoenenbourg)の丘に直行です。Schoenenbourgは、グランクリュ(Grand Cru)のワインを産み出すブドウの畑であり、一面のブドウ畑を展望できる場所でもあります。この丘から見るブドウ畑の風景は、ワイン街道の中で私が最も好きな景色の一つです。とても写真にはおさまらない、横長の風景がたまりません。ちょうど訪れた時期は収穫期だったので、収穫間際のブドウを見ることができました。
夏場に町から出るプチ・トラン(Petit Train)に乗れば、この丘にも連れて行ってもらえます。

schoenenbourg2015-1.JPG

schoenenbourg2015-3.JPG

下の写真は、丘からリクヴィルの村を見下ろしているのですが、ちょっと暗くなってしまいました。手前の畑はブドウの苗を植えたばかりだったので、壁に囲まれた小ぢんまりした村が良く見えていました。少々わかりづらいですが、その向こうにある丘は、全部ブドウ畑です。

schoenenbourg2015-2.JPG

この後、近隣の村ユナヴィル(Hunawihr)にも行きました。ブドウ畑に囲まれた「フランスの最も美しい村」の一つで、コロンバージュと呼ばれる木骨組みの家に花が飾られた町並みは、絵本の世界のようです。ブドウの丘に建つ古い教会は村の象徴的存在で、教会の周囲はこぎれいな墓地になっています。

今回の旅行で立ち寄ったときは、ゲヴルツトラミネール種とみられる赤っぽいブドウが陽射しにきらめいてとてもきれいだったのですが、あまりいい写真が残っていないので、ブログには2012年の夏と秋の写真を引っ張ってきて載せておくことにしました。特に、10月に訪れたときにはブドウの葉が黄金色に染まり、絶景でした。

hunawihr2012-1.jpg hunawihr2012-2.JPG

この後、懐かしい風景を探してニーダーモルシュヴィル(Niedermorschwihr)にも寄ってみました。この小さな村にはジャムの妖精と呼ばれるクリスティーヌ・フェルベール(Christine Ferber)さんのお店があるのですが、行ったのが日曜だったので当然閉まっていました。さらに、隣の村、トゥルクハイムに向かって坂を下り、途中のBrandというグラン・クリュ指定の畑のあたりでブドウ畑の風景を堪能しました。ここには車をゆったり止められないので、トゥルクハイムの駐車場から歩いて上っても良いと思います。

Turckheim2015.JPG

トゥルクハイム(Turckheim)は「夜回りおじさん」が有名ですが、今回は町ではなく、ルクルーゼと並ぶ高級鍋ストウブ(staub)のお店(門の外にある)に寄ってみました。トゥルクハイムの店には使用には全く問題ないアウトレット品があって、とても安く買えるのです!でも、日曜なので当然閉まっていました…。
住んでいたときと違って、短い旅行の期間ではなかなかタイミングが合いませんが、また機会があれば行ってみたいと思います。Turckheimには、鉄道でも行くことができます。

この日の夕方には、ワイン街道を走る道すがら、発酵途中のワイン、ヴァン・ヌーボー(Vin nouveau)を買い求めることができました。収穫期だからこそ買えるものです。泡が出ているので時々空気を抜かなければならず、持ち運びは少々不便ですが、今年のブドウのお酒を早速味わえ、また、どんどん味が変わっていくのを楽しめるので、見つけたら買ってみると面白いと思います。


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2015フランス旅行 その3 (アルザスワイン街道、Kaysersberg) [アルザスワイン街道]

今日、チョコの特設会場をさまよっていたら、フランス人シェフにBonjourと声をかけられました。思わず「Bonjour」と返事を返したら、なぜか「フランス語話せるの?」と聞かれて、熱心に特別バージョンのショコラについて語っていただけてしまいました(そして高いのに買ってしまいました)。このところ英語の使用度が高くTOEICを受けたりしてフランス語をサボっていたので、フランス語会話力は以前にもまして貧弱になり、ヘンテコな言葉遣いをしてしまって、あとで軽く落ち込みました。

