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日本人指揮者がやって来た! [音楽]

先週、コンサートに行ってきました。今回は、なんと!日本人指揮者・山田和樹氏が登場!2009年に第51回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した若き実力者がストラスブールにやって来たんです。こういう方がこんなフランスの端っこに来てくれるなんて、というわけでもちろん行ってきました。

今回の演目はこちら。

  ・チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
  ・ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 ニ短調 Op.47

 指揮:山田和樹、ヴァイオリン:アウグスティン・ハーデリッヒ(Augustin Hadelich)
 演奏:ストラスブール・フィルハーモニック管弦楽団
 公演日:2011年11月17,18日、場所:PMC SALLE ERASME

指揮者もヴァイオリニストも若いからか、18日の公演が「Orchestre en fête」(第4回、11月18~27日)に含まれているプログラムだからなのか…このコンサートはいつもより少し安めで、客層もいつもより若い感じでした。「Orchestre en fête」サイトにはKazukiではなくRazukiと書かれてしまっていましたけど…もはや溜息が一つ出るだけ。こういう国です。

さて、注目の山田氏は、少なくとも舞台で見る限りは小柄な人で、ひょこひょこと特徴的な歩き方で現れました。近くにいた人達が大きかったので余計に小さく見えましたが、体全体でオーケストラをひっぱり、音楽はエネルギーに満ち溢れていました。演奏が終わるまでずっと音楽に集中していることが伝わってきました。

協奏曲の第1楽章の後に盛大な拍手があったのには苦笑しましたが、、、コンサートは大成功でした!いずれの曲も演奏が終わると「ブラボー!」の声とともに割れんばかりの大きな拍手がおこり、そしてその拍手がしつこいほど続きました。オーケストラの人たちも指揮者とヴァイオリニストに惜しみない拍手をおくっていました。会場は今までになく熱気に包まれていました。

まだ20代のヴァイオリニストの演奏も若さがみなぎっていました。長いチャイコフスキーを弾いた後、アンコールの拍手に応え、パガニーニとバッハの2曲を演奏してくれました。この先、ますます活躍する人だなと思いました。

曲の合間、そして演奏会の後には客がコンサートを絶賛しているのが聞こえました。magnifique, formidable, très bien…などです。最後に聞こえたものは、特に指揮者をほめたたえるものでした。とにかく最後までぎゅっとエネルギーの詰まった演奏で、とても素晴らしいコンサートだったと思います。これからも活躍を期待しています!

なお、夫の調べによると、丁度今日21日は、ここから車で1時間ほどのところにあるドイツ・フライブルク(Freiburg)で五嶋みどりさんが演奏されるそうです。世界で大活躍されていてさすがです。フライブルクでは本日からクリスマスマーケットも始まっているはずですが、、、彼らには遊ぶ暇もないかもしれません…。

(参考)
Orchestre philharmonique de Strasbourg:  http://www.philharmonique-strasbourg.com
Orchestre en fête:  http://www.orchestresenfete.com



(関連ブログ)
山田和樹 マーラー・ツィクルス(第5回) / 山田和樹 マーラー・ツィクルス(第1回) / 日本人指揮者がやって来た!
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