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2013ニューカレドニア その5(リビエル・ブルー州立公園) [バカンス]

引き続き、思い出に浸りつつ書く2013年ニューカレドニア旅行の記事です。
 → 2013年ニューカレドニア旅行記事一覧はこちら

ヌメアで現地ツアーを申し込み、名物ガイドの案内(日本語)でリビエル・ブルー州立公園(Parc de la Rivière Bleue)に行きました。9000ヘクタールもの保護区がある、鮮やかな色彩が印象的な公園でした。ヌメアからは約1時間で行けるようです。
ニューカレドニアといえば海!というイメージですが、土壌や植物について教えてもらいながら散歩し、バーベキューでおなかを満たし、珍しい鳥にも会えて、楽しかったです!

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リビエル・ブルー州立公園
https://www.nouvellecaledonie.travel/fr/grand-sud/yate/parc-riviere-bleue
*上記ページ右肩のメニューから言語を選べます

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2013ニューカレドニア その4(ウベア島) [バカンス]

引き続き、思い出に浸りつつ書く2013年ニューカレドニア旅行の記事です。
 → 2013年ニューカレドニア旅行記事一覧はこちら

この時はヌメアのアンスバタ地区を拠点にしていましたが、やっぱり島にも行きたいということで、日帰りツアーを使って「天国に一番近い島」と言われるニューカレドニアのウベア島(Ouvéa)に青い海を見に行きました!

ヌメアからウベア島までは、マジェンタ空港(Aerogare de Nouméa Magenta)から飛行機(air calédonie)で約35分です。

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ウベア島の空港では、レンタカーや路線バスはなさそうでした。現地ガイドがいるツアーにして良かったと思いました。しかも日本人の方だったので、ストレスがなく楽でした。

空港の前にあった彫刻は、独立のために戦った人たちのお墓だそうです。

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開いていればラッキーと言われた石鹸工場も見学できました。ココナッツの石鹸(ニアウリオイル入)をお土産に買いました。

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島の唯一の桟橋を歩きました。ドラム缶があって、確かに輸送用に使われているのだと思いました。海がとにかく透明できれいでした。

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その後、島の文化に触れる場所、青い洞窟と伝統的家屋を見学しました。洞窟の水は青く見えても透明度が高く、カラフルな魚が泳ぐ様子がよく見えました。結構深いそうです。

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続いて、昼食会場のレストランへ。天使のエビとサラダ、魚料理、デザート、ロゼワインというセットでした。

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レストラン近くの海です。天気が良かったこともあり、白い砂浜と、青のグラデーションがとてもきれいでした。

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この後は、ムリで自由時間でした。並木の向こうにあるムリの教会は、まるで絵の風景のようでした。

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遠方に、サンゴ礁が隆起してできたというレキンの絶壁が見えました。

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砂洲で遊んだり、海でちょっと遊んだりして過ごしました。なぜか犬が絡んできて困りました。後から聞いた話では、この島には狂犬病はないということでした。

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ムリ橋です。橋の向こう側には、いいホテルがあるということでした。機会があればゆっくり滞在したいものです。

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この辺りでウミガメが見られることもあると聞いていましたが、この日は大型の水生生物には出会えませんでした。

時間通りにお迎えの車が来て、レストランに戻ってティータイムを楽しみました。
(犬に遊ばれたこと以外は)鮮やかな海と自然を堪能した、のんびりした1日でした。

ニューカレドニアのサンゴ礁とそれに関連する生態系、美しい景観は「ニューカレドニアのサンゴ礁:環礁の多様性と関連する生態系」は2008年にユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されています。


2013年ニューカレドニア旅行記事一覧
ニューカレドニア その1(行程) / ニューカレドニア その2(カナール島) / ニューカレドニア その3(ヌメア) / ニューカレドニア その4(ウベア島) / ニューカレドニア その5(リビエル・ブルー州立公園)

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2013ニューカレドニア その3(ヌメア) [バカンス]