フランス人とフランス語で話す機会があると、なぜか高頻度で「どこでフランス語を勉強したのか」と聞かれ、ストラスブールにいたと返答することになります。フランスでしか学校に通っていなから誤魔化しようがないし、フランスにいたくせにろくにフランス語を話せないなんて、情けなくて、もうわからないフリをしたいぐらいです。

さて、気を取り直して2015年のフランス旅行の記事の一部をアップすることにします。
 2015年フランス旅行記事一覧はこちら

第3弾はワイン街道の村をぎゅっとまとめて…と思いましたが、写真を拾いすぎたので、今日はカイゼルスベルク(Kaysersberg)のみにします。

カイゼルスベルクは、アルザスの南部、オ・ラン(Haut-Rhin)県の山間にある村です。アルザスワイン街道の村の中では割と有名な観光地のようで、冬のマルシェ・ド・ノエル(クリスマス市)のころには、県庁所在地のコルマール(Colmar)とリクヴィル(Riquewihr)、カイゼルスベルクのマルシェをはしごできるよう、3地点をつなぐシャトルバスも運行されます。
 → カイゼルスベルクのマルシェ・ド・ノエルの記事はこちら (2012年12月)
 → カイゼルスベルク(春)の記事はこちら (2012年6月)

この村は、ノーベル賞受賞を受賞したシュヴァイツァー博士(Albert Schweitzer)の出身地でもあり、公園には博士の胸像がたち、生家が博物館となって残っています(お父さんが牧師だったので教会と並んでいます)。村はフランスにあるわけですが、ここの出身であるシュヴァイツァー博士が「ドイツ出身」と書かれているのを見て違和感を持ったことがありました。つまり、彼が生まれた頃はこの村はドイツだったんです(博士は後に国籍をフランスに変更しています)。

 シュヴァイツァー博士関連の記事 →こちら

kaysersberg2015-1.JPG kaysersberg2015-2.JPG

カイゼルスベルクは、アルザスらしいカラフルな木骨組み(コロンバージュ)の家が並ぶ可愛らしい村です。

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村の周囲にはブドウ畑が広がり、丘に砦(Schlossberg)の遺跡も残っています。また、塔の上からは村を一望することもできます。牧歌的で平和な風景です。

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今回は、実はレストランでランチを食べようと思って訪問しました。お目当ては、シャンバール(Chambard)という、ミシュラン2つ星レストランを備えたホテルです。赤い壁でよく目立ちます。ホテルには2つ星のレストランのほかに、気軽に入れるブラッスリーみたいなお店もあって、気軽に入れるほうを狙ったのですが、直前に入ったお客で席がなくなってしまい、撃沈しました。

kaysersberg2015-6.JPG

結局、私たちはこのレストランのごく近くにあったタルトフランベ(アルザスの薄いピザ)のお店に入ることになりました。私は、珍しいハンバーガータイプ(?)のタルトフランベ、つまり生地でサンドされたタルトフランベをいただきました。これは多分なかなか出会えない形だと思いますが、とても食べにくかったです…。

注文のときにフランス語を使っていたら、店長が「フランス語OKだね!」となって、東京に出店したときの話をいっぱいしてくれました(イベントだったようです)。しゃぶしゃぶを食べたとか築地の市場に行ったとか日本の食事は量が少ないとか、そんなことでした。フランス人の多くは、少しフランス語を話す人には親切で、とてもおしゃべりになります…。相槌さえ打てれば相手がどんどんしゃべります。

この店に入る日本人が珍しいのか、席についたときに周囲の人がこちらをチラチラ見ていて、隣の席の人などは「日本人かしら」みたいなことを言っていたのも聞こえていました。でも、店長が話しまくっているのを見て、その後ウワサ話は控えたようです。

