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2017フランス南西部 その11 ポー(Pau)と1日遅れの帰国 [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

前回のブログに続き、最終日です。

この日は、フランス南西部の町バイヨンヌのホテルを出ようとしたらレンタカーが動かないという事件があり、思い通りの観光ができないまま昼になりました。大聖堂も土産屋も閉まり、マルシェも終わっていましたが、お土産をバイヨンヌで買うことにしていたので、お店が開くのを待って短時間でお土産を買いこみ、帰路の起点であるポー(Pau)に向かいました。

ちなみに、購入したお土産は、バスク地方の布、エスパドリーユ(Espadrille)の靴、ワイン(Domaine Arretxea)などでした。
布の参考情報です。

2017Bayonne-6.JPG

Euskal Linge(バスクの布)
 http://lingebasque.fr/en/

Tissage de Luz(バスクの布)
 https://www.tissagedeluz.com/en/Home/p1.html

この後、空港に行く前にポーの町をさっと観光しました。飛行機のチェックインの前にレンタカーを返却しなければならなかったため、ポーではほぼ走っていました。

車を置いて旧市街に行くと、高台にポー城がありました。結構大きくて立派なお城です。

Pau2017-1.JPG

Pau2017-2.JPG

ポーは高低差のある町です。
少しわかりづらいですが、下の写真の右手の城壁の上にお城があり、真ん中に庭があり、その下に低地側の家々の屋根が見えます。この庭を挟んで何十メートルも高さが違うわけです。

Pau2017-3.JPG

お城近くのテラスからはピレネーの山々を見渡すことができます。

Pau2017-5.JPG

高台には大聖堂もありました。この周辺は色が統一されていて、町並みがきれいでした。

Pau2017-4.JPG

低地と高地の往来には短いケーブルカーに乗るのが便利です。
2台のケーブルカーが急こう配をすれ違いながら上下します。

Pau2017-6.JPG

ポーの町の滞在時間は短かかったですが、現地のお土産としてフランシス・ミオのお菓子を買おうと思っていました。空港のお土産屋と合わせて、ジャムとCoucougnettesというお菓子を買いました。このお菓子は、私にはだいぶ甘かったです。

フランシス・ミオ(フランス語ページ)
 https://www.francis-miot.com/
*フランシス・ミオのジャムは、楽天市場などでも購入できるようです。

町から空港はそんなに遠くなく、レンタカーも時間までに返却できましたが、チェックインカウンターに着くと、「飛行機が遅れている、乗り継ぎは間に合わないと思う」と説明されました。予約していたパリ(オルリー)行き18:40の便は小さい空港では最終に近い便で、もう乗り継げないということで親切な案内もありましたが、とにかくパリに行くことにして飛行機を待ちました。

土産屋はすぐに見終わってしまい、ベンチで乗るはずの機体を眺めていると、後から飛んできた飛行機が先にオルリーに飛ぶことになり、人々が右往左往しました。実際に先に飛んだ便に乗れた人がいたのかいなかったのかはわかりません。後発のはずの20:10のフライトを見送るころにはもう薄暗くなっていました。

Pau2017-8.JPG

機体に問題があったのか、結局、当初1時間遅れとされていたフライトは2時間遅れになりました。オルリー空港につくと、まずはエールフランスのカウンターへ。エールフランスの補償についてはいい噂を聞かないのであまり期待していませんでしたが、名前を伝えるとあっという間に翌日の帰国便が手配され、タクシーとシャルルドゴール空港(CDG)のホテルのバウチャーが出ました。

タクシーに乗ると、ほどなく渋滞につかまりました。のろのろ、ノロノロ・・・CDGはこんなに遠いのかと思いました。運転手ももう、ハンズフリーで電話をかけていたほどグダグダでした。やがて、さかさまになった車が右手に現れると車がスムーズに流れはじめ、ほどなくしてCDGのibis(赤)ホテルに到着しました。

部屋に着いたときには23:30を回っていました。この日は朝の車の故障から始まり、走り回った挙句に帰国便を逃し、もうクタクタだったので、ホテルを手配してもらえたのはありがたかったです。空港内なので翌日はほぼ移動せずに済むし、夕食としてサンドイッチや飲み物のセット、翌日の朝食もついていました。エールフランスの対応は、思ったより良かったです!

