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小旅行ヴェネツィア(2) [ショートトリップ]

ヴェネツィアに着いた日は霧が濃く、飛行機はヴェネツィア上空についてもなかなか着陸できませんでした。視界があまりに悪かったので、到着時には無事着陸できて本当に良かったと胸をなでおろしました。

マルコ・ポーロ空港からヴェネツィアへの移動手段はいくつかあって、往路はエアポートシャトル(バス)に乗りました。鉄道のヴェネツィア・サンタ・ルチア駅の近く、ローマ広場まで直行のバスです。帰路はヴァポレット(水上バス)とバスの共通券を買い、ローマ広場から運航会社ACTVのバスに乗りました。こちらは路線バスでもあり、時々停留所に止まりました。また、水の都を味わいたければ船もあります。

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サン・マルコ広場から5分ほどのところにあるホテルまではヴァポレットを使わず歩いてみました。十分歩ける距離だし「サンマルコ広場→」などの看板もあるのですが、、、次の看板がなかったりするし、とにかく道が複雑なのでウロウロ、キョロキョロ。迷路のような町を歩き回るのも面白いですが、頻繁に渡らねばならない橋には階段もあるので、荷物が大きい場合は船を使う方がベターです。

船が行き交う様子もいいのですが、やはりヴェネツィアと言えばゴンドラ!次第に霧は薄くなったものの、この日はゴンドラに乗る人が少なかったようで、サン・マルコ広場近くにはお休み中のゴンドラがずらりと並んでいました。シーズンオフは寂しい・・・。

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霧だらけのこの日は、ドゥカーレ宮殿(ヴェネツィア共和国総督の政庁)、コッレール博物館、アカデミア美術館など建物の中を見学して回りました。ドゥカーレ宮殿では、豪華な部屋を見学できるほか、皆が外から写真を撮る「溜息の橋」を渡ることができます。囚人たちが川を挟んで隣にある牢獄に行くとき、外の世界はこれで見納め、と溜息をついた場所です。装飾の隙間から外を覗くと、優雅なゴンドラやこっちを向いて写真を撮る観光客たちなど、薄暗く冷たい監獄とはかけ離れた、明るく自由な世界が広がっていました。

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  ドゥカーレ宮殿            溜息の橋(外観)          溜息の橋の隙間から外

たまたま、アカデミア橋から違う時間に同じ場所の写真を撮っていました。シーズンオフでもあり、夜は思ったより暗く、人気も少なく静かでした。

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(オマケ) この日発見した「顔」 (サンタ・マリア・フォルモーザ教会)

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(関連ブログ)
  小旅行ヴェネツィア (1)概要 / (3)ムラーノ島・ブラーノ島 / (4)ゴンドラ等
              / (5)サン・マルコ寺院近辺 / (6)レストラン
  フェッラーラ(ヴェネツィア番外編) (1)概要 / (2)前編 / (3)後編


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小旅行ヴェネツィア(1) [ショートトリップ]

以前書いたプラハに続き、掲載していなかったストラスブールからの小旅行の記事を書くことにします。今回はヴェネツィアです。

ストラスブールからヴェネツィアに行くには、飛行機で一本!エールフランスの直行便があります。1時間15分ほどのフライトで、通貨も同じなので東京~大阪ぐらいの気持ちでしょうか・・・。

日本人にも人気の「水の都」ヴェネツィアは、「ヴェネツィアとその潟」として1987年に世界遺産(文化)として登録されている、海上につくられた都市です。「潟」とあるように、確かに上空から見るとこのあたりは水浸し状態です。(注:ちゃんと上空に上がり、サインが消えてから撮影しました)

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ある本によるとヴェネツィアは118の島、176の運河、400以上の橋からなっているそうです。更に地図を見ると、道路より運河の方が単純・明確に配置されており、水運が中心であることがわかります。陸路はまるで迷路のよう。それに階段のある橋がいっぱいで、ものの運搬には向きません。実際、野菜も工事車両もゴミも、船に積まれて運ばれていました。(写真はジャガイモを運ぶ船)

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この潟に人が住み始めたのは6世紀ごろと考えられています。アルプスを越えて逃げてきたウェネティ人がここに都市を築いたのです。ヴェネツィアの語源はウェネティ人の土地、という意味だそうです。7世紀に本格的に建物が建ち始め、8世紀には実質的に独立したヴェネツィア共和国となり、9世紀には聖マルコの聖遺物が持ち込まれてサン・マルコ大聖堂が建てられ、その後交易の拠点として栄えましたが、1797年、ナポレオン1世の侵攻により約1100年続いた歴史に幕を降ろしました。

