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教会(テンプル・ヌフ)のコンサート [音楽]

先般、語学学校の先生がコンサートに出ると言ってビラをくれました。テンプル・ヌフ(Temple Neuf)*は、ストラスブールの大聖堂(カテドラル、Cathédrale)から、正面に向かって左側方向に数分歩いたところにあります。観光名所からごく近くにあるのですが、恐らく観光客は少ないのではないかと思います。

今回のコンサートの前売り券は、カテドラルから脇の道を数分歩いたところにあるCD屋さんで買えました。当日券(大人)は16ユーロ(/人)ですが、前売り券(大人)は14ユーロでお得です。一応学生証を持っているので、割引料金6ユーロ(/人)で購入できました。

さて、コンサートは大盛況でした。時間前ギリギリに行くと、既に席は埋まっていてろくに空いていませんでした。追加で並べられた椅子を少し動かしてかなり後ろの方に座りましたが、そのあともどんどん人が入ってきて、どんどん椅子が後ろに増えていきました。冬のオルガンコンサートのときはスッカスカだったのに…。

  TempleNeuf_2011mai.jpg Concert_TempleNeuf_2011mai2.jpg Concert_TempleNeuf_2011mai.jpg

今回はモーツアルトのレクイエムでした。誘ってくれた先生は何とマイクを持って簡単な説明をしていました。なんと彼女がね!?とビックリ。…だからビラをくれたのかな?演奏は先日聴きに行った楽団にはかなわないなと思いましたが、歌声は石造りの教会でよく響き、迫力がありました。特にソロの歌声は素晴らしく、全体として良いコンサートだったと思います。周囲の何人かが演奏中に喋ったり笑ったりしたのを除けば…。ルールを守れない人々がいたのは残念でした。

終了して家に帰ったのは23時でした。開始が20:30、実際は15分ほど遅れたのでずいぶん遅くなりました。帰り途は人気も少なくあまりいい感じではなかったです。トラム沿いに歩きましたが、広場には大声で叫ぶ若者や、何をするでもなくたむろする若者がいたりしました。ストラスブールは治安がいい方ではありますが、夜歩きは最小限にした方が良いように思います。

 * テンプル・ヌフ
   6 Rue Temple Neuf
   67000 Strasbourg
   http://www.templeneuf.org/

コンサート概要


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演奏会(シューベルト 交響曲第9番他) [音楽]

昨日は、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団(Orchestre Philharmonique de Strasbourg)のコンサートに行ってきました。私にとっては今シーズン(2010/2011)最後のコンサートになります。本日の曲目はドヴォルザーク 組曲イ長調(アメリカ組曲)、R.シュトラウス ホルン協奏曲第1番、シューベルト 交響曲第9番「グレイト」でした。

いずれの曲も耳に心地よく軽やかでしたが、今回は妙に譜面をめくる音が気になりました。急いでめくりたい気持ちはわかるんですが、曲の合間に「メリメリ!」と音が聞こえてくるのは微妙…全部が気になったわけではないので、色んな楽器が止まったあるポイントで一斉に皆がめくったのと、急いで雑にめくった部分があったのとで一部が目立ったのだと思います。ちょっと苦笑してしまいました。

今回もホルン協奏曲の後に熱烈な拍手があったので、ホルン奏者が更に2曲を披露してくれました。ホルンの音を聞くと白い雪をかぶったアルプスの山々が思い浮かぶのは不思議です。このホルン奏者、小さい音も大きい音も自在にこなしていました。息切れしたり音にムラが出てりすることもありませんでした。金管楽器は小さい音をきれいに出すのは多分難しいのではないかと思うのですが…当たり前かもしれないけど、すごい上手で、素晴らしかったです。

夏に向け、間もなくシーズンは終わりを迎えます。1年足らずではありましたが、何度も素晴らしい音楽に触れ、とてもいい時間を過ごすことができました。こんなに音楽が身近にあるのはヨーロッパだからこそかもしれません。丁度本日から同楽団のWebサイトで2011/2012のプログラムが発表されることになっています(現地時間午前11時30分の段階では未掲載)。来季も楽しみです。

 ※ 楽団ホームページ → http://www.philharmonique.strasbourg.eu/

そういえば、3月末の演奏会のときにARTEが撮影していたレスピーギ「ローマの松」とホルスト「惑星」の映像がWeb上に掲載されていました。会場で聴く方がやはり良いですけどね。
http://liveweb.arte.tv/fr/video/L_Orchestre_Philharmonique_de_Strasbourg_joue_Respighi_et_Holst/

なお、6月10日(金)21:30から、ドイツとの国境付近「Jardin des deux rives」にて同楽団の無料野外コンサートが開かれることになっています(天候により11日に延期の可能性あり)。夏に向かっています!

