近郊のマルシェ･ド・ノエル（トゥルクハイム）

今日はアルザスワイン街道沿いの村、トゥルクハイム（Turckheim）のクリスマス前の様子を書くことにします。この村では夏（5月～10月）には毎晩「夜回りおじさん」（Veilleur de Nuit）が町を回り、角ごとに歌を歌う風習があります。中世の雰囲気をよく残す村です。

トゥルクハイムではマルシェ･ド･ノエルという名称は使っておらず、Webなどでは「Les rendez-vous de Noël」などと書いてあります。実際、町にはいくらか小屋は出ていましたが、規模は小さく「マルシェ」というには少し寂しい感じでした。色々な展示も行われているようですが、この村の目玉は何と言っても大きいアドベントカレンダー（Calendrier de l'Avent）です。

　　

カトリックではクリスマス前の4週間を待降節（avent）というそうです。アドベントカレンダーは、クリスマスまでの日数を数えるものであり、待降節の間に毎日一つずつ窓を開けていくのが定番です。フランスでは11月下旬にチョコレートが入ったアドベントカレンダーが出回ります。きっと子供はチョコにつられてクリスマスの意味を覚えていくんでしょうね･･･。

BRAND門から町を出てグランクリュBRANDのブドウ畑のあたりまで上ると町を一望することができます。町は谷底にあるようにも見え、雪が降ると寒々しいですが、寒い時期だからこそイベントを催して楽しく過ごそうということなのかもしれません。アドベントカレンダーの最後の窓は12月24日に開く予定です。

トゥルクハイムへは、コルマール（Colmar、ストラスブールから急行で40分弱）から列車が出ています。

追記：　全部の窓があいたアドベントカレンダーも見てきました（2013年1月5日）。
　　　　　＊　写真をクリックすると少し大きめのサイズで見られます。

（参考）
　　トゥルクハイムのオフィス･ド･ツーリズム：　http://www.turckheim.com/
　　トゥルクハイムのアドヴェントカレンダー：　12月1～24日、毎日17時

（関連ブログ）
　　近郊のマルシェ･ド･ノエル（カイゼルスベルク）
　　近郊のマルシェ･ド･ノエル（リクヴィル）
　　夜回りおじさん（トゥルクハイム）
　　ストウブ（staub）の鍋
　　トゥルクハイム、ニーデルモルシュヴィル（ワイン街道）

（近郊のマルシェ･ド･ノエル関連ブログ（2012年12月版））･･･フランス
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