なお、ヴェネツィアは現在では海に沈み始めていて、各国からの支援を受けて救済活動が行われているそうです。長い歴史を持つ町が沈むのはあまりに勿体無い。何とか危機を脱せますように。

(関連ブログ)
  小旅行ヴェネツィア (2)ドゥカーレ宮殿ほか / (3)ムラーノ島・ブラーノ島 / (4)ゴンドラ等
              / (5)サン・マルコ寺院近辺 / (6)レストラン
  フェッラーラ(ヴェネツィア番外編) (1)概要 / (2)前編 / (3)後編

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水源地へ(2) ヴィッテル [ショートトリップ]

昨日に続き、水源地のその2ヴィッテルです。 → 「水源地へ(1) コントレクセヴィル

コントレックスの里コントレクセヴィルからヴィッテルまではさほど遠くはありません。電車を2時間3時間待つぐらいなら歩いて行った方が早いぐらいです。恐らく1時間近くかかってはしまうので体力は必要ですが、道はほぼまっすぐで簡単です。

さて、ヴィッテルの水源地付近には様々なスポーツが楽しめる巨大な公園があります。周囲にはホテルやカジノが並び、この周辺はリゾート地のようになっていました。ただ、廃業して荒れた様子の建物などもあり、寂れつつあるのか?と感じずにはいられませんでした。

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そして、やたらClubMedの看板が目に付きました。ClubMedが寂れてきた町の一部を買い取って顧客用のリゾートを造り上げ、何とか町を維持している、とも思えました。さほど離れていないのにコントレクセヴィルの方がたたずまいがよく見えるのは不思議でした。

水が目当てなので、早速水源地を探しました。目印はまたまたテルメです。その一連の建物に水を汲める水源地があります。ヴィッテルにはBonne、Hépar、Grandeの3つの水源がありました。

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テルメには、3種のヴィッテルの水をまとめて飲める場所があります。成分表も貼ってあり、まとめて味見ができるのでとても便利です。ただし、コップ専用でペットボトルでは汲めないようになっています。入口受付でプラスチックコップ(貧弱だけど)を買うことができます。2013年4月現在、コップ一つ10セントでした。

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ヴィッテルの3つの水は、カルシウム、マグネシウムなどの含有量にかなり開きがあります。成分表によると一番「硬い」のはHépar(Ca555、Mg110、Na14mg/l)、続いてGrande(Ca202、Mg43、Na4.7mg/l)で、Bonne(Ca91、Mg19.9、Na7.3mg/l)はさほど硬くなく、硬水に慣れていない日本人にも飲みやすい水だと思いました。ちなみに、家にあったVittelのペットボトルの成分はGrandeに近かったようです。

テルメ近くには、2箇所の水汲み場がありました。ひとつはGrande Sourceで、テルメを正面から出て左に歩くと廊下の突き当たりにあります。壁がはがれ、水場にはコケも生え、周囲にさびた椅子が並んでいました。殺風景すぎてシーズンに賑わうとは思えませんでした・・・。

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テルメからGrandeとは逆の方向に歩くと、HEPARと書かれた場所があります。ステンドグラスの青い光が差し込む部屋に入ると、足元に水が出ている蛇口がありました。階段につづく扉が閉まり、入れないようになっていましたが、奥のほうにちょろちょろと水が出ている蛇口がありました。入口の表示とは違って、この蛇口の上にはBonne Sourceという文字がありました。

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汲めたのはGrandeとBonneの2つだけではあったものの(多分Heparは強すぎ)、テルメで3種を味わえたので満足でした。水工場も大規模みたいだし、公園もきれいでしたが・・・幾分の寂しさを感じる町でした。

 (参考) ヴィッテル、町のWebサイト:  www.ville-vittel.fr/
       ヴィッテル(水)のWebサイト:  http://vittel.jp/

 (関連ブログ) 水源地へ (1)コントレクセヴィル / (3)リボーヴィレ(Carola)

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水源地へ(1) コントレクセヴィル [ショートトリップ]

4月21日は水を汲みに行っていました(日帰り)。

アルザスの隣、ロレーヌ地方にはVittelとContrexの水源があるのです。町の名前はそれぞれヴィッテル(Vittel)、コントレクセヴィル(Contrexéville)で、2つの町はお隣同士です。どちらの町にも水をボトルに詰める大きな工場やテルメがあります。まずはコントレクセヴィルです。 → 「水源地へ(2) ヴィッテル

