SSブログ

オペラ「魔笛」 in Strasboug [音楽]

Broglie121112.JPGフランスでオペラ、となるとパリのオペラ座をイメージしますが、一応ストラスブールにもオペラ座(Opéra National du Rhin*)があります。今シーズンは40周年ということもあってか、気張った演目が用意されているような感じがして、私も発売初日にチケットを買いに出かけました。


買った演目の一つはモーツァルトの「魔笛」でした。初演の12月7日に席を取ることができた(というか発売初日にしてここしか空いていなかった)ので、先日行ってきました!3階の一番後ろの席でどの程度見えるかが心配でしたが、行ってみるとほぼ正面だったので舞台は問題なく見ることが出来ました。

舞台は古代エジプト・・・のはずだったんですが、今回は新たな演出ということで、かなり現代的なアレンジがなされていました。服装はもちろん、王子が銃を握っていたり、鳥刺しのパパゲーノが古い飛行機に住み、缶詰を食べていたり、指紋認証の研究所(?)になったりと、古代エジプトの設定は消え去っていました。ところどころに映像も使われていました。

衣装や道具は現代的ではありましたが、ストーリーや音楽は変わりません。誰でも耳にしたことがある有名なアリアを生演奏にのせて生の歌声で聴くことができました。歌うのが大変に難しい超絶技巧を要する曲が盛り込まれているということもあって、観客も熱い拍手を何度も送っていました。ハッピーエンドなので物語はすっきりした形で終わりました。

ただ・・・少し嫌だなと思ったのは王子たちが水の試練を受ける場面です。ここでは正面の丸い木の部分に映像が投影されたのですが、使われた映像が1年9ヶ月前に起こった東北大震災の津波の映像だったんです。確かに地震や津波を乗り越えることは人類にとって大きな試練と言えるかもしれません。でも、黒い波が堤防を乗り越え、船や家をなぎ倒していく映像、まさにそこで人が死んでいったであろう映像をオペラで見るなんて、不愉快でした。

そんなわけで、物語や音楽、コミカルな演出までは良かったのですが、この舞台では何か嫌な気持ちが残ってしまいました。次に魔笛を見る機会があるなら・・・オリジナルバージョンで見たいです。

 * Opéra National du Rhin (OnR): www.operanationaldurhin.eu

出演者等のリスト


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

今シーズン初のコンサート [音楽]

11月の終わりに、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート(Orchestre Philharmonique de Strasbourg)に行ってきました。私にとっては今シーズン初のコンサートでした。

今回は交響曲はなく、下記4曲で構成されていました。
  ワーグナー ローエングリン 第一幕への前奏曲
  ブルッフ スコットランド幻想曲
  ハチャトゥリアン 組曲「仮面舞踏会」
  ストラヴィンスキー 組曲「火の鳥」

短めの曲が多いためか、今回はオマケもたっぷりで、スコットランド幻想曲の後にはヴァイオリニスト(Ning Feng)がアンコールにこたえて2曲を披露してくれました。いずれも高度な技法が必要な曲で、観客たちはそのテクニックに賛辞の拍手を贈りました。更に、最後の曲「火の鳥」の後にもオーケストラが1曲奏でてくれました。いつもはあっさり終わるので、嬉しいサプライズ(?)でした。

ハチャトゥリアンの仮面舞踏会は、フィギュアスケートで浅田真央選手や織田信成選手が使ったこともあるので、「ワルツ」には自分なりのイメージがありました。ストラヴィンスキーの火の鳥は今年の大聖堂の夏のショーに使われていたし、スコットランド幻想曲はCDを持っていたようで、これらにもやはりイメージが出来上がっていました。

楽譜の解釈の仕方は様々なので演奏は色々あって当然だとは思いますが、今回はいずれも私の持つイメージとはだいぶ違った演奏でした。ねっとりした感じが残ったのに加え、これまでに比べるとオーケストラの仕上がり具合がいまひとつのような・・・。指揮者が引き出そうとしている音には達していないかもしれないな、とぼんやり思いました。

まあそんな印象ではありましたが、一番最後はきれいにまとまっていて、期待していた通りの音で演奏会は終わりました。終わりよければ全て良し。この日は、同じ曲で終了した今夏の大聖堂のショーの思い出に浸りながら帰路につきました。