5月26/27日コンサート概要
 曲目(基本はフランス語表記):
  Anton Dvořák
   Suite americaine pour orchestre en la majeur B190 op.98
  Richard Strasuss
   Concerto pour cor et orchestre No.1 en mi bemol majour op.11
  Franz Schubert
   Symphonie No.9 en ut majeur La Grande D.944

 指揮:Jakub Hrůša
 ホルン:Radek Barborák
 演奏:Orchestre Philharmonique de Strasbourg
 於:Palais de la Musique et des Congrès - Salle Érasme


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チャリティ・アルバム(SONGS FOR JAPAN) [音楽]

songforJapan_2011avr.JPG今日スーパーに行ったら、CDコーナーに「SONGS FOR JAPAN」というCDが売られているのが目につきました。CDは2枚組で、ジョン・レノン、U2、レディー・ガガ、マドンナ、ボンジョヴィ、エンヤなどのアーティストの曲が収録されて9.99ユーロ、更にパッケージには収益は日本赤十字社に寄付されると書かれていました。買いました~!

帰ってから調べてみたら、日本のアマゾンのページに「2011年 3月11日の東日本大震災の被災者の方々への支援を目的に、レコード会社の枠を超え、世界のトップ・アーティストが集結」と書いてありました。3月25日にiTunes Storeで発売されたのに続いてCD発売となったようです。Amazon.co.jpでは4月22日発売予定と書いてあったので、日本でのCD発売はしばらく後になります。なお、同ページでは「義援金1000円」が「よく一緒に購入」されているそうで、購入者の東北を応援する気持ちが感じられました。

Amazon.frの発売日は4月4日でした。日本の皆さん、一足お先に…。

曲目はこちら


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演奏会(レスピーギ/ホルスト) [音楽]

今日は3月31日、日本では年度末です。雨が降って桜もほぼ散ってしまい、せっかく満開になったモクレンも散り始めてしまいました。まだあまり葉っぱは出ていないので公園がまた寂しくなります。

さて、今日は演奏会の日でした。今回はレスピーギの交響詩「ローマの松」とホルストの「惑星」でした。「惑星」は日本では平原綾香さんが歌った”ジュピター”で有名です。会場に行ってみるといつもと様子が違っていました。TVカメラが何台も設置され、オーケストラの奥にはスクリーンがつられていました。TVの関係者の服を見ると「arte」とありました。EU議会の近くにあるテレビ局です。LIVE WEB、とプログラムに書かれていて、客席の方だけでなく舞台の上にも2人のカメラマンがいて、演奏者の近くで撮影をしていました。

「ローマの松」は、「ローマ三部作」の一つです。途中で鳥(ナイチンゲールらしい)の声が聞こえてきょろきょろしてしまいましたが、後から調べるとこれは録音したものを使っているのだそうです。一瞬、誰かの携帯電話が鳴っているのかと思ってしまいました…。裏で演奏していたらしい演奏者が舞台にあがったりするので見ていても面白い曲でした。金管楽器がちょっと変わった形をしていたようにも見えました。オーケストラの編成も大きく、最後には低音の響きがびりびりと伝わってきました。壮大な音楽でした。ブラボー!

休憩をはさみ、後半は「惑星」でした。予想通り、スクリーンに順番に惑星の映像が映し出されました。該当の曲のタイトル(星の名前)の後、その惑星の映像が色んな角度から拡大されたり縮小されたりして流れて行きます。衛星や惑星の周囲を回るちりの画像、表面状態のCGまであるのでただのイメージ画像ではないと思ったら…最後にNASA、ジョンスホプキンス大学その他の研究機関の名前が出てきました。やはり!