思い出に浸りつつ書く2013年ニューカレドニア旅行の記事の続きです。
 → 2013年ニューカレドニア旅行記事一覧はこちら

このときの拠点は首都ヌメア(Nouméa)。まだカナール島しか書いていなかったので、今回は町の景色を載せます。

現地ツアーも使ったりしたので、街歩きは数日にわたり細切れにちょこちょこしていました。一番たっぷり時間をかけた日は、宿泊していたアンスバタのホテルから、シトロン湾を経て、朝市の開かれる市場、ココティエ広場、F.O.L.の丘と、割と長距離を歩きました。

シトロン湾のあたりは、ホテルやお店がまとまっており、ビーチもあってコンパクトに楽しめそうなエリアでした。観光案内に載っているような素敵な写真は撮りそびれ、手元には単なる海の景色しか残っていません。

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市場の建物の一部です。天使のエビなどが売られているのですが、訪れたときは少し時間が遅かったので片づけ始めていました。

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街の憩いの場、ココティエ広場です。公園周辺にもお土産屋さんがいっぱいありました。この近くにはエルメスのお店があって、限定のカレ(スカーフ)があるという情報があったので寄ってみましたが、在庫確認はしてくれたものの売り切れていて残念でした。今はもうこのお店は閉店したという記事を見たことがあるので、立ち寄ったことは二度とない思い出になりました。

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こちらはサント・ジョセフ大聖堂です。中にも入れました。

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F.O.Lの丘からの景色です。てっぺんの建物に落書きがたくさんあって、ちょっとソワソワした気分になったのを覚えています。写真は薄曇り。スカッとした天気の日なら景色はもっと美しいのだろうと思います。

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帰りはバスに乗り、スーパーに寄りました。さすがフランス領、フランス本土と同じスーパーもあり、見慣れた商品もあって買い物がしやすく、フランスワインも充実していました。本土で使っていたスーパーのポイントカードを通してみたら、使えました!

ニューカレドニアならではのビールもありました。お土産に持ち帰りました。

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夕方には、アンスバタ地区のウアントロの丘にのぼるのがヌメア観光の定番のようなので、行ってみました。丘に上るのに結構時間がかかったので、時間には余裕をもって動くほうが良いと思いました。丘の上には大砲の展示もありました。

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夕日をしつこく見ていると、帰り道が暗くなってしまいます。ギリギリ明るいのもいいですが、人が減ってくるとちょっと寂しい気持ちになります。

こちらは海の夕焼けです。

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ヌメアでの食事は、ピザを持ち帰ったりスーパーに行ったりして部屋で気軽に摂っていたので、あまりレストランには行っておらず、残念ながら食事情報はあまり書くことができません。

唯一きちんといったレストランは、ル ミレッティ ガスコン(LE MIRETTI-GASCON)でした。この頃はフランス語を多少は話せたのでさほど不便はありませんでしたが、看板に日本語も書かれていたので、日本人には過ごしやすいと思います。地元の魚料理などをいただきました。


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今もトリップアドバイザーに載っています。コメントは賛否両論、意見は分かれるみたいです。高級レストランではなく庶民的なお店だったので、個人的には期待通りでした。

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2013ニューカレドニア その2(カナール島) [バカンス]

2021年あけましておめでとうございます。
本年ものろのろと書いていきます。

コロナ禍によりほぼ家の周辺から離れることなく過ごしているので、思い出に浸りつつニューカレドニアに行ったときの記憶をたどります。
 → 2013年ニューカレドニア旅行記事一覧はこちら

この時は、ニューカレドニア(フランス領、フランス語ではNouvelle-Calédonie)の首都ヌメア、中でもアンスバタ(Anse Vata)というエリアに宿泊していました。空港からのバスで行けたので楽でした。日本人がよく使うホテルや、お土産屋、レストランなどがたくさんありました。

エキゾチックな木彫りのあるレストランも。

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到着した日はあまり時間もなく、おとなしく近辺を歩く程度でした。
バスに乗っていた日本人観光客は多くが新婚さんという雰囲気でゴージャスなホテルで降りていきましたが、わがホテルはもうちょっとお手頃価格のところ。でも、海は見えました。近くの海に浮かぶのはカナール島。カナール、Canard、つまりアヒルの島…?