(演奏会詳細)
 Programme :
   Wagner : Lohengrin, prélude de l'acte 1
   Bruch : Fantaisie écossaise pour violon et orchestre op. 46
   Khachaturian : Mascarade suite
   Stravinsky : L'Oiseau de feu suite
 Direction : Muhai Tang
 Violon : Feng Ning
 Orchestre Philharmonique de Strasbourg
 29 Novembre 2012, Salle Érasme, Palais de la Musique des Congrès

(今日のフランス語)  feu  火 (男性名詞)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

コンサート(ベートーベン) [音楽]

4月20日(金)、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団(Orchestre Philharmonique de Strasbourg)のコンサートに行ってきました。今季私が買ったチケットはこれで最後です。

今回のプログラムはベートーベンのみで、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」と交響曲第3番「エロイカ」(もしくは「英雄」)という2本立てでした。

交響曲第3番「エロイカ」は、当初ナポレオン・ボナパルトに献上するつもりだったようです。最終的に改題されてしまっています。また、ピアノ協奏曲第5番は「皇帝」と呼ばれますが、実はこのタイトルは本人がつけたものではないとか。背景はよくわかりませんが、どちらも有名な作品です。個人的には、2曲とも何となくナポレオンを想起させるため、フランスでの演奏会にふさわしい選曲だと思いました。

ピアノ奏者はニコライ・ルガンスキー(Nikolai Lugansky)氏でした。音の粒がきれいでした!この協奏曲は結構長いから演奏者も疲れたろうに、アンコールに応えて「主よ、人の望みの喜びよ」(バッハ)も弾いてくれました。観客は大喜び!会場で売られていたCDを買った人もいました。確実にファンが増えましたね~。

いずれの曲も長くて少し疲れたりもしましたが、夫は大喜びでした。彼曰く”どんぶりでガッツリご飯を食べた感じ”だそうです。私にはよくわからない感覚ですけれども…。

曲目等:
 Ludwig van Beethoven
  ・Concerto pour piano et orchestre no5 en mi bémol majeur L'Empereur op.73
  ・Symphonie no3 en mi bémol majeur Sinfonia Eroica op.55

 direction: Marek Janowski
 piano: Nikolai Lugansky

 Orchestre philharmonique de Strasbourg
 PMC Salle Erasme (Strasbourg)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

2012年初のコンサート:「展覧会の絵」他 [音楽]

私にとって今年初めてのコンサートに行ってきました!夜の気温は予報ではマイナス7度で、行き帰りは耳がちぎれそうな寒さでした…。さて、今回も毎度のごとくストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会でした。曲目はムソルグスキー「展覧会の絵」とラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」と有名なものが揃っており、聴くのをとても楽しみにしていました。

1曲目はラフマニノフのピアノ協奏曲でしたが…最初は曲がこぼれ落ちてバラバラになるような感覚がありました。どうもオーケストラとピアノがずれているような感じではらはらしました。最後はちゃんとピアニストと指揮者が目を合わせ、タイミングもぴったり合って綺麗に終わっただけに、最初がちょっと残念でした。でも、ピアニストの熱い情熱みたいなものは伝わってきました。体全体を使った勢いのある演奏で、お尻が頻繁に浮き上がっていたし、ペダルを踏み込む音が聞こえたような気がしました。とても体力を使ったろうと思いますが、協奏曲の後、アンコールに応えて1曲弾いてくれました。協奏曲とは打って変わって繊細な曲でした。

もう一つ残念だったのは周囲の観客です。前方のおじいちゃんは第1楽章の間ずっとごほごほと咳き込んでいました。そして21時になると携帯電話を取り出し、奥さんに時間を見せました。音は鳴らなかったんですが、暗い中ではモニターの光は目立つんですよね。電源を切るのがマナーのような気もするし…。そして今度は奥さんがカバンをガサガサといじり、水と薬を取り出し始めました。薬を取り出すプラスチックだかアルミだかの音がメキメキと音を立てるのがとても気になりました。しかも一粒じゃないからしつこい!周囲の人も迷惑そうに振り返ったり横を向いたりしていました。そういえば秋に来た時にもこの人たちが同じようなことをしていた気がします。演奏中に飲むことがわかっているんだから、別のケースに入れるか何かして音を立てないよう工夫していただきたいです!