音楽は火星から始まり、金星、水星、木星、土星、天王星、海王星と流れました。映像または曲が先に終わってしまうのではないかと心配になりましたが、そこはちゃんと操作しているのか曲が終わると映像もフェードアウト、という感じになっていました。賑やかな”宇宙っぽい”曲から始まって最後は寂しげなコーラスがフェードアウトしていく形で終わりました。ちょっとミステリアスな雰囲気を残す感じでした。コーラスはコンセルバトワールの方々が歌っていて、リストには日本人の名前もありました。遠くから流れる感じで舞台には出てこないため姿は見えませんでしたが、外国でたくさんの日本人が頑張ってるんだなと思いました。

このコンサート、明日もあるのでひょっとしたらWEBで中継が見られるかもしれません。

曲目(基本はフランス語表記):
 Ottorino RESPIGHI
 Les Pins de Rome (Pini di Roma), poème symphonique
   Les Pins de la Villa Borghèse (I Pini di Villa Borghese)
   Les Pins Près d'une catacombe (I Pini presso una catacomba)
   Les Pins du Janicule (I Pini del Gionicolo)
   Les Pins de la voie appienne (I Pini della via appia)

 Gustav HOLST
 The Planètes, suite pour orchestre op.32
   Mars, celui qui apporte La Guerre
   Vénus, celle qui apporte La Paix
   Mercure, Le Messager ailé
   Jupiter, celui qui apporte La Gaîté
   Saturne, celui qui apporte La Vieillesse
   Uranus, Le Magicien
   Neptune, Le Mystique

指揮:Hans Graf
演奏:Orchestre Philharmonique de Strasbourg
於:Palais de la Musique et des Congrès - Salle Érasme

追記(5月24日):ARTEのWebサイトでこの演奏会の様子が見られます。(掲載期間は謎)
  http://liveweb.arte.tv/fr/video/L_Orchestre_Philharmonique_de_Strasbourg_joue_Respighi_et_Holst/
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演奏会(ベートーベン バイオリン協奏曲ほか) [音楽]

金曜日(2月11日)は演奏会の日でした。今回の曲目を見てみたら、知らない作曲家の名前があったので、行く前にネットで軽く調べてみました。彼の名前はChristophe Bertrand、1981年生まれの若い作曲家で、昨年の秋に既に亡くなっていました。夏には今シーズンの曲目は決まっていたので、このプログラムを組んだ時には存命だったことになります。まだ29歳でした。

演奏会の一曲目がこのベルトラン氏のものだったので、最初にごく短い説明があった後、静かに演奏が始まりました。音の中に森や風や水などが表現されているのかなと思える曲でした。パーカッションが4人もいて、一斉に太鼓をたたくととても迫力がありました。でも、曲の間中、何となくざわざわと心落ち着かない感じでもありました。最後の拍手の時には指揮者が譜面を頭上に掲げ、亡くなった音楽家を讃えていました。

2曲目はドビュッシー、休憩を挟んで3曲目はベートーベンのバイオリン協奏曲でした。バイオリニストはクリスティアン・テツラフ氏で、春が来たような軽やかで華やかな演奏でした。バイオリンの角度が時々妙にタテになっていて、そこからつるつると音が流れ出てくるのが不思議に思えることがありましたが、彼は力むことなく終盤まで流れるように滑らかに演奏し、最後は体いっぱいで力強く弾ききりました。アンコールの拍手にこたえ、更に2曲もサービスしてくれて、客も大喜びでした。指揮者も管楽器の横に座って一緒にアンコール曲を鑑賞していました。しめやかに始まって華やかに終了した演奏会でした。

そういえば休憩中に、演奏者らしき人が楽器を背負い子供が乗った乳母車を押していそいそとホールを出て行くのを見ました。小さな子供を抱えて夜の演奏会に出演するのは大変だろうと思いました。演奏者の生活が垣間見えた一瞬でした。


曲目(フランス語表記):
 Christophe Bertrand
   Okhtor(2010) Création mondiale
 Claude Debussy
   Khamma, légende dansée
   orchestration de Charles Koechlin
 Ludwig van Beethoven
   Concerto pour violon et orchestre en ré majeur op.61

指揮:Marc Albrehct
バイオリン:Christian Tetzlaff
演奏:Orchestre Philharmonique de Strasbourg
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ラモーのCDを購入(Amazon.fr) [音楽]

今月22日に行ったコンサートで演奏されたラモー作曲の「une Symphonie Imaginaire」が気に入ったので、CDを買ってもいいな、と、一昨日、ネットでCDを検索してみました。あまり種類がないと思ったら、ラモーが作曲したものの、先日の指揮者マルク・ミンコフスキーが1つにまとめ上げたシンフォニーで、彼の楽団でしか演奏していないからだと思い当たりました。振り返ってみると何だか貴重な演奏会だったのかも…。