コントレクセヴィルにはところどころに噴水があり、いかにも水の町といった感じでした。テルメの前にはミニゴルフ場、カジノなどがあって保養地らしい雰囲気もたっぷりです。夏は賑わうんだろうな・・・。

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上記写真、テルメの建物には「Contrex」の3つの水源が集まっています。3つの水はわずかに成分は違うものの、いずれもかなり硬度の高い水です。テルメが閉まっていたのでテルメの水は試せず、Pavillon(写真の丸い建物)、Souveraine(柱の並ぶ廊下の片隅)の2つの水を飲み比べてみました。確かに少し味が違っていて面白いのですが・・・飲みすぎるとお腹が痛くなるかもしれません。

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ここで水を汲んで帰ることもできます(無料)。ただし、Pavillonではペットボトル3本までにしてくれと書いてありました。手ですくって飲んだり、蛇口から直接飲んだりすることは禁止されているので、味見用のコップを持っていくと良いと思います。

 (参考) コントレクセヴィルWebサイト:  www.ville-contrexeville.fr/
       コントレックス(水)Webサイト:  http://contrex.jp/

 (関連ブログ) 水源地へ (2)ヴィッテル / (3)リボーヴィレ(Carola)

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週末旅行のプラハ(7) [ショートトリップ]

プラハへの週末旅行の記事その7、今日は食事です。

短い滞在の間に名物料理を食べたいと思い、地元料理を置いているレストランに入りました。

まずは、グーラッシュ!気に入ってしまい、夜に1回、昼に1回食べてしまいました。夜食べたお店ではふかふかの白いパンが添えられていて、本場はこういうものなのかと感嘆。昼に入ったカフェではパンをくりぬいて詰めてありました。食べ方がよくわからず、周囲をちぎってパンも食べていましたが、底の方のパンは残してしまい、最後は無残な姿となりました・・・。

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なお、スーパーに行けばグーラッシュの粉があるので、お土産にも良いです。文字は読めないけれど。

地元料理らしく書かれていたので、豚スペアリブも注文してみました。こちらも美味しかったです。そんなに色々食べたわけではありませんが、チェコの料理は割と日本人の口に合うかも、なんて思いました。

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お茶を飲みに入った店ではだんごのようなお菓子を頼んでみました。ケシの甘いソースがたっぷりかかったお菓子でした。後でスーパーでケシの実がたっぷり詰まった袋が売られていたので、チェコの人たちはケシの実を良く使うのかもしれません。

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ちなみに、だんごを食べたのは旧市街広場の日本語メニュー取扱店でした。外でメニューを眺めているとウエイターがやってくるようなタイプのお店です。チェコの名物ビールの味はさておき、お菓子の方はうなるほど美味しいものでもありませんでした。席に着かせた後はなかなかオーダーを取りに来ない、支払いを頼んでもなかなか来ない(フランスよりノロい)、チップは勝手に多めに取る・・・かねてより感じていた「観光都市にある大きな広場に面するレストランやカフェはイマイチ」というセオリーは本当かもしれない・・・。

なお、街中ではこんなお菓子も売られていました。土管みたいな形に仕上がります。パン生地みたいなものを棒状にして型に巻き、砂糖をまぶして火の上でくるくると回して焼く素朴なお菓子です。プラハ城やカレル橋近辺にもお店があります。

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*グーラッシュとスペアリブを食べたお店
  U Dvou Sester: http://restaurace-udvousester.cz/ (天文時計から徒歩2,3分)

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 週末旅行のプラハ
  (1)概要 / (2)ユダヤ人地区 / (3)旧市街 / (4)プラハ城周辺 / (5)新市街 / (6)ヴィシェフラド

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週末旅行のプラハ(6) [ショートトリップ]

プラハへの週末旅行の記事その6、今日はヴィシェフラドです。

最後に町の中心から少々離れた場所にあるヴィシェフラド(Vyšehrad)にも行きました。地下鉄の駅は高台にあって、到着するとすぐ低地に広がる町並みが下に見下ろせました。そんな高台になっているとは思わなかったので驚きました。5分ほど歩くとすぐ城壁にたどり着きます。散歩にも良いし町や川も眺められる気持ちのいい場所です。