同じ列の2,3人向こうに座っていた人も結構気になりました…フーフーと息をたてているので寝ているのかと思ったら、単にやたら太ったおじさんでした。多分太りすぎて息をするだけで結構な音が出るんですね。イビキではありませんでしたが、こちらは止めようがないのでずっとフーフーいっていました。昨日はツイていなかったみたいです。

さて、後半は「展覧会の絵」でした。会場となっているホールの響きはこの曲に良く合っているように思いました。聴いたことはあっても背景は気にしたことがありませんでしたが、Wikipediaなどで見るところによると10枚の絵の印象がこの曲にまとめられているとか。様々な絵があったのでしょう、時におどろおどろしかったりエキゾチックだったり、ついでに本人が歩く場面「プロムナード」も挟まっているという面白い曲です。最後は金管楽器や銅鑼などが鳴り響き、気持ちよく終りました。

演奏後、拍手が沸き起こっている間にチェロのトップとサイドの2人が立ち去って変だなと思っていたら、再度出てきた2人が向かったのはチェロの3列目にいた演奏の前でした。大きな花束とワインらしき箱が手渡されると大きな拍手が起こりました。多分、この日が最後の演奏だったのだろうと思います。受取った人は顔が真っ赤になっていて、多分泣いていたのかな、と思います。この人の演奏を聴くのは今日が最後だったんですね。この様子を見て、私はこの楽団の音楽を何回聴けるかな、という気持ちが頭をかすめました。

演目等: Serge Rachmaninoff
   Concerto pour piano et orchestre n° 3 en ré mineur op. 30
 Modest Moussorgski
   Tableaux d’une exposition (orchestration Leo Funtek)

 Petri Sakari (direction)
 Philippe Bianconi (piano)
 Orchestre Philharmonique de Strasbourg
 PMC SALLE ÉRASME

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

大晦日のコンサート [音楽]

ストラスブール・フィルハーモニック管弦楽団の大晦日のコンサート(Concert de la Saint-Sylvestre、Saint-Sylvestre=大晦日)に行ってきました。このコンサートのチケットは12月1日からしか発売されず、出遅れてしまったのですが、後ろから2列目とはいえ中央に近い席で見ることができました。開始はいつもよりちょっぴり早い20時でした。楽団の人も家で新年を祝うんでしょうね。

PMC.2011sylvestre.jpg1年の締めくくりということで、気のせいかこの日はめかしこんでいる人が多かったようです。舞台もいつもとは違う色の照明が使われ、舞台上に飾りも用意されていました。もちろん、いつもよりお値段の方も少々高かったのですが…。短く明るい曲がたくさん盛り込まれていて、時に手拍子なども沸き起こったりする、陽気で楽しいコンサートでした。アンコールも2曲用意されていて、見ごたえ十分でした。

rose.2011sylvestre.JPG終了したのは22時半ごろでした。大晦日の夜は少々物騒で、夫が数えたところによると、帰りに会場から数百メートル歩いた間にパトカーが6台も通ったそうです。お金をほとんど持たず、身分証も最低限にしていたのですが、大晦日の夜はちょっと不気味ではありました。無事に帰れて良かった…。

コンサート会場をでる時、女性客に白いバラを一本ずつ配っていました。2011年最後のプレゼントになりました!

Concert de la Saint-Sylvestre
 開催日:2011年12月31日(土)
 場 所:PMC Salle Erasme
 
 Le Violon Diabolique
 指揮:Gisèle Ben-Dor、ヴァイオリン:Gilles Apap、アンサンブル:Ensemble Bluegrass*
   * banjo:Jean-Marie Redon, mandoline/violon:Thierry Lecocq,
     basse:Sharon Lombardi

  Aaron Copland
    Hoe-down, extrait du ballet Rodéo
  Irish Traditional
    Never was piping so gay
  George Gershwin
    Un Américain à Paris, pour orchestre
  Bruegrass
    Old Dangerfield, Road to California, Hangman's Reel, Stoney Creek
  -----
  Béla Bartók
    Danses populaires roumaines pour orchestre BB76,Sz68(No.1-7)
  Maurice Ravel
    Tzigane, Rhapsodie de concert pour violon et orchestre
  Béla Bartók
    Rhapsodie pour violon et orchestre No.2 BB96b Sz90
  Pablo de Sarasate
    Airs bohémiens (Zigeunerweisen) Op.20
  Antonín Dvořák
    Danses slaves op.46 (extraits)


  
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

オペレッタ「こうもり」 [音楽]

今朝、不規則なポタ、ポタ・・という音が聞こえるなと思ったら、もうっすら雪が積もっていました。昨日より地面は白いようでしたが、午後は雨になり、雪はほぼとけました。ただでさえ日照時間が短いのに天気が悪いとどうもうす暗くなってしまいます。少しは晴れると良いのですが…。