CDG2017-ibis.JPG

翌日の帰国便も30-40分遅延したものの、日曜のうちに帰着できました。もともと土曜着で旅程を組んでいたのは幸いでした。

今(記事掲載日時点)は渡航自体が難しい時代・・・この時、いくらかケチはついたものの、山の上にある修道院や美しい山々、観光列車や可愛らしい町並みを一気に体感できたことは今となっては貴重な、懐かしい思い出です。
またいつか、安全に旅行に行ける日が来ることを願うばかりです。


2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国








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2017フランス南西部 その10 バイヨンヌ2(Bayonne) [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
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前回のブログでは、バイヨンヌに着いた日の夜の食事とホテルなどを書きました。今回は、到着翌日のお話です。

今思うと、この時泊まったHôtel des Basses Pyrénées(オテル・デ・バス・ピレネー)はとても良いホテルでした。

Hôtel des Basses Pyrénées
 https://hotel-bassespyrenees-bayonne.com/

一泊して翌日は、この旅行の最終日でした。

朝ごはんをホテルで食べると何といっても時間がかかってしまうということで、我が家では旅行の際に小さいポットをもって行って(変圧対応です)、部屋でスープを飲んだり現地で調達したサラダとパンを食べたりすることが多く、この日もさっさとチェックアウトして荷物を車におき、バイヨンヌを散策する予定でした。

しかし!なぜかトラブルの多い我が家の旅行…
車に荷物を載せようとしたら、鍵が反応しない!借りていたのはベンツ。高級車だし古くないから壊れるはずはない…鍵の電池切れかな?と思ってキーから細い鍵を引き抜き、物理的には開けられたものの、結局のところ、エンジンがかかりませんでした。

何度かトライした後すごすごとホテルに戻り、車壊れた…とレセプションのお姉さんに泣きつくことになりました。ホテルで手配してくれた駐車場でのトラブルということもあり、嫌な顔一つせず電話をかけてくれました。どこかに電話する~何分かまたされる~またつなぐ~またされる~(さすがフランス)でやけに時間がかかりましたが、彼女はまったく機嫌が悪くなることなく、受話器を肩に挟んだまま、淡々と受付業務をこなしていました。
神対応でした。

さらには、隅っこで荷物を抱えて小さくなっている日本人が哀れだったのか、食事を頼んでいなかったのにパンやジュースまで持ってきてくれました。あと30分ぐらいで来るって。などと言ってくれていたけれど、(フランスではありがちなことですが)結局2時間ぐらい待ったと思います。前回掲載したポルト・デスパーニュの写真は、この待ち時間の間に撮影したものです…。

ようやく修理屋がくるとベンツはあっという間に起動しました。この人もとてもご機嫌で、新しいエンジンはこういうこともあるからしばらく止めないように。どこか走ってきて!と言われ、あてもなく車を走らせる羽目になりました。

バイヨンヌ周辺には、避暑地として有名な町がいくつかあるので、せっかくだからビアリッツ(Biarriz)に行こう、ということになりました。海が美しく、ブランドショップが並ぶ通りもあり、高級感のある街でしたが、何せ止めないでくれと言われているのでそろって降りるわけにいかず、駐車場近辺(駐車はしない)から一人走って写真を撮りに行くような状況でした。

天気が良かったので、海岸線沿いは真っ青ですがすがしい景色が広がっていました。ビアリッツでゆっくり過ごすバカンスというのも優雅です。

2017Biarritz-1.JPG

「聖母の岩」にかかっている橋は、エッフェル塔で有名なエッフェル氏が設計したものだそうです。岩の上には聖母マリアの像があります。近くから写真を撮るのが精いっぱいでしたが、橋を渡っている人もたくさんいました。

