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水源地へ(2) ヴィッテル [ショートトリップ]

昨日に続き、水源地のその2ヴィッテルです。 → 「水源地へ(1) コントレクセヴィル

コントレックスの里コントレクセヴィルからヴィッテルまではさほど遠くはありません。電車を2時間3時間待つぐらいなら歩いて行った方が早いぐらいです。恐らく1時間近くかかってはしまうので体力は必要ですが、道はほぼまっすぐで簡単です。

さて、ヴィッテルの水源地付近には様々なスポーツが楽しめる巨大な公園があります。周囲にはホテルやカジノが並び、この周辺はリゾート地のようになっていました。ただ、廃業して荒れた様子の建物などもあり、寂れつつあるのか?と感じずにはいられませんでした。

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そして、やたらClubMedの看板が目に付きました。ClubMedが寂れてきた町の一部を買い取って顧客用のリゾートを造り上げ、何とか町を維持している、とも思えました。さほど離れていないのにコントレクセヴィルの方がたたずまいがよく見えるのは不思議でした。

水が目当てなので、早速水源地を探しました。目印はまたまたテルメです。その一連の建物に水を汲める水源地があります。ヴィッテルにはBonne、Hépar、Grandeの3つの水源がありました。

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テルメには、3種のヴィッテルの水をまとめて飲める場所があります。成分表も貼ってあり、まとめて味見ができるのでとても便利です。ただし、コップ専用でペットボトルでは汲めないようになっています。入口受付でプラスチックコップ(貧弱だけど)を買うことができます。2013年4月現在、コップ一つ10セントでした。

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ヴィッテルの3つの水は、カルシウム、マグネシウムなどの含有量にかなり開きがあります。成分表によると一番「硬い」のはHépar(Ca555、Mg110、Na14mg/l)、続いてGrande(Ca202、Mg43、Na4.7mg/l)で、Bonne(Ca91、Mg19.9、Na7.3mg/l)はさほど硬くなく、硬水に慣れていない日本人にも飲みやすい水だと思いました。ちなみに、家にあったVittelのペットボトルの成分はGrandeに近かったようです。

テルメ近くには、2箇所の水汲み場がありました。ひとつはGrande Sourceで、テルメを正面から出て左に歩くと廊下の突き当たりにあります。壁がはがれ、水場にはコケも生え、周囲にさびた椅子が並んでいました。殺風景すぎてシーズンに賑わうとは思えませんでした・・・。

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テルメからGrandeとは逆の方向に歩くと、HEPARと書かれた場所があります。ステンドグラスの青い光が差し込む部屋に入ると、足元に水が出ている蛇口がありました。階段につづく扉が閉まり、入れないようになっていましたが、奥のほうにちょろちょろと水が出ている蛇口がありました。入口の表示とは違って、この蛇口の上にはBonne Sourceという文字がありました。

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汲めたのはGrandeとBonneの2つだけではあったものの(多分Heparは強すぎ)、テルメで3種を味わえたので満足でした。水工場も大規模みたいだし、公園もきれいでしたが・・・幾分の寂しさを感じる町でした。

 (参考) ヴィッテル、町のWebサイト:  www.ville-vittel.fr/
       ヴィッテル(水)のWebサイト:  http://vittel.jp/

 (関連ブログ) 水源地へ (1)コントレクセヴィル / (3)リボーヴィレ(Carola)

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