SSブログ

今シーズン初のコンサート [音楽]

11月の終わりに、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート(Orchestre Philharmonique de Strasbourg)に行ってきました。私にとっては今シーズン初のコンサートでした。

今回は交響曲はなく、下記4曲で構成されていました。
  ワーグナー ローエングリン 第一幕への前奏曲
  ブルッフ スコットランド幻想曲
  ハチャトゥリアン 組曲「仮面舞踏会」
  ストラヴィンスキー 組曲「火の鳥」

短めの曲が多いためか、今回はオマケもたっぷりで、スコットランド幻想曲の後にはヴァイオリニスト(Ning Feng)がアンコールにこたえて2曲を披露してくれました。いずれも高度な技法が必要な曲で、観客たちはそのテクニックに賛辞の拍手を贈りました。更に、最後の曲「火の鳥」の後にもオーケストラが1曲奏でてくれました。いつもはあっさり終わるので、嬉しいサプライズ(?)でした。

ハチャトゥリアンの仮面舞踏会は、フィギュアスケートで浅田真央選手や織田信成選手が使ったこともあるので、「ワルツ」には自分なりのイメージがありました。ストラヴィンスキーの火の鳥は今年の大聖堂の夏のショーに使われていたし、スコットランド幻想曲はCDを持っていたようで、これらにもやはりイメージが出来上がっていました。

楽譜の解釈の仕方は様々なので演奏は色々あって当然だとは思いますが、今回はいずれも私の持つイメージとはだいぶ違った演奏でした。ねっとりした感じが残ったのに加え、これまでに比べるとオーケストラの仕上がり具合がいまひとつのような・・・。指揮者が引き出そうとしている音には達していないかもしれないな、とぼんやり思いました。

まあそんな印象ではありましたが、一番最後はきれいにまとまっていて、期待していた通りの音で演奏会は終わりました。終わりよければ全て良し。この日は、同じ曲で終了した今夏の大聖堂のショーの思い出に浸りながら帰路につきました。

(演奏会詳細)
 Programme :
   Wagner : Lohengrin, prélude de l'acte 1
   Bruch : Fantaisie écossaise pour violon et orchestre op. 46
   Khachaturian : Mascarade suite
   Stravinsky : L'Oiseau de feu suite
 Direction : Muhai Tang
 Violon : Feng Ning
 Orchestre Philharmonique de Strasbourg
 29 Novembre 2012, Salle Érasme, Palais de la Musique des Congrès

(今日のフランス語)  feu  火 (男性名詞)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
ボン・オムヴェズレー ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。