ファドゥーツ(リヒテンシュタイン) [バカンス]
リヒテンシュタイン公国(Fürstentum Liechtenstein)の首都ファドゥーツ(Vaduz)に行ってきました。リヒテンシュタインはヨーロッパ第4の小国で、面積は160k㎡、人口は約35,000人です。郵便や電話はスイスと共通、通貨もスイスフランで、スイスのガイドブックに何となくまぎれてしまっている国です。更に国内を通る鉄道はオーストリア鉄道が運行しているそうで…隣国と共生している国ともいえます。
この国の設立の歴史はちょっと変わっています。国の元首君主であるリヒテンシュタイン侯家は、元々はオーストリアのハプスブルク家の貴族でしかなかったそうですが、1699年に現在の領地の一部を購入し、その後買い増して、1719年に神聖ローマ帝国から自治権を与えらました。これが国の始まりです。
侯家は現在は高台にあるファドゥーツ城(Schloss Vaduz)に住んでいます。城の付近まで上がると町が下に見下ろせ、更にスイスとの国境であるライン川、遠方にはスイスの山々も展望できます。晴れた日の眺望は抜群だと思います。ただ、この要塞のようなお城は侯家の人々の住居なので内部見学はできません。
ホテルから見たファドゥーツ城 ファドゥーツ城近影 ワイン畑から見たファドゥーツ城
この国では意外にも工業が盛んだそうです。また、銀行には守秘義務があり、顧客の情報を外に漏らすことはないそうです。よく「スイス銀行の口座に振り込んでくれ」みたいなセリフがありますが…リヒテンシュタインの銀行でも良いわけです。タックスヘイブンということと、法人税が安く会社設立が比較的容易ということで、ペーパーカンパニーが多いそうです。そのお陰で(?)一般国民への直接税はないとのことでした。
首都ファドゥーツでは家も道もよく手入れされていて、生活に余裕があるように感じられました。落書きなども少なく比較的安全そうだとも思いました。公的な建物の多くは近代的で、町のところどころに現代アートが飾られていたりしますが、少し歩くとブドウ畑が広がっており、夏には山でハイキングもできるようです。交通手段としてはバスがあります。鮮やかなレモン色の車体が気に入りました。
たぶん国会議事堂 ブドウ畑とレッド・ハウス 鮮やかなレモン色のバス
リヒテンシュタインでは、観光局(Tourist Office Vaduz)でパスポートに入国記念スタンプを押してもらえました(2.5ユーロ/人、スイスフランで支払い可)。今やヨーロッパの国境はするすると越えられてしまうので、滅多に入国スタンプなんか手に入りません。せっかくなので押してもらってきました。貴重~!ただし、スタンプにはTourist Officeという文字も入るので、まともな入国スタンプしか欲しくないという人はご注意を。
観光局周辺には他に切手博物館(Briefmarkenmuseum)、現代美術館(Kunstmuseum)、国立博物館(Landesmuseum)、それに政府庁舎、カトリック教会などもありました。私は入場無料の切手博物館に入ってみました。昔の切手づくりや配達の歴史を感じる場所でした。市庁舎近くからは観光列車シティトレインも走っていました。見どころをぐるっと回れるそうです。
切手博物館 シティトレイン カトリック教会
切手が美しいと本に書いてあったので、切手を買ってハガキを家に出してみました。観光局で買ったフランス行きの切手は、リヒテンシュタインの風景を描いたもので、結構巨大で存在感タップリでした。
(参考)
ファドゥーツ観光局(Tourist Office Vaduz): www.tourismus.li
今回の旅行の記事:
車で近隣諸国へ(ステッカー購入)
ライヒェナウ島(ドイツ)
ザンクト・ガレン(スイス)
リンダウ(ドイツ)
フュッセン(ドイツ)
ノイシュバンシュタイン城、ホーエンシュバンガウ城
ヴィースの巡礼教会(ドイツ)
ウルム
この国の設立の歴史はちょっと変わっています。国の元首君主であるリヒテンシュタイン侯家は、元々はオーストリアのハプスブルク家の貴族でしかなかったそうですが、1699年に現在の領地の一部を購入し、その後買い増して、1719年に神聖ローマ帝国から自治権を与えらました。これが国の始まりです。
侯家は現在は高台にあるファドゥーツ城(Schloss Vaduz)に住んでいます。城の付近まで上がると町が下に見下ろせ、更にスイスとの国境であるライン川、遠方にはスイスの山々も展望できます。晴れた日の眺望は抜群だと思います。ただ、この要塞のようなお城は侯家の人々の住居なので内部見学はできません。
ホテルから見たファドゥーツ城 ファドゥーツ城近影 ワイン畑から見たファドゥーツ城
この国では意外にも工業が盛んだそうです。また、銀行には守秘義務があり、顧客の情報を外に漏らすことはないそうです。よく「スイス銀行の口座に振り込んでくれ」みたいなセリフがありますが…リヒテンシュタインの銀行でも良いわけです。タックスヘイブンということと、法人税が安く会社設立が比較的容易ということで、ペーパーカンパニーが多いそうです。そのお陰で(?)一般国民への直接税はないとのことでした。
首都ファドゥーツでは家も道もよく手入れされていて、生活に余裕があるように感じられました。落書きなども少なく比較的安全そうだとも思いました。公的な建物の多くは近代的で、町のところどころに現代アートが飾られていたりしますが、少し歩くとブドウ畑が広がっており、夏には山でハイキングもできるようです。交通手段としてはバスがあります。鮮やかなレモン色の車体が気に入りました。
たぶん国会議事堂 ブドウ畑とレッド・ハウス 鮮やかなレモン色のバス
リヒテンシュタインでは、観光局(Tourist Office Vaduz)でパスポートに入国記念スタンプを押してもらえました(2.5ユーロ/人、スイスフランで支払い可)。今やヨーロッパの国境はするすると越えられてしまうので、滅多に入国スタンプなんか手に入りません。せっかくなので押してもらってきました。貴重~!ただし、スタンプにはTourist Officeという文字も入るので、まともな入国スタンプしか欲しくないという人はご注意を。
観光局周辺には他に切手博物館(Briefmarkenmuseum)、現代美術館(Kunstmuseum)、国立博物館(Landesmuseum)、それに政府庁舎、カトリック教会などもありました。私は入場無料の切手博物館に入ってみました。昔の切手づくりや配達の歴史を感じる場所でした。市庁舎近くからは観光列車シティトレインも走っていました。見どころをぐるっと回れるそうです。
切手博物館 シティトレイン カトリック教会
切手が美しいと本に書いてあったので、切手を買ってハガキを家に出してみました。観光局で買ったフランス行きの切手は、リヒテンシュタインの風景を描いたもので、結構巨大で存在感タップリでした。
(参考)
ファドゥーツ観光局(Tourist Office Vaduz): www.tourismus.li
今回の旅行の記事:
車で近隣諸国へ(ステッカー購入)
ライヒェナウ島(ドイツ)
ザンクト・ガレン(スイス)
リンダウ(ドイツ)
フュッセン(ドイツ)
ノイシュバンシュタイン城、ホーエンシュバンガウ城
ヴィースの巡礼教会(ドイツ)
ウルム
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 履歴書の添え状 (2014-04-29 17:59)