フランス語力は低下中ではありますが、文句とかバカにされている場合はわかってしまうのだから不思議です。自分も、気を付けたいところです。


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2015フランス旅行 その2 (アルザスワイン街道、Eguisheim) [アルザスワイン街道]

2015年のフランス旅行の記事の続きです。
 2015年フランス旅行記事一覧はこちら

フランスに到着した翌日は、アルザスワイン街道の景色を楽しみました。まずは、宿泊地のエギスハイム(Eguisheim)のブドウ畑周辺の散策です。朝食は、ご近所のパン屋さんで焼き立てのパンを…と思っていたのですが、この日は日曜日でパン屋さんは午前中お休みでした。一瞬焦りましたが、主食がパンの国だけあって、町のエピスリーで焼き立てパンをちゃんと買えるようになっていて、ほかほかのパン・オ・ショコラやクロワッサンをいただくことができました。

雨が降ったりやんだりで天気は悪かったのですが、朝食を食べた後、早速ブドウ畑に繰り出しました。ワイン街道の村では、町中を少しはずれるとあっという間にブドウ畑だらけになります。エギスハイムでは一応歩くコースが用意されていて、番号のついた看板が設置されています。

この村の周辺からは、山の上にあるトロワ・シャトー(Trois Chateaux)がよく見えます。このシャトー(廃墟というか…)は割と近い場所にあるのですが、この日は歩いている間に雲がかかって見えなくなったり、雲の上にあるように見えたりと、様子がころころ変わりました。こういう風景が見られるのは、天気の悪い日だからこその特典かもしれません。

Eguisheim2015_1.JPG

ところで、アルザスのAOCのブドウ品種は、シルバネール(Sylvaner)、ピノ・ブラン(Pinot Blanc)、ミュスカ(Muscat)、リースリング(Riesling)、ピノ・グリ(Pinot Gris)、ゲヴルツトラミネール(Gewurtztramier)の白ワイン用の6種と赤ワイン用のピノ・ノワール(Pinot Noir)種が基本です。畑にもこれらの木が植えられているはずなのですが、素人の目には木を見たってどれがどの品種やらさっぱりわかりません。でも、収穫期のころだけは、少なくともピノ・ノワール、ピノ・グリ、ゲヴルツトラミネールは見分けることができます。葉っぱも部分的に色づいていたりして、私はこの時期のブドウ畑を散歩するのがとても好きです。

Eguisheim2015_2.JPG Eguisheim2015_3.JPG

一面のブドウ畑に感動した、という気持ちを表すために、畑を見渡した際の写真も1枚載せておきます。腕も難アリですが、天気が悪くてなんだか灰色の写真ばかりです…。本当はもっとずっと広大です。

Eguisheim2015_4.JPG

村の外れというか、畑の端っこには、コウノトリの小さい繁殖施設もあります。ケージの中に飼われている鳥のほか、外にも巣があって、夏場なら結構な確率で「飼われていない」コウノトリを見ることができます。この鳥は周辺の施設から放鳥された鳥である可能性が高いですが、この次の世代、その次の世代と、次第に野生を取り戻していくのだろうと思います。

コウノトリは渡り鳥なので、アルザスでは昔は「コウノトリが戻ってくると春だ」ということだったようです。写真では1羽しかいないように見えますが、実は巣の中にもう1羽座っていました。このつがいも、今頃は温暖なところで過ごしているのかもしれません。

Eguisheim2015_5.JPG

こんな風に風景を楽しみながら歩いていたら、いつの間にか丘の上にある隣村まで行ってしまいました。結果的に、数時間は散歩し続けていたと思いますが、あまり疲れないから不思議です。あのブドウの畑を見るために、何度でもワイン街道に行きたいと思ってしまいます。