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翌日はカナール島へ行ってみることにしました。水上タクシーでたったの5分と、興味本位で手軽に行ける島です。水上タクシーに乗るときにちょっと足元が濡れた記憶があります。この時は100円ショップのサンダルを持参していました。カナール島の浜は珊瑚でゴツゴツしていたので、サンダル必須です。

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着くと同時に、住む島ではなくリゾート島なのだなと悟りました。ビーチに寝転ぶ人、シュノーケリングやパドルボードを楽しむ人々で賑わっていました。海は浅く、海辺でちょっと遊ぶにはもってこいで、海に顔を突っ込んで魚を探したりして過ごしました。

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カナール島からアンスバタ方向を見ると、こんな感じです。右側の山はウアントロの丘で、夕日スポットになっています。夕日の写真はまた次回。

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2013ニューカレドニア その1 [バカンス]

今年は日本国内でさえも長距離移動がままならないので、フランス領、ニューカレドニアの旅行(2013年)を振り返ってみることにします。
 → 2013年ニューカレドニア旅行記事一覧はこちら

日本からはエア・カラン(Aircalin)でヌメアまでひとっとび。苦労なく目的地にたどり着けました。
このときの旅程は以下のとおり。

1日目-2日目 東京~ヌメア
3日目 ヌメア(カナール島)
4日目 ウベア島
5日目 ヌメア
6日目 リヴィエール・ブルー州立公園
7日目 帰国

1週間で、まあまあ楽しめます。

ヌメア・トントゥータ空港(L'Aéroport International de Nouméa - La Tontouta)に着くと、もうそこは南国の雰囲気でした。2012年に改修されたと書いてあったので、かなり新しかったのだと思います。

N.Caledonie2013_Noumea_La.Tontouta.JPG

ボチボチ書いていきます!


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2017フランス南西部 その11 ポー(Pau)と1日遅れの帰国 [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

前回のブログに続き、最終日です。

この日は、フランス南西部の町バイヨンヌのホテルを出ようとしたらレンタカーが動かないという事件があり、思い通りの観光ができないまま昼になりました。大聖堂も土産屋も閉まり、マルシェも終わっていましたが、お土産をバイヨンヌで買うことにしていたので、お店が開くのを待って短時間でお土産を買いこみ、帰路の起点であるポー(Pau)に向かいました。

ちなみに、購入したお土産は、バスク地方の布、エスパドリーユ(Espadrille)の靴、ワイン(Domaine Arretxea)などでした。
布の参考情報です。

2017Bayonne-6.JPG

Euskal Linge(バスクの布)
 http://lingebasque.fr/en/

Tissage de Luz(バスクの布)
 https://www.tissagedeluz.com/en/Home/p1.html

この後、空港に行く前にポーの町をさっと観光しました。飛行機のチェックインの前にレンタカーを返却しなければならなかったため、ポーではほぼ走っていました。

車を置いて旧市街に行くと、高台にポー城がありました。結構大きくて立派なお城です。

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ポーは高低差のある町です。
少しわかりづらいですが、下の写真の右手の城壁の上にお城があり、真ん中に庭があり、その下に低地側の家々の屋根が見えます。この庭を挟んで何十メートルも高さが違うわけです。

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お城近くのテラスからはピレネーの山々を見渡すことができます。

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高台には大聖堂もありました。この周辺は色が統一されていて、町並みがきれいでした。

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低地と高地の往来には短いケーブルカーに乗るのが便利です。
2台のケーブルカーが急こう配をすれ違いながら上下します。

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ポーの町の滞在時間は短かかったですが、現地のお土産としてフランシス・ミオのお菓子を買おうと思っていました。空港のお土産屋と合わせて、ジャムとCoucougnettesというお菓子を買いました。このお菓子は、私にはだいぶ甘かったです。