2017Biarritz-2.JPG

次回この地方に行くことがあれば、また違う形で訪れたいです。

そこそこ走ったので、バイヨンヌに戻ることにしました。バイヨンヌには、立派な大聖堂もあるし、有名な生ハムも食べたい、鮮やかな布も見たい、骨董市も…と期待して行ったはずでしたが、修理を今か今かと待っていた2時間のダメージは大きく、昼にかかってしまったために骨董市はたたまれ、大聖堂も店の多くも閉まってしまいました(南はシエスタの風習がより濃いのです)。外から見る大聖堂、ガラス越しに見る商品の数々…変な思い出が残りました。最終日で飛行機の時間が決まっており無理もできないので、かろうじてあいていた肉屋で生ハムを買って食べながら街を歩き、川べりでチョコレートドリンクを飲み、店が開いたらすぐ土産を買って、バイヨンヌを後にしました。もちろん、バイヨンヌを出る前に、ホテルのレセプションのお姉さんに、多めのチップを渡しました。ちなみに、保険に入っていたので、修理代はかかりませんでした。

以下、バイヨンヌの景色をいくつか。
ユネスコ世界遺産、サント・マリー大聖堂(Cathédrale Sainte-Marie de Bayonne)です。このクリーム色は、土地の石の色なんだろうなと思います。街も同じような色のように思いました。中が見られなくて残念でした。

2017Bayonne-2.JPG

施設には入れませんでしたが、バイヨンヌは、街の景色だけでも素晴らしいのです。
カラフルな木骨組みの家並み。

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城塞の街の雰囲気を残す街の入口。

2017Bayonne-5.JPG

川沿いに並ぶ木骨組みの家々の写真は、ガイドブックにもよく載っています。

2017Bayonne-4.JPG

バイヨンヌは、機会があったらまた行きたいです。次はサン・ジャン・ド・リュズなどにも立ち寄れたらいいなと思いました。

次回は、最終日後半です。疲労度Maxです!


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2017フランス南西部 その9 バイヨンヌ(Bayonne) [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
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バスク地方のリューヌ山(La Rhune)でかわいらしい登山列車に乗った後は、この日の宿泊地、バイヨンヌ(Bayonne)へ向かいました。

この日の宿泊は、城塞のホテル Hôtel des Basses Pyrénées(オテル・デ・バス・ピレネー)でした。

Hôtel des Basses Pyrénées
 https://hotel-bassespyrenees-bayonne.com/

バイヨンヌは、着くとすぐ町が城壁で囲まれていたんだなということが実感できる町でした。大きな城塞も残っていますが、ホテルもレンガを積み上げた構造になっているらしく、古い塔らしい形が残っていました(階段室みたいでした)。ただ、お部屋の中は普通のホテルで寒くもホコリっぽくもなく快適でした。
チェックインの前に一度フロントへ行って、城塞の中にある駐車場に車を入れました。

Bayonne2017-hotel-1.JPG

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チェックインのあとは、食事です。時間的に遅めだったので、ホテルの地上階テラスで夕食を食べることにしました。

まずは地元のワインとおつまみから。このおつまみがやたら美味しかったのを覚えています。うっかり落としたけれどすぐさま口に入れてしまいました…。このとき飲んだワインも、翌日ワインショップで購入して持ち帰りました。
Bayonne2017-hotel-3.JPG

お魚、カモも盛り付けも味も満足でした。さほど期待せずに行ったのに、気取らずに入れて美味しくて、とても印象に残りました。

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ちゃっかりスイーツまで食べたころにはもう深夜になっていました。

翌日、ホテル向かいの城壁を歩いてみました。こちらの写真はポルト・デスパーニュです。

Bayonne2017-hotel-7.JPG

門をくぐると駐車場、グラウンド、テニスコートがありました。乗ってきたレンタカーは、このグラウンドの下にある地下駐車場に停めてありました。

Bayonne2017-hotel-8.JPG

この後トラブルに巻き込まれるなどとは考えつきもしない、優雅な夜でした。



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2017フランス南西部 その8 ラ・リューヌ登山鉄道(Petit Train Rhune) [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
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ピック・デュ・ミディを堪能した後、フランスの南西部の海岸のほうに向かいました。この辺りには、サン・ジャン・ド・リュズ(Saint-Jean-de-Luz)、バイヨンヌ(Bayonne)、ビアリッツ(Biarriz)など有名な観光地がたくさんあります。