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ヴィシェフラドは城砦公園になっていて、観光客だけでなく散歩したりジョギングしたりする地元の人もいました。敷地内には聖ピエールとポール教会と墓地、それにキュービストの家などがあります。例によって教会は有料ですが、きらびやかにペイントされた内部装飾に加え、宝物も見ることができます。

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この墓地にはスメタナ、ドヴォルザーク、ミュシャ(ムハ)らチェコを代表するアーティストたちのお墓も並んでいます。当初知らず、彼らのお墓をじっくり見ることはできませんでしたが、ドヴォルザークの墓は小さく写真に写っていました・・・。

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週末旅行のプラハ(5) [ショートトリップ]

プラハへの週末旅行の記事その5です。今日はプラハ新市街です。

14世紀にカレル4世が町を広げた部分はプラハ新市街と呼ばれています。地下鉄ムーステック駅周辺から国立博物館のあるヴァーツラフ広場には、18世紀~20世紀の美しい建物がたくさん並んでいます。形や様式はそれぞれ違っていてもうまく調和してきれいな町並みを作り出していました。

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新市街の建物のひとつ、Lucernaには映画館が入っていて、その前の天井にはカレル4世の騎馬像・・・と言っても馬は逆さの・・・が吊り下げられていました。レトロで奇妙な空間がある建物でした。

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トラムに乗って市庁舎や踊る家も見に行きました。さすがに踊る家(写真右下)はモダンすぎて町並みに溶け込んでいるとは言いがたかったです・・・。市庁舎にほど近い場所にある聖イグナーツ教会は私が今回入った中で唯一、無料見学ができた教会でした。
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週末旅行のプラハ(4) [ショートトリップ]

プラハへの週末旅行の記事その4です。今日はプラハ城周辺です。

旧市街からカレル橋を渡ると、ヴルタヴァ川西岸のマラーストラナ(小地区)です。カレル橋はヴルタヴァ川にかかるプラハ最古の石橋です。12世紀からここに石橋はあったそうですが、カール(=カレル)4世が1357年に新築、15世紀初頭にゴシック様式の橋が完成しました。欄干にある聖人像や英雄像は17~19世紀に付け加えられています。

橋の上には観光客以外にも絵を売る人や手回しオルガンを奏でる人、物乞いをする人まで様々な人がいました。橋の両側にある塔やプラハ城をバックに写真をとったり、欄干にある彫刻をなでたり(その部分だけ光っています)と、観光客も大はしゃぎです。でも、Attention!スリも多いそうですよ。

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橋を渡るとまず目に付くのはミクラーシュ教会(18世紀、バロック様式)です。フランスで買ったガイドブックに3つ星がついていたので入ってみました。ヨーロッパでは無料の教会が多い中、プラハの教会の多くは有料で・・・ここでも入口を入っただけでそのまま引き返す人がたくさんいました。でも中に入れば、華麗な装飾や絵画、それにモーツァルトもひいたというパイプオルガンを見ることができます。塔に上がれば周辺の町並みも見渡せるそうですが、こちらも別料金です。

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続いてプラハ城を目指し、Nerudovaという坂道をのんびり上っていきました。この通りにはいわれのある家がいくつもあります。美しい通りですが、車がよく通るのが難点でした・・・。最後に城への階段を上りきると町が見渡せました。もっと高いところから見たい場合は聖ヴィート教会の塔や近くの丘にある鉄塔に上ると良いと思います(いずれも有料)。

世界で最も大きい城の一つといわれるプラハ城の敷地には旧王宮、歴代ボヘミア王が眠る聖ヴィート大聖堂(長い中断を経て1929年完成)、聖イジー教会(920年)、博物館など幾つも観光施設があります。いずれの施設も有料ですが、お金を払わなくても敷地には入れるので、それぞれの建物の外観を見たり、町の景色を眺めたり、衛兵の交代を見たりすることはできます。

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プラハ城では共通チケットを買いました。写真を撮りたければ別料金、敷地内の地図も有料でした。しかも、建物内でもトイレは有料区域外にあり、そこでもお金が必要だったりしました。必要なければ払わなくていいとも言えますが、何かにつけお金お金、というのが煩わしく思えました。

色々な施設がある中でも、やはりボヘミア王に深くかかわる旧王宮と聖ヴィート大聖堂はお薦めです。旧王宮にあるヴラディスラフホールは、三十年年戦争のきっかけとなった「プラハ窓外投擲(放出)事件」(1617年)が起きた場所だそうです。プロテスタントの貴族たちが王の使者を窓から突き落としたのです。落差は20mほどもありますが、下に干草があったため使者は助かり逃げ帰ったそうです。また、聖ヴィート聖堂の有料区域に入ると、チェコの偉大な画家アルフォンソ・ミュシャ(ムハ)のステンドグラスを見ることができます。