フランシス・ミオ(フランス語ページ)
 https://www.francis-miot.com/
*フランシス・ミオのジャムは、楽天市場などでも購入できるようです。

町から空港はそんなに遠くなく、レンタカーも時間までに返却できましたが、チェックインカウンターに着くと、「飛行機が遅れている、乗り継ぎは間に合わないと思う」と説明されました。予約していたパリ(オルリー)行き18:40の便は小さい空港では最終に近い便で、もう乗り継げないということで親切な案内もありましたが、とにかくパリに行くことにして飛行機を待ちました。

土産屋はすぐに見終わってしまい、ベンチで乗るはずの機体を眺めていると、後から飛んできた飛行機が先にオルリーに飛ぶことになり、人々が右往左往しました。実際に先に飛んだ便に乗れた人がいたのかいなかったのかはわかりません。後発のはずの20:10のフライトを見送るころにはもう薄暗くなっていました。

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機体に問題があったのか、結局、当初1時間遅れとされていたフライトは2時間遅れになりました。オルリー空港につくと、まずはエールフランスのカウンターへ。エールフランスの補償についてはいい噂を聞かないのであまり期待していませんでしたが、名前を伝えるとあっという間に翌日の帰国便が手配され、タクシーとシャルルドゴール空港(CDG)のホテルのバウチャーが出ました。

タクシーに乗ると、ほどなく渋滞につかまりました。のろのろ、ノロノロ・・・CDGはこんなに遠いのかと思いました。運転手ももう、ハンズフリーで電話をかけていたほどグダグダでした。やがて、さかさまになった車が右手に現れると車がスムーズに流れはじめ、ほどなくしてCDGのibis(赤)ホテルに到着しました。

部屋に着いたときには23:30を回っていました。この日は朝の車の故障から始まり、走り回った挙句に帰国便を逃し、もうクタクタだったので、ホテルを手配してもらえたのはありがたかったです。空港内なので翌日はほぼ移動せずに済むし、夕食としてサンドイッチや飲み物のセット、翌日の朝食もついていました。エールフランスの対応は、思ったより良かったです!

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翌日の帰国便も30-40分遅延したものの、日曜のうちに帰着できました。もともと土曜着で旅程を組んでいたのは幸いでした。

今(記事掲載日時点)は渡航自体が難しい時代・・・この時、いくらかケチはついたものの、山の上にある修道院や美しい山々、観光列車や可愛らしい町並みを一気に体感できたことは今となっては貴重な、懐かしい思い出です。
またいつか、安全に旅行に行ける日が来ることを願うばかりです。


2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国








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2017フランス南西部 その10 バイヨンヌ2(Bayonne) [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

前回のブログでは、バイヨンヌに着いた日の夜の食事とホテルなどを書きました。今回は、到着翌日のお話です。

今思うと、この時泊まったHôtel des Basses Pyrénées(オテル・デ・バス・ピレネー)はとても良いホテルでした。

Hôtel des Basses Pyrénées
 https://hotel-bassespyrenees-bayonne.com/

一泊して翌日は、この旅行の最終日でした。

朝ごはんをホテルで食べると何といっても時間がかかってしまうということで、我が家では旅行の際に小さいポットをもって行って(変圧対応です)、部屋でスープを飲んだり現地で調達したサラダとパンを食べたりすることが多く、この日もさっさとチェックアウトして荷物を車におき、バイヨンヌを散策する予定でした。

しかし!なぜかトラブルの多い我が家の旅行…
車に荷物を載せようとしたら、鍵が反応しない!借りていたのはベンツ。高級車だし古くないから壊れるはずはない…鍵の電池切れかな?と思ってキーから細い鍵を引き抜き、物理的には開けられたものの、結局のところ、エンジンがかかりませんでした。