さて、昨晩、オペレッタ「こうもり」を見に行ってきました。ヨハン・シュトラウスの軽快な音楽に合わせてたくさんの人たちが踊り歌う陽気な演目(喜劇)で、舞台が大晦日であることから、年末に上演されることが多いそうです。題名は「Die Fledermaus」というぐらいで、セリフはドイツ語でした。

座席は以前オペラを見に行った時とごく近くでしたが、1列目で少しだけ中央に寄っていただけでとてもよく見えました。グレードを2段階あげた価値はありました。もう少し中央寄りの2列目も空いていましたが、受付のおばさんの推薦通り、少し脇に寄っても1列目にして良かったと思います。

内容はさっと読んでいきましたが、ドイツ語の歌とフランス語の字幕はきつかったです。ちょっと睡眠不足だったこともあって眠たくなってしまいました…。第3幕の最初には看守役が楽しいことをペラペラしゃべっていたようなのですが(この辺はフランス語)、字幕もなく全然わかりませんでした。クリスマスネタも盛り込まれていたようでした。周囲はアハハハ!と言っていたのに取り残されてしまいました。うーん実力不足ですね。外国人が歌舞伎を見る時もこんな感じなのかなと想像してします。難しい。。。

最後は歌って踊って万事うまくおさまり、観客席からは盛大な拍手が贈られました。多くの人が踊るので、出演者は大変かもしれませんが、普通のオペラより軽快で楽しいものでした。今年は辛いニュースが多かったですが、多くの人がこのオペレッタのように楽しく年末を乗り切れますように!

(参考)
 Opéra national du Rhin   http://www.operanationaldurhin.eu/
(今回の出演者等)
 Direction musicale / Roland Boër, Vincent Monteil (20/01)
 Mise en scène / Waut Koeken
 Décors / Yannik Larivée
 Costumes / Susanne Hubrich
 Lumières / Nathalie Perrier
 Mouvements / Joshua Monten

 Gabriel von Eisenstein / Thomas Oliemans
 Rosalinde / Jacquelyn Wagner
 Adele / Hendrickje Van Kerckhove
 Dr Falke / Wiard Witholt
 Alfred / Christian Baumgärtel
 Frank / Rainer Zaun
 Prince Orlofsky / Isabelle Druet
 Frosch / Jean-Pierre Schlagg

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

ストラディバリウス [音楽]

昨日ブログに載せた演奏会のパンフレットに、ヴァイオリニストであるアウグスティン・ハーデリッヒ(Augustin Hadelich)氏は名器ストラディバリウスを使っている、と書かれていました。ストラディバリウスとは、イタリア・クレモナ出身のアントニオ・ストラディバリ(1644~1737)が作った弦楽器のことです。非常に高価な芸術品であるはずなのに、五嶋みどり氏もストラディバリウス、その弟君・五嶋龍氏もストラディバリウス、諏訪内晶子氏、千住真理子氏も!著名なヴァイオリニストはみんなストラディバリウスを使っている…?

続きを読む


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

日本人指揮者がやって来た! [音楽]

先週、コンサートに行ってきました。今回は、なんと!日本人指揮者・山田和樹氏が登場!2009年に第51回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した若き実力者がストラスブールにやって来たんです。こういう方がこんなフランスの端っこに来てくれるなんて、というわけでもちろん行ってきました。

今回の演目はこちら。

  ・チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
  ・ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 ニ短調 Op.47

 指揮:山田和樹、ヴァイオリン:アウグスティン・ハーデリッヒ(Augustin Hadelich)
 演奏:ストラスブール・フィルハーモニック管弦楽団
 公演日:2011年11月17,18日、場所:PMC SALLE ERASME

指揮者もヴァイオリニストも若いからか、18日の公演が「Orchestre en fête」(第4回、11月18~27日)に含まれているプログラムだからなのか…このコンサートはいつもより少し安めで、客層もいつもより若い感じでした。「Orchestre en fête」サイトにはKazukiではなくRazukiと書かれてしまっていましたけど…もはや溜息が一つ出るだけ。こういう国です。

さて、注目の山田氏は、少なくとも舞台で見る限りは小柄な人で、ひょこひょこと特徴的な歩き方で現れました。近くにいた人達が大きかったので余計に小さく見えましたが、体全体でオーケストラをひっぱり、音楽はエネルギーに満ち溢れていました。演奏が終わるまでずっと音楽に集中していることが伝わってきました。