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左から黄金小路(有料)、ヴラディスラフホール、アルフォンソ・ミュシャのステンドグラス

この地区にあるいくつかの建物(ストラホフ修道院(1140年創設、バロック様式の図書館が有名)など)を見た後、丘の上にある鉄塔ペトリン(ペトシーン)タワーに上りました。

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上からはプラハ城やヴルタヴァ川、旧市街がよく見えました。単に上から見るのもよし、薄暗くなる頃の風景を見るのもよしのタワーでした。

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(参考) プラハ城(英語): http://www.hrad.cz/en/

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週末旅行のプラハ(3) [ショートトリップ]

プラハへの週末旅行の記事その3です。

プラハの旧市街の中心地は旧市街広場です。市庁舎、ティーン教会、ミクラーシュ教会、博物館などが並ぶ大きく美しい広場です。この一角にある旧市庁舎には約70mの塔(1364年)や天文時計があります。この天文時計は1490年ごろ完成したもので、毎正時に12使徒が現れる仕組みになっており、時刻にあわせて観光客がどんどん集まってきます。・・・日本人団体客もいました!

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広場周辺の町並みも美しく、散歩にもってこいでした。お土産屋さんやレストラン、それに博物館がたくさんあるし、川沿いまで行けば向こう岸のプラハ城を眺めることもできます。何度もプラハに行く人がいるというのもわかる気がしました。ただ、「**円で両替するよ」と呟くように話しながら寄ってくるおじさんがいたり、「仕事」後の物乞いの人たちがウロウロしていたりと、少々胡散臭い部分もあったので、特に夜は薄暗い路地などに入らないほうがベターだと思います。

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スメタナ博物館前からプラハ城

ところで、プラハは音楽の町でもあります。チェコ語での公演を目的に建てられたというネオ・ルネサンス様式の国立劇場(1881年完成)ではスメタナやドヴォルザークが活躍したそうですし、旧市街には他にも国立オペラ劇場、チェコ・フィルの本拠地ルドルフィヌム、アールヌーヴォー様式のスメタナ・ホール(市民会館内)があります。毎年音楽祭が開かれるほか、毎日のようにどこかでコンサートが行われているそうです。私が訪問した日にも演奏会はありましたが、週末旅行では時間的(金銭的にも・・・)余裕がなく、諦めました。

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ルドルフィヌム

なお、写真が暗いのは天気(と腕)が悪かったからです。本当はもっと美しいです・・・。

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週末旅行のプラハ(2) [ショートトリップ]

ストラスブールからプラハに週末旅行したときの記事その2です。ストラスブール~プラハは直行便で約1時間半。気軽に行ける距離でありながら、通貨も言葉も違っていて、異国情緒をタップリ味わうことができます。

空港からプラハの中心部まではバスと地下鉄A線(Dejvicka駅乗り換え)を乗り継ぎました。1枚のチケットで乗り継げるし乗り換えも簡単でした。どうやら自販機はコインしか受け付けないようなのですが、空港では人のいるブースでチケットを買うことができ安心です。

観光時は、ユダヤ人地区+旧市街広場周辺、プラハ城、新市街と大まかに3箇所に分けて見学しました。

最初に行ったのはユダヤ人地区です。入場料が高く心が折れかけましたが、悩んだ末にこの地区のユダヤ施設の共通チケット(お得感は少ない・・・)を購入しました。おかげで、めったに内部を見られないシナゴーグに入ることができたし、墓地もなかなか強烈なインパクトがあり、ユダヤ人の文化を十分すぎるほど堪能できました。基本的に内部の撮影は禁止で、墓地のみ料金を払えば写真撮影可能でした。

写真は13世紀に建てられたという旧新シナゴーグと墓地です。華麗な装飾が施されたスペインシナゴーグ、内壁が迫害の犠牲者の名前で埋め尽くされたピンカスシナゴーグなども強く印象に残りました。

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ところで、小説「変身」で有名なフランツ・カフカもプラハ生まれのユダヤ人の一人です。スペインシナゴーグの近くにはカフカのモニュメントがあり、小説と同様、奇妙な雰囲気を醸し出しています。

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(参考)  プラハ・ユダヤ博物館: http://www.jewishmuseum.cz/en/info_jp.php

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