この日の2つ目の目玉は、リューヌ登山鉄道、バスク地方のリューヌ山(La Rhune)を登る小さい列車に乗ることでした。リューヌ山はスペインとフランスの国境にまたがっているので、頂上からは2つの国が一望できるのだそう。ハイキングにもいいらしく、片道2-3時間とのことでした。

リューヌ登山鉄道(Le Train de la Rhune)
 https://www.rhune.com/
* 掲載日時点で、新型コロナ感染拡大の影響により列車は運休しています。

車を止めるのに苦労して、すぐには列車に乗れなかったので、エスプレット(Esplette)のトウガラシなどのお土産を見たり、名物ガトー・バスクなどを食べながら時間をつぶしました。

ゲートがあくと、一目散に乗り場へ!長く待ったので、窓際を確保できました。2両編成の、可愛い列車です。

TrainRhune2017-1.JPG

コトコトと上っていく列車からは、海岸がきれいに見えました。サン・ジャン・ド・リュズも見えていたと思います。途中で、上から下ってくる列車とすれ違いました。

TrainRhune2017-2.JPG

山にはたくさんの動物たちがいました。
下の写真はバスク地方原産のポニー、ポチョック(Pottok)と思われます。NHKテレビ「旅するフランス語」(掲載日時点で再放送中)でナビゲーターを務めるポチョックというキャラクターもこのポニーがモデルです。

TrainRhune2017-3.JPG

暫く上っていき、列車が止まったと思ったら!羊が線路をふさいでいました。運転手が汽笛を鳴らしたり大声で追い立てたりして、道を開けてもらいました。
下は、山頂に近づいたころに撮った写真です。羊の群れと山と海です。気分は爽快でした。

TrainRhune2017-5.JPG

ついに山頂に到着。
山頂の展望台からフランス側を見おろせます。それなりにたくさん人はいましたが、混雑はしていませんでした。

TrainRhune2017-6.JPG

スペイン側も牧歌的な風景…なんて言っていられないぐらい、あっという間に怪しげな雲がかかり始めました。

TrainRhune2017-7.JPG

レストハウスもありましたが、周囲はどんどん白くなり、お茶を飲むとか土産を買うとかいった余裕はありませんでした。

TrainRhune2017-8.JPG

てっぺんの鉄塔も見えたり見えなかったり。ほぼ真っ白になってきたので、帰ることにしました。

TrainRhune2017-9.JPG

最後の列車の時刻も近づいていたので、駅には長蛇の列ができていました。少し並びましたが、無事にすぐの列車に乗ることができました。

NHKテレビの「旅するフランス語」でバレエダンサー柄本弾さんが訪問されていたときも、頂上は曇っていました。山の天気は変わりやすいんだなと実感すると同時に、同じような経験をした柄本さんたちにちょっぴり親近感がわきました。

ふもとについてから、列車をもう一度撮影です。山を下り終えるころには、すっかり晴れていました。

TrainRhune2017-10.JPG

NHK「旅するフランス語」で柄本弾さんがリューヌ登山鉄道に乗った回が放送されたのは2020年3月。2月にはガトー・バスクなどの紹介や、地方のお土産の紹介がありました。今のシリーズでは、2020年8-9月の放送で懐かしい風景が見られそうです。


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2017フランス南西部 その7 ピック・デュ・ミディ(Pic du Midi) [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
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フランスとスペインの国境、世界遺産のモン・ペルデュのふもとの村ガヴァルニー(Gavarnie)を出発してから、ピック・デュ・ミディ(Pic du Midi)に行くことにしました。私のガイドブックには載っていなかったと思いますが、山の上にある天文台です。青空に白い天文台が映え、すがすがしいパノラマの山々が広がっており、とても気持ちのいい場所でした。おススメです!車がないと行きにくいので、レンタカーは必要と思います。

ガヴァルニーからいくつか小さな町を通り過ぎた後は、さわやかな山々の風景が続きました。でも、山の中の細い道を通るのではなく、整備された道なのでかなり快適です。冬はスキー場だったりするのだろうと思いました。

自転車の人たちにとっても良いコースみたいで、途中、Col du Tourmalet(標高2115m)という場所には自転車をこぐ人のオブジェもありました。ツール・ド・フランスゆかりの人のようです。
ここで一息つくサイクリストも多く、ポーズをとって写真を撮ったりしていました。

