週末旅行のプラハ(4) [ショートトリップ]
プラハへの週末旅行の記事その4です。今日はプラハ城周辺です。
旧市街からカレル橋を渡ると、ヴルタヴァ川西岸のマラーストラナ(小地区)です。カレル橋はヴルタヴァ川にかかるプラハ最古の石橋です。12世紀からここに石橋はあったそうですが、カール(=カレル)4世が1357年に新築、15世紀初頭にゴシック様式の橋が完成しました。欄干にある聖人像や英雄像は17~19世紀に付け加えられています。
橋の上には観光客以外にも絵を売る人や手回しオルガンを奏でる人、物乞いをする人まで様々な人がいました。橋の両側にある塔やプラハ城をバックに写真をとったり、欄干にある彫刻をなでたり(その部分だけ光っています)と、観光客も大はしゃぎです。でも、Attention!スリも多いそうですよ。
橋を渡るとまず目に付くのはミクラーシュ教会(18世紀、バロック様式)です。フランスで買ったガイドブックに3つ星がついていたので入ってみました。ヨーロッパでは無料の教会が多い中、プラハの教会の多くは有料で・・・ここでも入口を入っただけでそのまま引き返す人がたくさんいました。でも中に入れば、華麗な装飾や絵画、それにモーツァルトもひいたというパイプオルガンを見ることができます。塔に上がれば周辺の町並みも見渡せるそうですが、こちらも別料金です。
続いてプラハ城を目指し、Nerudovaという坂道をのんびり上っていきました。この通りにはいわれのある家がいくつもあります。美しい通りですが、車がよく通るのが難点でした・・・。最後に城への階段を上りきると町が見渡せました。もっと高いところから見たい場合は聖ヴィート教会の塔や近くの丘にある鉄塔に上ると良いと思います(いずれも有料)。
世界で最も大きい城の一つといわれるプラハ城の敷地には旧王宮、歴代ボヘミア王が眠る聖ヴィート大聖堂(長い中断を経て1929年完成)、聖イジー教会(920年)、博物館など幾つも観光施設があります。いずれの施設も有料ですが、お金を払わなくても敷地には入れるので、それぞれの建物の外観を見たり、町の景色を眺めたり、衛兵の交代を見たりすることはできます。
プラハ城では共通チケットを買いました。写真を撮りたければ別料金、敷地内の地図も有料でした。しかも、建物内でもトイレは有料区域外にあり、そこでもお金が必要だったりしました。必要なければ払わなくていいとも言えますが、何かにつけお金お金、というのが煩わしく思えました。
色々な施設がある中でも、やはりボヘミア王に深くかかわる旧王宮と聖ヴィート大聖堂はお薦めです。旧王宮にあるヴラディスラフホールは、三十年年戦争のきっかけとなった「プラハ窓外投擲(放出)事件」(1617年)が起きた場所だそうです。プロテスタントの貴族たちが王の使者を窓から突き落としたのです。落差は20mほどもありますが、下に干草があったため使者は助かり逃げ帰ったそうです。また、聖ヴィート聖堂の有料区域に入ると、チェコの偉大な画家アルフォンソ・ミュシャ(ムハ)のステンドグラスを見ることができます。
この地区にあるいくつかの建物(ストラホフ修道院(1140年創設、バロック様式の図書館が有名)など)を見た後、丘の上にある鉄塔ペトリン(ペトシーン)タワーに上りました。
上からはプラハ城やヴルタヴァ川、旧市街がよく見えました。単に上から見るのもよし、薄暗くなる頃の風景を見るのもよしのタワーでした。
(参考) プラハ城(英語): http://www.hrad.cz/en/
(関連ブログ)
週末旅行のプラハ
(1)概要 / (2)ユダヤ人地区 / (3)旧市街 / (5)新市街 / (6)ヴィシェフラド / (7)料理等
旧市街からカレル橋を渡ると、ヴルタヴァ川西岸のマラーストラナ(小地区)です。カレル橋はヴルタヴァ川にかかるプラハ最古の石橋です。12世紀からここに石橋はあったそうですが、カール(=カレル)4世が1357年に新築、15世紀初頭にゴシック様式の橋が完成しました。欄干にある聖人像や英雄像は17~19世紀に付け加えられています。
橋の上には観光客以外にも絵を売る人や手回しオルガンを奏でる人、物乞いをする人まで様々な人がいました。橋の両側にある塔やプラハ城をバックに写真をとったり、欄干にある彫刻をなでたり(その部分だけ光っています)と、観光客も大はしゃぎです。でも、Attention!スリも多いそうですよ。
橋を渡るとまず目に付くのはミクラーシュ教会(18世紀、バロック様式)です。フランスで買ったガイドブックに3つ星がついていたので入ってみました。ヨーロッパでは無料の教会が多い中、プラハの教会の多くは有料で・・・ここでも入口を入っただけでそのまま引き返す人がたくさんいました。でも中に入れば、華麗な装飾や絵画、それにモーツァルトもひいたというパイプオルガンを見ることができます。塔に上がれば周辺の町並みも見渡せるそうですが、こちらも別料金です。
続いてプラハ城を目指し、Nerudovaという坂道をのんびり上っていきました。この通りにはいわれのある家がいくつもあります。美しい通りですが、車がよく通るのが難点でした・・・。最後に城への階段を上りきると町が見渡せました。もっと高いところから見たい場合は聖ヴィート教会の塔や近くの丘にある鉄塔に上ると良いと思います(いずれも有料)。
世界で最も大きい城の一つといわれるプラハ城の敷地には旧王宮、歴代ボヘミア王が眠る聖ヴィート大聖堂(長い中断を経て1929年完成)、聖イジー教会(920年)、博物館など幾つも観光施設があります。いずれの施設も有料ですが、お金を払わなくても敷地には入れるので、それぞれの建物の外観を見たり、町の景色を眺めたり、衛兵の交代を見たりすることはできます。
プラハ城では共通チケットを買いました。写真を撮りたければ別料金、敷地内の地図も有料でした。しかも、建物内でもトイレは有料区域外にあり、そこでもお金が必要だったりしました。必要なければ払わなくていいとも言えますが、何かにつけお金お金、というのが煩わしく思えました。
色々な施設がある中でも、やはりボヘミア王に深くかかわる旧王宮と聖ヴィート大聖堂はお薦めです。旧王宮にあるヴラディスラフホールは、三十年年戦争のきっかけとなった「プラハ窓外投擲(放出)事件」(1617年)が起きた場所だそうです。プロテスタントの貴族たちが王の使者を窓から突き落としたのです。落差は20mほどもありますが、下に干草があったため使者は助かり逃げ帰ったそうです。また、聖ヴィート聖堂の有料区域に入ると、チェコの偉大な画家アルフォンソ・ミュシャ(ムハ)のステンドグラスを見ることができます。
左から黄金小路(有料)、ヴラディスラフホール、アルフォンソ・ミュシャのステンドグラス
この地区にあるいくつかの建物(ストラホフ修道院(1140年創設、バロック様式の図書館が有名)など)を見た後、丘の上にある鉄塔ペトリン(ペトシーン)タワーに上りました。
上からはプラハ城やヴルタヴァ川、旧市街がよく見えました。単に上から見るのもよし、薄暗くなる頃の風景を見るのもよしのタワーでした。
(参考) プラハ城(英語): http://www.hrad.cz/en/
(関連ブログ)
週末旅行のプラハ
(1)概要 / (2)ユダヤ人地区 / (3)旧市街 / (5)新市街 / (6)ヴィシェフラド / (7)料理等
2013-04-04 22:00
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