トゥルクハイム、ニーデルモルシュヴィル（ワイン街道）

昨日書いたマンステールの帰りに、アルザスワイン街道沿いにある町に寄ってみました。ひとつ目はトゥルクハイム（Turckheim）です。ワイン街道沿いに走ってくると正面ともいえる門が見えます。中に入ってみると緑色の屋根を持つ教会と木骨組み（コロンバージュ）の家が目に入ってきました。絵に描いたようなかわいらしい雰囲気の町です。

基本的に壁で囲まれた町で、周囲にブドウ畑が広がっていました。町にはいくつかの門があります。最初に見た門の名前はPorte du Brandでした。この町で作られているグランクリュワインGrand Cru Brandと同じ名前です。グラン･クリュの名前は畑の名前なので、恐らくグラン･クリュのブドウ畑がこのあたりにあるのでしょう。

ブドウ畑にも近づいてみました。5月初旬ではまだブドウの木はさほど大きくはなっていませんが、小さなつぼみのようなものを見つけました。プチプチとたくさんついているものが一粒一粒のブドウになるのかな･･･？まだ葉っぱも少なく背も低いのに、木はもう花を咲かせ、実をつける準備をしているようでした。


斜面にあるブドウ畑のほうから見たトゥルクハイムです。出かけるとよく曇るんですよね･･･。今回は休日でワイン生産者のお店はほとんど閉まっていたのですが、Cave de Turckheimが開いていたので、ちょっぴりワインを買ってしまいました。


トゥルクハイムを後にし、隣町ニーデルモルシュヴィル（Niedermorschwhir）に行ってみました。ここもやはりワイン街道の町です。コロンバージュの建物が綺麗に並んでいます。ワインカーブもあるようです。



この町でワイン以上に有名なのはクリスティーヌ・フェルベール（Christine Ferber）さんが作るジャム（Confiture）です。あまりに有名なジャムの本拠地はここです。フェルベールさんのお店は市庁舎（町役場？）の隣にあります。噂によるとここの店では味見もできるそうです。（この日はお休みでした）


最後に、フェルベールさんのお店の名前にあった「Trois Epis」というところに向かいました。矢印が出ているから名所かと思いきや、特に何があるわけでもない村の名前でした。老人が多く、寂れた雰囲気で、ポストカードの写真は普通のパティスリー。一応、晴れた日には遠くの山が見えるそうです。
微妙･･･。


（今日のフランス語）　　Epi(s)　　穂　（男性名詞）

クリスティーヌ･フェルベール氏の店：　http://www.christineferber.com/Christine-Ferber.html
　＊　このジャム、ストラスブールのギャラリーラファイエット、カフェRECK、KIRNでも購入できます。