ストラスブールにあるfnacやvirgin mega storeなどで探しても良かったのですが、ネットでそれらの店をチェックしてみたらあまり安くなかったので、Amazon.frで注文することにしました。アマゾン本体の値段は20ユーロ弱でしたが、リンクされている最安値の店で買うと送料を含めても11ユーロちょっとで済むのでした。ダウンロードするより安いし満足度も何万もの人の評価で95%と悪くない店でしたが、デメリットとして送付に2-4週間かかるとありました。

そんなに急ぐわけでもないので値段を優先し、ポチッと1クリック!あっさり買い物は終了しました。一旦登録してしまうと本当に簡単に買えてしまいますね~。ちょっと怖いぐらいです。

あとは届くのを待つだけとのんびりしていたのに、今日メールをあけたら、もう送りましたという連絡が届いていてビックリしました。2月の初旬から中旬だったはずなのに、もうすぐきますか!あまりに大きく前倒しになったので驚きましたが、早くなる分にはまったく文句はありません。到着が楽しみです。
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演奏会(ラモー/バッハ) [音楽]

演奏会に行ってきました。今日の演奏会はバッハ、ブランデンブルク協奏曲尽くしの予定で、今シーズンの5演奏会をまとめたプログラムチケットとは別に、追加で買ったチケットでした。

20時半の開始の少し前に会場に行くと、いつもは各人にくれるパンフレットがほとんどなくなっていました。最後の数冊のうちの1冊を何とかもらって、プログラムを開けてビックリ。バッハばかりだったはずのプログラムに別の作曲家の名前と曲名があり、バッハの曲が減っていました。あらあらビックリ、でした。

時間になると指揮者のマルク・ミンコフスキー氏が出てきて説明を始めました(フランス語)。観客のほとんどは曲目が変更になってオヤ?と思ったようでした。今回は空席はほとんどなく、パンフレットもなくなるほど人が集まっていて、明らかに客はブランデンブルク協奏曲が目当てだったので、みんな驚いたことと思います。

指揮者が説明を終えると、20人ほどの演奏者が入ってきました。最初の曲は変更で追加されたラモー作曲の「Une Symphonie Imaginaire」でした。これもバロック音楽で、普段はあまりお目にかかれないチェンバロ(クラヴサン)の演奏も聴くことができました。チェロなど座らないと演奏しにくい楽器とその曲に参加しない楽器の人以外は、奏者が立って演奏していたのも変わっていました。金管はホルンとトランペットだけで、これらを含むいくつかの楽器は古いものらしく、変わった形をしていて見ていても面白い曲でした。

中でも気になる存在はパーカッション(打楽器)でした。ふさふさの白い髪、リズミカルな動き、そして色んな楽器を忙しく奏でる様子がかなり気になりました。風のビュー!という音も楽しかった…。この時の曲目は「Danse Des Sauvages」、私がパーカッションに夢中になっていると、左前方の扉からオレンジのバッグを背負った人が弾丸のように飛び出してきました。あまりに勢いがあるので演出かとすら思えましたが、何と右前方で具合の悪い人が出たので救急隊員が走って来たのでした。既に2名の救急隊員がいて、周囲の人がおろおろと席を立つところでした。入口には係員も3人ほどいました。

みんなの視線が騒動にくぎ付けになり始めた頃、この曲が終わったので、指揮者が一旦演奏を中断しました。どうやら奏者がきょろきょろするので後ろを向いていても何かが起こったことが分かったようです。幸い、病人は意識はあるようで、よろよろと通路に出た後、担架で運び出されて行きました。その後、静かに残りの曲が演奏されました。いつもだとあっさり休憩なのですが、今回は拍手にこたえてもう一度「Danse Des Sauvages」を演奏してくれました。舞台上のほとんどの演奏者が参加できる曲だったからなのか、急病人が出てみんなの気がそぞろになってしまったからなのかはわかりません。でも、いつものコンサートではアンコールなどないので、このサービスで観客たちの心はおおいに満たされたのでした。

後半はブランデンブルク協奏曲の3曲でした。量は半分にはなったものの、軽やかな演奏が聴けて十分満足でした。指揮者が自分でファゴットを吹きながら指揮したりもしました。ただ、後半にもちょっとしたハプニングが起こりました。3曲目だったか、ビオラの第一奏者が楽譜がないと言って演奏を止めたのです。譜面台を探してないので舞台のそでから一度引っ込んで、、、でも結局のところ舞台にあったのでした。第二奏者が発見したようでした。滅多にないプロの失敗もなかなか見ものでした。

最後にもアンコールの拍手にこたえて1曲サービスしてくれました。マルク・ミンコフスキー氏の大いなるサービス精神にみんな大喜びでした。演奏も素晴らしかったし見ていても面白かったし、指揮者が客に語りかけたり手拍子を求めたりアンコールの要望に応えてくれたりしてとても身近に感じられました。今回は立ったままの演奏だったので、最初からずっと出っぱなしで更にソロもあった第一ヴァイオリンの奏者(この楽団ではコンサートマスターとは呼ばないのかもしれない)は特に大変だったろうなと思いました。楽しい時間に感謝です。来年も来てくれたらまた聴きに行きたい、そんな演奏会でした!