何度かトライした後すごすごとホテルに戻り、車壊れた…とレセプションのお姉さんに泣きつくことになりました。ホテルで手配してくれた駐車場でのトラブルということもあり、嫌な顔一つせず電話をかけてくれました。どこかに電話する~何分かまたされる~またつなぐ~またされる~(さすがフランス)でやけに時間がかかりましたが、彼女はまったく機嫌が悪くなることなく、受話器を肩に挟んだまま、淡々と受付業務をこなしていました。
神対応でした。

さらには、隅っこで荷物を抱えて小さくなっている日本人が哀れだったのか、食事を頼んでいなかったのにパンやジュースまで持ってきてくれました。あと30分ぐらいで来るって。などと言ってくれていたけれど、(フランスではありがちなことですが)結局2時間ぐらい待ったと思います。前回掲載したポルト・デスパーニュの写真は、この待ち時間の間に撮影したものです…。

ようやく修理屋がくるとベンツはあっという間に起動しました。この人もとてもご機嫌で、新しいエンジンはこういうこともあるからしばらく止めないように。どこか走ってきて!と言われ、あてもなく車を走らせる羽目になりました。

バイヨンヌ周辺には、避暑地として有名な町がいくつかあるので、せっかくだからビアリッツ(Biarriz)に行こう、ということになりました。海が美しく、ブランドショップが並ぶ通りもあり、高級感のある街でしたが、何せ止めないでくれと言われているのでそろって降りるわけにいかず、駐車場近辺(駐車はしない)から一人走って写真を撮りに行くような状況でした。

天気が良かったので、海岸線沿いは真っ青ですがすがしい景色が広がっていました。ビアリッツでゆっくり過ごすバカンスというのも優雅です。

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「聖母の岩」にかかっている橋は、エッフェル塔で有名なエッフェル氏が設計したものだそうです。岩の上には聖母マリアの像があります。近くから写真を撮るのが精いっぱいでしたが、橋を渡っている人もたくさんいました。

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次回この地方に行くことがあれば、また違う形で訪れたいです。

そこそこ走ったので、バイヨンヌに戻ることにしました。バイヨンヌには、立派な大聖堂もあるし、有名な生ハムも食べたい、鮮やかな布も見たい、骨董市も…と期待して行ったはずでしたが、修理を今か今かと待っていた2時間のダメージは大きく、昼にかかってしまったために骨董市はたたまれ、大聖堂も店の多くも閉まってしまいました(南はシエスタの風習がより濃いのです)。外から見る大聖堂、ガラス越しに見る商品の数々…変な思い出が残りました。最終日で飛行機の時間が決まっており無理もできないので、かろうじてあいていた肉屋で生ハムを買って食べながら街を歩き、川べりでチョコレートドリンクを飲み、店が開いたらすぐ土産を買って、バイヨンヌを後にしました。もちろん、バイヨンヌを出る前に、ホテルのレセプションのお姉さんに、多めのチップを渡しました。ちなみに、保険に入っていたので、修理代はかかりませんでした。

以下、バイヨンヌの景色をいくつか。
ユネスコ世界遺産、サント・マリー大聖堂(Cathédrale Sainte-Marie de Bayonne)です。このクリーム色は、土地の石の色なんだろうなと思います。街も同じような色のように思いました。中が見られなくて残念でした。

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施設には入れませんでしたが、バイヨンヌは、街の景色だけでも素晴らしいのです。
カラフルな木骨組みの家並み。

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城塞の街の雰囲気を残す街の入口。

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川沿いに並ぶ木骨組みの家々の写真は、ガイドブックにもよく載っています。

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バイヨンヌは、機会があったらまた行きたいです。次はサン・ジャン・ド・リュズなどにも立ち寄れたらいいなと思いました。

次回は、最終日後半です。疲労度Maxです!