エギスハイムは前の記事で書いたとおり、ローマ教皇レオ9世の出身地であり、アルザスワインの発祥の地と言われている村です。小さい村ながら大小のワインの蔵がたくさんあってワイン好きにはもちろんおススメですが、花を飾った木骨組みの家が並ぶ風景がきれいで、フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)の一つに選定されているので、村を散策するだけでも楽しいと思います。

Eguisheim2015_6.JPG


(参考URL)
 http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/eguisheim

この日はこのあといくつかの村を回りましたが、長くなったので今日はこの辺で終わりにします。

続く。


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2015フランス旅行 その1 (序章) [アルザスワイン街道]

2015年の遅めの夏、数年ぶりにフランスに出かけました。
久々のフランスで感じたのは、

・フランス語力が落ちている。
・アルザスが一番!
・朝が暗い。(夏時間でずれている)

というところでした。3つ目は、住んでいたのに今更ですが…。

今回の行程は、以下の通りでした。記事は順にあげていきたいと思います。

アルザスワイン街道~ストラスブール~カルカッソンヌ~トゥールーズ~ボルドー~サンテミリオン


さて、初日は基本的に移動だけで終わってしまいました。
今回は日本からアムステルダム経由でストラスブール空港に入り、レンタカーを借りて(フランスの免許の有効性がわからないので国際免許を取りました)アルザスワイン発祥といわれる村エギスハイム(Eguisheim)まで一気に移動しました。

数年ぶりにストラスブール空港に降り立つと、到着の荷物の受け取り場所の様子などは少し変わっていましたが、相変わらず静かで懐かしい香りがしました。でも、この数か月後にはパリでテロが起こったので、この平和そうな空港にも物々しい警備がしかれたことでしょう。悲しいことです。

アルザスワイン街道の村に泊まるのは初めてでした。気軽に行き来できるのもいいけれど、宿泊するのもワクワクするものです。お宿は La Ferme du Pape Hostellerie。エギスハイムが大好きだからということもありますが、ワイン街道はちょうどブドウ収穫の時期だったので、ここを起点にいくつか村をまわって畑の風景を堪能しようというわけです。
ホテルは村の入口にほど近いところにあります。外壁に模様が描かれ、ローマ教皇(=Pape)の看板があってよく目立ちます。アルザスらしい家具が備え付けられた感じの良いお部屋でした。

Eguisheim_hostelleriePape-2.JPG Eguisheim_hostelleriePape-1.JPG

エギスハイムはローマ教皇レオ9世(在位1049年 - 1054年)の出身地で、レオ9世の礼拝堂、レオ9世の像のある噴水などゆかりのものを見ることができます。レオ9世はワインのラベルにも使われていたりするほどで、この村の象徴的存在です。

Eguisheim2015-0.JPG

またぼちぼち記事をあげていきます。

* 到着日以外の写真も使っています。

La Ferme du Pape Hostellerie:
 http://www.hostellerie-pape.com/


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アルザスワイン街道のガイドブック [アルザスワイン街道]

今となってはパリよりストラスブールが好きと断言できる私ですが、フランスを訪れる際、アルザスにのみ行こうという人は世の中あんまりいないようです。そこそこ分厚いガイドブックであっても、アルザスの情報はストラスブール、コルマールを数ページと、おまけ程度にリクヴィル、エギスハイム、それにシュバイツァー博士の故郷であるカイゼルスベルクぐらいしか掲載していないと思います。

そんな中、アルザスワイン街道に魅せられたという方が出した本が異彩を放っています。
「 アルザスワイン街道 お気に入りの蔵をめぐる旅」
森本 育子 著(鳥影社)

普通のガイドブックとは違って、大都市の観光名所をめぐるとかいった視点の本ではありません。ワイン街道沿いの村々を一つ一つ写真付きで紹介した、マニアックともいえる逸品です。

我が家にももちろんあります。おススメです!