(演奏会概要)
指揮:マルク・ミンコフスキー Marc Minkowski
演奏:レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル Les Musiciens du Louvre
曲目:
 Jean-Philppe Rameau
  「Une Symphonie Imaginaire」
 J.S.Bach
  「ブランデンブルク協奏曲」
   Concerto No.4 G-Dur(en sol majeur) BWV 1049
   Concerto No.5 D-Dur(en ré majeur) BWV 1050
   Concerto No.3 G-Dur(en sol majeur) BWV 1048
     *()内はフランス語表記
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コンサート(コンセルバトワール) [音楽]

友達が誘ってくれたので、コンセルバトワールのコンサートに行ってきました。今日は無料のギターのコンサートで、演奏者の中には2名の日本人も混じっていました。場所はトラム駅Etoile Bourseのすぐ近くで、ショッピングセンター(?)Rivetoileの横です。夏に音楽と光のショー(Rêveries au fil de l'eau(この時のブログ(2010年7月31日)))が行われていたとき、映像が映し出されていた建物が会場でした。こんなところにそんなものがあったとは…。

昔、とても柔らかい音色を出すチェロの演奏者に「弦の丸みに沿って弓を動かしているんだ」と聞いたことがあります。普通に音を出すだけでなく、1つ1つの音にこだわりを持っていることが感じられました。今回も音色を聴いていて、演奏している人々がそれぞれの音を大切に弾いているんだなと感じました。前方にいなかったので奏者の動きはあまり見えませんでしたが、音に色々な表情があって面白かったです。ギターはあまり聴きに行ったことはありませんでしたが、なかなかいいものでした。

せっかく近くに立派な学校があるので、また行ってみたいと思います。


(参考)
 コンセルバトワールのホームページ
  http://www.conservatoire-strasbourg.fr/
 コンサート、ダンスなどの案内のページ
  http://www.conservatoire-strasbourg.fr/la-saison-de-spectacles/
  (下のPDFマークの隣「Télécharger la saison de spectacles 2010-2011」がパンフレット)
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演奏会 [音楽]

まず、バーゼル(スイス)在住のakimachi様、コメント有難うございます。バーゼルも雪なんですね。ストラスブールでは昨日の夜、今日の午前と雪が降りました。昨日19時半を回ってから雪だ~、とはしゃいで外出しましたが、指先が凍りついてぽきっと折れてしまいそうでした。タイヤがきゅるきゅると空回りしている車も見かけました。危ないです。車でお越しの方は、周囲の車にもぜひぜひご注意ください。そうそう、akimachi様のブログをさくっと拝見してみたら配置が可愛くて、ふっとお菓子屋さんを思い出しました。スイス、素敵な国です。また行きたいです。

さて、今日はOrchestre Philharmonique de Strasbourg(ストラスブール交響楽団、ですかね)のコンサートの日でした。夜8時半から始まり22時半を回ったころに終わりましたが、時間が遅いのは少々億劫です。ここのところ冷えるので、今日はついにダウンコートを出しました。雪が微妙に積もっているので足元も危険で、前を歩いている人たちはつるつる滑ってよろけていました。

今日・明日の曲目は下記です。

 ワーグナー:タンホイザー 序曲(Tannhauser, ouverture en mi majeur)
 メシアン :ミのための詩(poemes pour Mi)
 ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98(Symphonie No4 en mi mineur op.98)
  指揮:Bertrand de Billy
  ソプラノ:Heidi Brunner

今回はフランス語をつけてみました。全部「Mi」がついています。フランスではイロハは勿論、DマイナーとかCメジャーとかいう言葉の使い方はしないみたいです。ドレミ、です。日本人にはある意味便利です。ただ、メシアンの曲のmiの意味は違っていて、奥さま(=ミ)にささげた曲ということでした。この曲はソロの方がいるのに編成が割と大きく、鐘や太鼓、シンバルなどパーカッションの楽器も多く、それらを演奏する様子や1人違う動きをするコンサートマスターの弱音器の付け外しの様子などを観察するのも面白かったです。歌姫が途中で水を飲むのも初めてみました。音楽より人の動きが面白かった曲でした。