2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国

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2017フランス南西部 その9 バイヨンヌ(Bayonne) [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
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バスク地方のリューヌ山(La Rhune)でかわいらしい登山列車に乗った後は、この日の宿泊地、バイヨンヌ(Bayonne)へ向かいました。

この日の宿泊は、城塞のホテル Hôtel des Basses Pyrénées(オテル・デ・バス・ピレネー)でした。

Hôtel des Basses Pyrénées
 https://hotel-bassespyrenees-bayonne.com/

バイヨンヌは、着くとすぐ町が城壁で囲まれていたんだなということが実感できる町でした。大きな城塞も残っていますが、ホテルもレンガを積み上げた構造になっているらしく、古い塔らしい形が残っていました(階段室みたいでした)。ただ、お部屋の中は普通のホテルで寒くもホコリっぽくもなく快適でした。
チェックインの前に一度フロントへ行って、城塞の中にある駐車場に車を入れました。

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チェックインのあとは、食事です。時間的に遅めだったので、ホテルの地上階テラスで夕食を食べることにしました。

まずは地元のワインとおつまみから。このおつまみがやたら美味しかったのを覚えています。うっかり落としたけれどすぐさま口に入れてしまいました…。このとき飲んだワインも、翌日ワインショップで購入して持ち帰りました。
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お魚、カモも盛り付けも味も満足でした。さほど期待せずに行ったのに、気取らずに入れて美味しくて、とても印象に残りました。

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ちゃっかりスイーツまで食べたころにはもう深夜になっていました。

翌日、ホテル向かいの城壁を歩いてみました。こちらの写真はポルト・デスパーニュです。

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門をくぐると駐車場、グラウンド、テニスコートがありました。乗ってきたレンタカーは、このグラウンドの下にある地下駐車場に停めてありました。

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この後トラブルに巻き込まれるなどとは考えつきもしない、優雅な夜でした。



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2017フランス南西部 その8 ラ・リューヌ登山鉄道(Petit Train Rhune) [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
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ピック・デュ・ミディを堪能した後、フランスの南西部の海岸のほうに向かいました。この辺りには、サン・ジャン・ド・リュズ(Saint-Jean-de-Luz)、バイヨンヌ(Bayonne)、ビアリッツ(Biarriz)など有名な観光地がたくさんあります。

この日の2つ目の目玉は、リューヌ登山鉄道、バスク地方のリューヌ山(La Rhune)を登る小さい列車に乗ることでした。リューヌ山はスペインとフランスの国境にまたがっているので、頂上からは2つの国が一望できるのだそう。ハイキングにもいいらしく、片道2-3時間とのことでした。

リューヌ登山鉄道(Le Train de la Rhune)
 https://www.rhune.com/
* 掲載日時点で、新型コロナ感染拡大の影響により列車は運休しています。

車を止めるのに苦労して、すぐには列車に乗れなかったので、エスプレット(Esplette)のトウガラシなどのお土産を見たり、名物ガトー・バスクなどを食べながら時間をつぶしました。

ゲートがあくと、一目散に乗り場へ!長く待ったので、窓際を確保できました。2両編成の、可愛い列車です。

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コトコトと上っていく列車からは、海岸がきれいに見えました。サン・ジャン・ド・リュズも見えていたと思います。途中で、上から下ってくる列車とすれ違いました。

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山にはたくさんの動物たちがいました。
下の写真はバスク地方原産のポニー、ポチョック(Pottok)と思われます。NHKテレビ「旅するフランス語」(掲載日時点で再放送中)でナビゲーターを務めるポチョックというキャラクターもこのポニーがモデルです。

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暫く上っていき、列車が止まったと思ったら!羊が線路をふさいでいました。運転手が汽笛を鳴らしたり大声で追い立てたりして、道を開けてもらいました。
下は、山頂に近づいたころに撮った写真です。羊の群れと山と海です。気分は爽快でした。

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ついに山頂に到着。
山頂の展望台からフランス側を見おろせます。それなりにたくさん人はいましたが、混雑はしていませんでした。

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スペイン側も牧歌的な風景…なんて言っていられないぐらい、あっという間に怪しげな雲がかかり始めました。

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レストハウスもありましたが、周囲はどんどん白くなり、お茶を飲むとか土産を買うとかいった余裕はありませんでした。

