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フェッラーラ(1)(ヴェネツィア番外編) [ショートトリップ]

本日から数日、ヴェネツィアから日帰りで行ったフェッラーラ(Ferrara)という町について記載します。

まずは町の概要です。
フェッラーラはイタリア最大の河川ポー川の下流、ボローニャとヴェネツィアの中間に位置し、かつては河港都市として栄えた町です。「フェッラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯」として世界遺産(文化)にも登録されています。(1995年登録、1999年拡大)

この町の歴史に欠かせないのはエステ家の存在です。エステ家は1240年に行政長官に選出されて以来徐々に支配権を握り、1332年にはローマ法王からフェッラーラの統治権を承認されました。エステ家の積極的な芸術擁護によりフェッラーラではルネサンス文化が花開き、その後1598年に教皇領となるまで町はヨーロッパ屈指の文化都市として繁栄しました。

エステ家が遺した建築物の中で最も有名なのはエステンセ城(16世紀完成)です。当初は城塞でしたが、次第に内部は宮廷風に改築されていきました。市壁に囲まれた町にはこの城のほか、12世紀建造のカテドラーレ、エステ家の別荘だったスキファノイア宮殿、ディアマンティ宮殿など数々の歴史的建造物が残されています。15世紀末にエルコレ1世が建築家ロセッティに命じて造らせた都市は今も変わらず保存され、当時のままの美しい町並みを見ることができます。

ferrara_1-1.JPG ferrara_1-2.JPG

エステンセ城(英語): http://www.castelloestense.it/en/

(関連ブログ)
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  フェッラーラ(ヴェネツィア番外編) (2)前編 / (3)後編
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