協奏曲の第1楽章の後に盛大な拍手があったのには苦笑しましたが、、、コンサートは大成功でした!いずれの曲も演奏が終わると「ブラボー!」の声とともに割れんばかりの大きな拍手がおこり、そしてその拍手がしつこいほど続きました。オーケストラの人たちも指揮者とヴァイオリニストに惜しみない拍手をおくっていました。会場は今までになく熱気に包まれていました。

まだ20代のヴァイオリニストの演奏も若さがみなぎっていました。長いチャイコフスキーを弾いた後、アンコールの拍手に応え、パガニーニとバッハの2曲を演奏してくれました。この先、ますます活躍する人だなと思いました。

曲の合間、そして演奏会の後には客がコンサートを絶賛しているのが聞こえました。magnifique, formidable, très bien…などです。最後に聞こえたものは、特に指揮者をほめたたえるものでした。とにかく最後までぎゅっとエネルギーの詰まった演奏で、とても素晴らしいコンサートだったと思います。これからも活躍を期待しています!

なお、夫の調べによると、丁度今日21日は、ここから車で1時間ほどのところにあるドイツ・フライブルク(Freiburg)で五嶋みどりさんが演奏されるそうです。世界で大活躍されていてさすがです。フライブルクでは本日からクリスマスマーケットも始まっているはずですが、、、彼らには遊ぶ暇もないかもしれません…。

(参考)
Orchestre philharmonique de Strasbourg:  http://www.philharmonique-strasbourg.com
Orchestre en fête:  http://www.orchestresenfete.com



(関連ブログ)
山田和樹 マーラー・ツィクルス(第5回) / 山田和樹 マーラー・ツィクルス(第1回) / 日本人指揮者がやって来た!
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

今季最初のコンサート [音楽]

先週、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました。我々にとっては2011/2012シーズンの最初のコンサートでした。

曲目は下記のとおり(フランス語)。翌週に別のコンサートがあるためか、会場は寂しいぐらい空いていました。こんなにガラガラなのは初めてでした。

 Erik Satie (orchestrastion de Debussy)
  Deux gymnopédie
 Richard Ayres
  No46 pour orchestre création française
 Johannes Brahms
  Concerto pour piano et orchestre No1 en ré mineur op.15

 Direction: Ilan Volkov
 Piano: Pierre-Laurent Aimard

1曲目はピアノ曲で有名です。ドビュッシーがオーケストラ用に編曲したようです(第1,3楽章のみ)。2曲目は存命の作曲家の曲で、2011年にできたばかり。タイプライターのような音を出したり、変わった演奏法がたくさんとりいれられたりして面白い演奏でした。最後に客席から誰かが飛び出してきて舞台に上がり、「乱入か?」とちょっと焦りましたが、指揮者と握手したところを見るとどうやら作曲家本人だったようです。

久しぶりのコンサートだったので、合間には発泡酒クレマンを飲み、ご機嫌な状態で最後のブラームスのピアノ協奏曲を聴きました。…ずいぶん長い曲でした!3楽章までしかないのですが、一般的な交響曲より長い気がしました。

アンコール演奏などは一切なしでした。演奏前の挨拶もあっさりした指揮者でした。まだ若いですが、小沢征爾氏にボストンに呼ばれた経歴を持っています。未来の巨匠かも?

これまでの経験から、23時ぐらいにコンサート終了かと思っていましたが、今回は10時半に終りました。外に出たらもう冬の寒さでした。 *最近の最高気温は10度前後

(参考)
 ストラスブール・フィルハーモニック管弦楽団   http://www.philharmonique-strasbourg.com
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

オーケストラのチケット販売開始(ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団) [音楽]

OPS_2011.JPG夏が終わり、9月19日、今季(2011/2012)のストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団のチケットの販売が開始されました。今年はいくつかの公演をまとめたコースではなく(こちらは8月中旬までの申し込み)、いくつか気に入ったものを選んでそれぞれのチケットを個別に買うことにしました。


事前にチケットを買える場所は基本的に大聖堂近くのブティック(Boutique Culture)と音楽堂(Palais de la musique et des congrés)内のチケット売り場(Caisse de l'Orchestre)の2か所です。席を確認・選択しながら買うことができます。当日も買えることになっていますが、発売開始2日目の午前中にして既にそこそこ埋まっている公演もあったので、行きたいものがあれば早目に買っておく方が無難なようです。

楽しみが増える分、今季分を全部買ったので結構まとまった出費になりました。今月は学校の1年分の代金も払ったので赤字間違いなしです。イテテテ…。

 ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
   http://www.philharmonique-strasbourg.com/

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。