アルザスワイン街道 お気に入りの蔵をめぐる旅

アルザスワイン街道 お気に入りの蔵をめぐる旅

  • 作者: 森本 育子
  • 出版社/メーカー: 鳥影社
  • 発売日: 2014/07/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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ブドウの花 [アルザスワイン街道]

先日、ワイン街道を通ったときに畑を見てみたら、ようやく葉が開き、植物らしい形になってきていました。葉の間から見えるのはブドウの花?みたいでした。この段階で既にブドウの房を彷彿とさせます!

fleur.vigne.mai2013.JPG fleur.vigne.mai2013-2.JPG

滅多に見る機会がないので、写真を載せてみました。

追記(同年5月24日):
Julliezさんからコメントをいただいたとおり、これは果帽というものだそうです!ひとつ賢くなりました。
この後咲くお花は、残念ながら私は見られないかもしれません…。

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菜の花?からし? [アルザスワイン街道]

この時期、郊外に車を走らせると、広大な畑一面に鮮やかな黄色い花が咲いているのを見ることが出来ます。青い空、緑、茶、黄色の畑の対比がとても美しいのですが、いつも車で一気に通り過ぎてしまうのでじっくり楽しんだことはありませんでした。

moutarde.JPG

一度近寄ってみたかったこの黄色い畑に、今日ようやく近寄ることができました。見れば見るほど菜の花ですが、アルザスで油を造っているという話はききません。以前から「もしかして」と思っていたのがマスタードです。調べてみると、からし菜は同じくアブラナ科のようです。きっとこれはマスタードです(個人的結論)!

フランスではマスタードと言えばディジョン。でも、アルザスでもマスタードは製造されていて、この辺りのスーパーでは地元のマスタードを普通に買うことができます。アルザスらしい容器に詰められたものもあり、隠れた名産品です。以前先生から聞いた話では、ピリピリ感はディジョンが上で、アルザスのものは少しマイルドだということでした。

(今日のフランス語)  moutarde  からし、マスタード (女性名詞)

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水源地へ(3) リボーヴィレ(Carola) [アルザスワイン街道]

アルザスのレストランで出されているポピュラーなお水、Carola。このお水の水源地はリボーヴィレ(Ribeauville)というワイン街道の村にあります。

旧市街ではなく、ツーリストインフォメーションから5分ほど歩いたところにCarolaのプール(夏のみ営業)、その前に「Pavillon des Sources」と書かれた小さなあずまやがあります。源泉地はここのようです!

・・・が、閉まっていました!残念~。

carola-1.JPG carola-2.JPG

プールが開いていないから閉まっているのか、日曜だったからなのか、いつも閉まっているのかは定かではありません。。。

carola-3.JPGプールの横には水を詰める工場もあります。普通のお水は青、微発泡性のものが緑、強い発泡性を持つものが赤と色分けされています。アルザスのスーパーなどで買うことが出来ます。※ 写真(ボトル3本)追加(5月24日)

 Carola: http://www.carola.fr/

(関連ブログ) 水源地へ (1) コントレクセヴィル / (2) ヴィッテル

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いよいよ5月 [アルザスワイン街道]

今日はメーデー。いよいよ5月に突入です!この日、フランスの道端にはスズランを売る人々が各所に現れます。この日は誰でもスズランを売っていいみたいです。

アルザスの4月は前半は冬のような厳しさ、半ばに少し暖まったものの桜が散った後は曇りがちで、月末は寒い日々が続いていました。土曜(4月27日)にワイン街道に行ったところ、日中なのに気温5度の表示が出ていました・・・。天気予報では本日は少し気温が上がって最高気温は18度の予想です。

畑ではブドウの芽が出始めていますが、まだいかにも寒そうで、私がここに来た年、5月の末になっても寒く上着がなくて困ったことを思い出してしまいました。その年のブドウは、出来は良かったもののブドウの収穫量、ひいては出荷量が少なく、あまり手に入らなかった・・・。早く例年並みの気温に戻りますように!

vigne-2013avr-1.JPG vigne-2013avr-2.JPG
              (写真)4月下旬のブドウ畑にて

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