Pic.du.Midi2017_Col.du.Tourmalet.JPG

近くでくつろぐアルパカは、大きく口を開けて、威嚇しているのかあくびしているのか…
一息つくにはいいところでした。

Pic.du.Midi2017_Col.du.Tourmalet2.JPG

ピック・デュ・ミディのふもとには小さな町があります。駐車場付近では我が物顔で羊が歩いていました。ここからロープウェイに乗ります。朝早めだったので客は少なく、ほぼ貸し切りでした。

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山を越えた先にピック・デュ・ミディがあります。写真ではわかりにくいですが、てっぺんの手前に、別の山があります。しかもこの先で一度乗り換えますが、その地点はまったく見えていません。高所なので、乗換地点で高山病になってしまいうずくまっている人がいました。標高の高い場所が苦手な人は要注意です。

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てっぺんから見るとゴンドラはこんな感じです。

Pic.du.Midi2017_telepherique3.JPG

公式サイトによると乗車時間は15分、頂上は2877mです。険しい山々を超えた先から見るパノラマの風景、青空に映える天文台、とても気持ちの良い場所でした。中には歴史の紹介もあり、昔、ここを切り拓き観測所を作った人たちの苦労がしのばれました。展示の星空の風景もキレイでした。
また、頂上の売店で切手と葉書を買い、自宅宛てにポストに投函しました。いい記念になりました。

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ごく一部だけですが、パノラマ写真です(手すりが写ってしまいました)。見渡す限り、山、山でした。ここから見る星空はさぞ美しいだろうと思います。

Pic.du.Midi2017_panorama.JPG

ピック・デュ・ミディ ロープウェイ(フランス語)
https://picdumidi.com/fr/pic-du-midi/le-telepherique


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2017フランス南西部 その6' ガヴァルニー レストラン [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
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前回の記事に続きガヴァルニー(Gavarnie)で、番外編として、夕食のレストランの写真を載せます。

ガヴァルニーでは、ガヴァルニー圏谷で世界遺産モン・ペルデュ(Mont Perdu)を眺め、山を登って滝に近づいたものの雷雨になり、イソイソと下山したのでした。下にたどり着くころには日が射し、平和な風景が広がっていました。

村へと続く道にある石の橋は、風情があってよかったなあ…。

Gavarnie2017-12.JPG

馬なんかもいて。

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一旦ホテルの部屋に戻って休憩し、夕食のため、道すがら見つけたレストランに出発することにしました。

お店の名前は、Les Cascades。思いのほか美味しかったです。ガヴァルニーでは、クレープ屋をよく見かけたように記憶していますが、このお店ではコース料理をいただけます。外観はこんな感じです(翌朝撮影)。

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食事は、きれいでヘルシーで美味しかったです!前菜2種。野菜の色合いがきれいでした。

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メイン料理は、3種から子牛とトラウトをチョイスしました。

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デザートはアラカルトメニューからのチョイス。La tarte aux myrtillesがあると、だいたい食べてしまいます。アルザスで食べていたものとは少し違うのですが、これはこれで美味しいのです。もう一つは、フルーツポンチみたいなものを頼みました。

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この日、何より驚いたのは、途中で雨が降り出し風も強くなって、外で夕食をとっていたグループがみんな中に飛び込んできたことでした。外では食器がガシャーン!と音を立てるほどの風で、店の人は片づけに大忙しでした。この時間にはすでに食事を済ませて帰った人もいて、店内に空席があって何よりでした。食事を終えて外に出るころは、路面がビショ濡れで雨も残ってはいましたが、嵐はおさまっていました。山の天気は変わりやすいということを安全なところで(?)実感した数時間でした。

Menu Pyréneénは、2017年の夏に食べたときは23ユーロ、記事掲載日時点では23.9ユーロ。お手頃価格でもあり、懐かしく…写真を見ているうちにまた食べたくなりました。また行けるといいな。

Les Cascades
 www.lescascades-gavarnie.fr
 Quartier le Village, 65120 GAVARNIE

前回も書いた通り、ガヴァルニーの宿泊ホテルはLe Marboréでした。前回のブログには部屋の様子を載せましたが、今回はロケーションを記録しておくために、朝、山とホテルが一緒に写った写真を載せます。ホテルでの朝食はシンプルではあったものの、山を眺めながらとる朝食はすがすがしく快適でした。