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てっぺんの鉄塔も見えたり見えなかったり。ほぼ真っ白になってきたので、帰ることにしました。

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最後の列車の時刻も近づいていたので、駅には長蛇の列ができていました。少し並びましたが、無事にすぐの列車に乗ることができました。

NHKテレビの「旅するフランス語」でバレエダンサー柄本弾さんが訪問されていたときも、頂上は曇っていました。山の天気は変わりやすいんだなと実感すると同時に、同じような経験をした柄本さんたちにちょっぴり親近感がわきました。

ふもとについてから、列車をもう一度撮影です。山を下り終えるころには、すっかり晴れていました。

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NHK「旅するフランス語」で柄本弾さんがリューヌ登山鉄道に乗った回が放送されたのは2020年3月。2月にはガトー・バスクなどの紹介や、地方のお土産の紹介がありました。今のシリーズでは、2020年8-9月の放送で懐かしい風景が見られそうです。


2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国








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2017フランス南西部 その7 ピック・デュ・ミディ(Pic du Midi) [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
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フランスとスペインの国境、世界遺産のモン・ペルデュのふもとの村ガヴァルニー(Gavarnie)を出発してから、ピック・デュ・ミディ(Pic du Midi)に行くことにしました。私のガイドブックには載っていなかったと思いますが、山の上にある天文台です。青空に白い天文台が映え、すがすがしいパノラマの山々が広がっており、とても気持ちのいい場所でした。おススメです!車がないと行きにくいので、レンタカーは必要と思います。

ガヴァルニーからいくつか小さな町を通り過ぎた後は、さわやかな山々の風景が続きました。でも、山の中の細い道を通るのではなく、整備された道なのでかなり快適です。冬はスキー場だったりするのだろうと思いました。

自転車の人たちにとっても良いコースみたいで、途中、Col du Tourmalet(標高2115m)という場所には自転車をこぐ人のオブジェもありました。ツール・ド・フランスゆかりの人のようです。
ここで一息つくサイクリストも多く、ポーズをとって写真を撮ったりしていました。

Pic.du.Midi2017_Col.du.Tourmalet.JPG

近くでくつろぐアルパカは、大きく口を開けて、威嚇しているのかあくびしているのか…
一息つくにはいいところでした。

Pic.du.Midi2017_Col.du.Tourmalet2.JPG

ピック・デュ・ミディのふもとには小さな町があります。駐車場付近では我が物顔で羊が歩いていました。ここからロープウェイに乗ります。朝早めだったので客は少なく、ほぼ貸し切りでした。

Pic.du.Midi2017_telepherique.JPG

山を越えた先にピック・デュ・ミディがあります。写真ではわかりにくいですが、てっぺんの手前に、別の山があります。しかもこの先で一度乗り換えますが、その地点はまったく見えていません。高所なので、乗換地点で高山病になってしまいうずくまっている人がいました。標高の高い場所が苦手な人は要注意です。

Pic.du.Midi2017_telepherique2.JPG

てっぺんから見るとゴンドラはこんな感じです。

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公式サイトによると乗車時間は15分、頂上は2877mです。険しい山々を超えた先から見るパノラマの風景、青空に映える天文台、とても気持ちの良い場所でした。中には歴史の紹介もあり、昔、ここを切り拓き観測所を作った人たちの苦労がしのばれました。展示の星空の風景もキレイでした。
また、頂上の売店で切手と葉書を買い、自宅宛てにポストに投函しました。いい記念になりました。

Pic.du.Midi2017.JPG

ごく一部だけですが、パノラマ写真です(手すりが写ってしまいました)。見渡す限り、山、山でした。ここから見る星空はさぞ美しいだろうと思います。

Pic.du.Midi2017_panorama.JPG

ピック・デュ・ミディ ロープウェイ(フランス語)
https://picdumidi.com/fr/pic-du-midi/le-telepherique


2017年フランス旅行記事一覧
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