今日の目当てはブラームスだったのですが、タンホイザーが良かったです。思ったよりゆっくりでしたが、金管の演奏が丁寧なのが良かったし、聞いているうちに色んな思い出がよみがえってきました。むかーし、合同合宿があったこととか、そのときの演奏がぐちゃぐちゃだったこと、そこで友達に会ったことなどなど…もちろん今日は上手でまとまった素晴らしい演奏でした。

ブラームスも良かったですが、このホールでは音がマイルドに聞こえるので、ブラームスのあの重々しい感じは伝わってこないのかも、と思いました。夫はその方が良かったらしいですが…私は重い方が良かった…私はねっちり系ですかね。。。でも今日もたくさん音楽が聞けて、合間にシャンパンも飲めて、贅沢な時間を過ごせました。
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コンサート ~カテドラル、パイプオルガン~ [音楽]

Recital_d'orgue_10Oct.JPGカテドラルのコンサート「Recital d'orgue aux Grandes Orgues」に行ってきました。20時半からで、1人10ユーロでした。学生証をもって行っていなかったのですが、学生だと言うと半額に値引きしてくれました。得をすることがあるから持っている方が良いようです。2人で15ユーロ、ちゃんとした奏者がきていたので結構安かったと思います。

今回は全曲バッハでした。パイプオルガンを見たとき、横にたくさんのバーのようなものがついていたので、音の質を変えられそうなことは知っていたのですが、曲ごとに縦笛のような音になったり金管楽器のような音になったりして、音の変化を楽しむことができました。最後は低音の響きにしびれました!

石造りのカテドラルの中はやはり冷えました。もちろん暖房もありません。ストールを持っていましたが、2時間ほどじっと座っていたのでとっても寒かったです。冬はきつい…。時折無料のコンサートもあるので、Webでまたチェックしたいと思います。

**********************************
Recital d'orgue aux Grandes Orgues
奏者:Alain WIRTH (Luxembourg)

« Dritter Theil der Clavier Übung » Johann Sebastian BACH (1685-1750)

1 Praeludium pro Organo pleno  BWV 522,1
2 Kyrie, Gott Vater in Ewigkeit
     Canto fermo in soprano à 2 clav. et Ped.  BWV 669
  Christe, aller Welt Trost
     Canto fermo in Tenore à 2 clav. et Ped.  BWV 670
  Kyrie, Gott heiliger Geist
     a 5. Canto fermo in Basso. Cum organo pleno  BWV 671
3 Kyrie, Gott Vater in Ewigkeit
     alio modo. Manualiter  BWV 672
  Christe aller Welt Trost  BWV 673
  Kyrie, Gott heiliger Geist  BWV 674
4 Allein Gott in der Höh sei Ehr
     - a 3. Canto fermo in Alto  BWV 675
     - à 2 Clav. et Ped.  BWV 676
     - Fughetta manualiter  BWV 677
5 Dies sind die heiligen zehen Gebot
     - à 2 Clav et Ped. Canto ferme in Canone  BWV 678
     - Fuga manualiter  BWV 679
6 Wir glauben all an einen Gott
     - in Organo pleno con Pedale  BWV 680
     - Fughetta manualiter  BWV 681
7 Vater unser im Himmelreich
     - à 2 Clav. et Ped. e Canto fermo in Canone  BWV 682
     - alio modo manualiter  BWV 683
8 Christ unser Herr zum Jordan kam
     - à 2 Clav. e Canto fermo in Pedal  BWV 684
     - alio modo manualiter  BWV 685
9 Aus tiefer Not schrei ichzu Dir
     - a 6. in Organo pleno con Pedale dopio  BWV 686
     - a 4 alio modo manualiter  BWV 687
10 Jesus Christus unser Heiland, der von uns den Zorn Gottes wandt
     - à 2 Clav. e Canto fermo in Pedale  BWV 688
     - Fuga a 4 manualiter  BWV 689
11 Duetto I  BWV 802
  Duetto II  BWV 803
  Duetto III  BWV 804
  Duetto IV  BWV 805
12 Fuga a 5 con Pedale pro Organo pleno  BWV 669
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