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最後に、朝の風景です。馬も出勤するんだなと感心しました。

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2017フランス南西部 その6 ガヴァルニー(Gavarnie) [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

ルルド(その5)を出発してから、車でガヴァルニー(Gavarnie)に行きました。距離にして50㎞ほどと書いてありましたが、車でくねくねした道を走ったため、さほど近いという印象はありませんでした。

ガヴァルニー圏谷は、世界遺産モン・ペルデュ(Mont Perdu)を含む自然豊かな土地です。フランスの観光を紹介しているページには、以下のように記載されています。

「ガヴァルニー圏谷
ガヴァルニーは、壮麗な氷河のカール(圏谷)で知られています。2万年以上も前に、巨大な氷河がガヴァルニーから下方のルルドにまで伸び、現在の地形をつくり上げました。標高3253mのマルボレLe Marboréのほか、カールを囲むように3000m級の山が連なり、山稜からはヨーロッパでもっとも大きな滝、落差422mのガヴァルニーの滝をはじめ、無数の滝が落ちて迫力のある眺めが楽しめます。」

explore franceより
 https://jp.france.fr/ja/occitanie-sud-de-france/article/40038

まずはホテルに荷物をおき、ガヴァルニーの滝に向かって歩きました。圏谷の入口までは馬で行くこともできます(有料)が、幸い天気も悪くなく、気持ちよく散歩できました。

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坂道になる手前に、ユネスコの世界遺産プレートがありました。モン・ペルデューと書いてあります。

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坂を上り始めるころは、まだ遠く小さいですが、ごつごつした岩に流れる滝が見え、期待が高まります。岩の向こうはスペインです。

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少しずつ登っていくと、次第に滝が近づいてきたように感じます。でも、実はまだまだ距離があり、歩いても歩いても、思ったほど近くはなりません。

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目的の滝以外にもいくつも滝が流れ落ちていて、左右の滝や羊の写真を撮りつつ歩いていきます。今回の最接近画像が、下の写真。一見してわかりづらいですが、近いように見えてなかなかつきません。実は写真にはたくさん人が写っているのですが、滝に比して小さいためあまり見えません。そしてとても急なので上るのも大変…。本当は滝つぼを見たかったのですが、雷雨になってしまったので引き返しました。

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滝つぼまでは行けなかったけれど、世界遺産をたくさん歩いて堪能しました。

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よくあることですが、振り返ると晴れていました。ああ、こんなことならもう少し登れた、とも思いますが、雷には勝てないので仕方ないです。十分楽しかったです。

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ガヴァルニーでの宿泊は、Le Marboréでした。山のホテルらしく木の壁の清潔なホテルでした。下は渓谷が流れていました。

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2017年フランス旅行記事一覧
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2017フランス南西部 その5 ルルド(Lourdes) [バカンス]

2017年のフランス南西部旅行の続きです。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

フランス南西部のカトリックの聖地、ルルド。夜に到着し、たくさんの信者が祈りを捧げるロウソク行列(Processions Mariale)を見た、翌朝からの記事です。
 → 前日のロウソク行列の記事はこちら

この日は、朝から天気が悪く、黒い雲が山にかかり、雨が降り、雷鳴が轟いていました。
そんな中でも教会の鐘は鳴り、巡礼に来た信者たちが聖域(Sanctuaires)内にある教会に集まっていきます。

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前日は暗くなってから到着し景色をよく見ていなかったので、私も再度聖域を訪れました。まずは入口、サン・ミシェル門(Porte St-Michel)を入ります。門の前には車が入れないようにするためか、大きなブロックがたくさん置いてありました。

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入るとすぐに十字架があり、何百メートルもの広場の向こうに教会が見えています。雨はあがったものの、まだ黒っぽい雲が多くかかり、写真も暗くなりました。

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聖域内にはいくつも教会があるので、まずは、聖ピオ10世地下バジリカ聖堂(Basilique St-Pie X)に入りました。気軽に入ったものの、すぐにその巨大さに圧倒されました。ロウソク行列に集まった人が聖域内で祈りを捧げるのだから、大きい場所は確かに必要です。でも、外からは見えなかったので、これほど大きい施設だとは全く想像もしていませんでした。
ちょうどミサを始めるところで人がたくさんいたのですが、もう向こう端の人は粒のように小さく見えました。

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太い鉄骨とコンクリートで支えられた近代的な聖堂は、周囲に太いスロープがめぐらされていて、前日に見た大勢の車いすの人たちも支障なく、相当な数の人が入れるようになっていました。天井からは、聖人たちの肖像画等がぶら下げられていました。

ミサが始まったので、ぐるりと廊下を歩き出口へ回ると、また雨が降っていました。…と思ったら、ヒョウでした!
数センチはある氷の粒がカツカツと音を立てながら地面にたたきつけられており、危険だったので、しばらく聖堂内にとどまることにしました。8月にヒョウが降ってくるとは想像していなかったです。振り返ってみても、雷、雨、ヒョウ…この日の天気はさんざんでした。

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ほかの聖堂を見た後、もう一度聖堂に入って撮った写真です。椅子のある位置まで降りて撮った写真でも、巨大さがわかります。これだけの人が集まる聖地なのだとしみじみ感じました。

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ヒョウが降りやんだ後、外に出ました。前日はどう頑張っても写らなかったマリア像の写真を撮ってみました。ルルドのマリア様は、きれいな青い帯をしています。

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次に、正面にあるロザリオ聖堂に入りました。夜に見ても美しく光っていましたが、昼に見ても壮麗な装飾です。

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内部では、やはりお祈りがささげられていました。脇には、青い帯のマリア様の礼拝堂がありたくさんのロウソクが供えられていました。

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続いて、この聖堂の上にある無原罪のお宿り聖堂(Basilique de l'Immaculée Conception)に向かって階段を上がりました。

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上から見る聖域の様子です。正面には、城塞が見えています。

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この聖堂にはいくつか祈る場所がありますが、多くの場所でお祈りが行われていました。巡礼に来る場所なのだから、多くの人がお祈りを捧げるのも当然です。どの聖堂も美しく保たれていました。

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最後に、また下に降りて、マリア様が出現したといわれる、マサビエルの洞窟(Grotte de Massabielle)に行きました。

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マリア様が出現した場所ということで、行列ができていました。私も並んで、洞窟のパワーをいただいてきました。また、お水も汲んで帰り、しばらく、この水と、沸かして作ったお茶をいただきました。

帰りには、少し天気が回復し、明るくなってきていました。
明るい空のもとで見る聖堂は、白くきれいでした。

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2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国

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ストラスブール2019冬情報 [イベント]

今月よりブログが引っ越しになっていて、ちょっと手間取りました。少しアドレスが変わって、引き続きたらたら書いていきます。

さて今日は、ストラスブールにお出かけになる方からお問い合わせがありましたので、冬の観光情報を記載します。
(個別にメールで問合せに答えるのはいろいろと手間もかかるので、すみませんがブログにて)

まず、11月のストラスブールといえば、マルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)です。
昨年、テロ騒ぎがあったのが残念で仕方ないですが…市は、対策を施して、イベントを継続しました。マルシェ・ド・ノエルは、ストラスブール市民にとって大切な、伝統的なイベントなのです。

2019年のストラスブールのマルシェ・ド・ノエルも日程は決まっていて、11/22から12/30までと書いてありました。
以下のURLが役に立つと思います。右肩のところから、言語を選べます。

https://noel.strasbourg.eu/

ストラスブール旧市街は、川に囲まれて島のようになっています。世界遺産として登録されているのはこの内側で、島のようになっているのでグランディル(語尾のイルは島の意)ともいわれます。旧市街へ渡る橋のいくつかに、世界遺産マークが埋め込まれています。

ドイツからも近く、ドイツのケール(Kehl)という町からは、今では電車だけでなくトラムでもつながっています。
トラム、バスなどは、CTSという会社が運営しています。以下のURLが役立つと思います。国旗マークから言語を選べます。
バスは先払い、トラムは切符を乗る前に買って、改札機に通してから乗ります。

https://www.cts-strasbourg.eu/fr/

コルマールやストラスブール空港(Entzheim)空港などへ移動する場合は、国鉄SNCFが便利です。コルマールまでは急行Terに乗ると30分ほど、空港まではローカル列車で10分ほどです。ホームまでは誰でもアクセスできますが、乗車時は、乗る前に切符を黄色い改札機に通して乗ります。ホームに上る階段の下あたりに設置されています。
新幹線TGVに乗る場合も同様に改札機を通してから乗ります。

コルマールなどアルザスの南部でもマルシェ・ド・ノエルが開催されます。2019年の会期は、11/22から12/29のようです。以下が参考になります。

http://www.marche-de-noel-alsace.com/marche-noel-colmar.htm

ところで、ストラスブールは、国鉄の駅(駅舎側)や旧市街あたりは、スリはいるものの、パリなどに比べると治安はそこそこ良い方だと思います。一方で、危険な地区もいくつかありますし、昨年テロのターゲットになったこともありますので、外務省の安全情報を読んでいかれる方が良いと思います。

https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/

宿泊としては、旧市街やその近く、または駅前にあるホテルが使い勝手は良いと思います。ちょっと優雅に過ごすなら、 Hôtel Régent Petite FranceやCour du Corbeauがおススメです。いずれも四つ星の良いホテルです。前者は観光名所の中にあり、イル川の水門を眺めながら過ごすことができ、後者は、伝統的な建物のたたずまいを残しているので、アルザスらしい雰囲気の中で過ごすことができると思います。もう少しお値段的にリーズナブルな所が良ければ、ibisやBest Westernといったホテルグループの宿泊施設を使うのも良いと思います。ヒルトンもありますが、観光の中心部からは少し離れています。

ストラスブールへは、空港(Entzheim)まで飛行機を使うか、フランクフルトからルフトハンザバス(ルフトハンザで飛行機とバスをまとめて予約できます)、またはパリから新幹線TGVが便利です。

たくさん書いたので、今日はこんなところで。

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ブドウの種をまいてみた [生活]

アルザスでは、今頃、ブドウ収穫期を迎えています。もう、中盤ぐらいになっていると思われます。

この時期にワイン街道に行くと、ブドウの実の色から、木の種類がなんとなくわかったりして楽しいものです。
また、ヴァンヌーヴォーといって、わずかに発酵したお酒もよく売られていて、この時期ならではの味を楽しむこともできます。リクヴィルでコップで売っているのを見たことがある以外は少量単位では売られていなかったと記憶しています。多くは生産者が直にペットボトルに詰めてくれたり、ボトルに入れたものを売っていたりと、おおざっぱにリットル単位で持ち帰るスタイルでした。

ヴァンヌーヴォーはまだジュースのように甘い味をしていますが、どぶろくのようなもの、お酒です。発酵が続いているので蓋をしないほうがいいのですが、車が汚れるので、ペットボトルのフタを開けたりしめたりしながら持ち帰ったものです。冷蔵庫に入れていても、少しずつ発酵して味が変わるのも楽しいものです。季節の味です。

一転して、我が家。

昨年、9月の中旬にブドウを食べたあと、種を土に蒔いてみました。しばらくは水をやっていたのですが何も出てこないので諦め、春にはそのまままた別のものを蒔いて、また芽が出ないので諦めて…

忘れたころに、2つのポットに小さな植物が1つずつ生えていることに気が付きました。
ずいぶん小さいけれど、なんとなく葉の形がブドウに似ていなくもない、ということでたまに水をやりつつ様子を見ていると、次第に葉っぱの形がはっきりしてきました。
この写真は6月。まだ背丈は1-2センチぐらいです。

2019.06_bourgeon.JPG

たまに水をやっているだけでぐんぐん大きくなり、今ではすっかりブドウらしくなりました。ポットの大きさが違うので成長に差が出てしまいましたが、2本とも順調に育っています。

2019.09_vigne.JPG

ベランダでどこまでやれるのか謎だし、実がなるには何年かかかるだろうし、接ぎ木でもないし、実がなったからといって美味しいかどうかもわかりませんが…少し大きな鉢に植え替えて、観察を続けていきたいと思っています。

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