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2017フランス南西部 その6' ガヴァルニー レストラン [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

前回の記事に続きガヴァルニー(Gavarnie)で、番外編として、夕食のレストランの写真を載せます。

ガヴァルニーでは、ガヴァルニー圏谷で世界遺産モン・ペルデュ(Mont Perdu)を眺め、山を登って滝に近づいたものの雷雨になり、イソイソと下山したのでした。下にたどり着くころには日が射し、平和な風景が広がっていました。

村へと続く道にある石の橋は、風情があってよかったなあ…。

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馬なんかもいて。

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一旦ホテルの部屋に戻って休憩し、夕食のため、道すがら見つけたレストランに出発することにしました。

お店の名前は、Les Cascades。思いのほか美味しかったです。ガヴァルニーでは、クレープ屋をよく見かけたように記憶していますが、このお店ではコース料理をいただけます。外観はこんな感じです(翌朝撮影)。

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食事は、きれいでヘルシーで美味しかったです!前菜2種。野菜の色合いがきれいでした。

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メイン料理は、3種から子牛とトラウトをチョイスしました。

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デザートはアラカルトメニューからのチョイス。La tarte aux myrtillesがあると、だいたい食べてしまいます。アルザスで食べていたものとは少し違うのですが、これはこれで美味しいのです。もう一つは、フルーツポンチみたいなものを頼みました。

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この日、何より驚いたのは、途中で雨が降り出し風も強くなって、外で夕食をとっていたグループがみんな中に飛び込んできたことでした。外では食器がガシャーン!と音を立てるほどの風で、店の人は片づけに大忙しでした。この時間にはすでに食事を済ませて帰った人もいて、店内に空席があって何よりでした。食事を終えて外に出るころは、路面がビショ濡れで雨も残ってはいましたが、嵐はおさまっていました。山の天気は変わりやすいということを安全なところで(?)実感した数時間でした。

Menu Pyréneénは、2017年の夏に食べたときは23ユーロ、記事掲載日時点では23.9ユーロ。お手頃価格でもあり、懐かしく…写真を見ているうちにまた食べたくなりました。また行けるといいな。

Les Cascades
 www.lescascades-gavarnie.fr
 Quartier le Village, 65120 GAVARNIE

前回も書いた通り、ガヴァルニーの宿泊ホテルはLe Marboréでした。前回のブログには部屋の様子を載せましたが、今回はロケーションを記録しておくために、朝、山とホテルが一緒に写った写真を載せます。ホテルでの朝食はシンプルではあったものの、山を眺めながらとる朝食はすがすがしく快適でした。

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最後に、朝の風景です。馬も出勤するんだなと感心しました。

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2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国

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2017フランス南西部 その6 ガヴァルニー(Gavarnie) [バカンス]

2017年のフランス旅行の続きです。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

ルルド(その5)を出発してから、車でガヴァルニー(Gavarnie)に行きました。距離にして50㎞ほどと書いてありましたが、車でくねくねした道を走ったため、さほど近いという印象はありませんでした。

ガヴァルニー圏谷は、世界遺産モン・ペルデュ(Mont Perdu)を含む自然豊かな土地です。フランスの観光を紹介しているページには、以下のように記載されています。

「ガヴァルニー圏谷
ガヴァルニーは、壮麗な氷河のカール(圏谷)で知られています。2万年以上も前に、巨大な氷河がガヴァルニーから下方のルルドにまで伸び、現在の地形をつくり上げました。標高3253mのマルボレLe Marboréのほか、カールを囲むように3000m級の山が連なり、山稜からはヨーロッパでもっとも大きな滝、落差422mのガヴァルニーの滝をはじめ、無数の滝が落ちて迫力のある眺めが楽しめます。」

explore franceより
 https://jp.france.fr/ja/occitanie-sud-de-france/article/40038

まずはホテルに荷物をおき、ガヴァルニーの滝に向かって歩きました。圏谷の入口までは馬で行くこともできます(有料)が、幸い天気も悪くなく、気持ちよく散歩できました。

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坂道になる手前に、ユネスコの世界遺産プレートがありました。モン・ペルデューと書いてあります。

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坂を上り始めるころは、まだ遠く小さいですが、ごつごつした岩に流れる滝が見え、期待が高まります。岩の向こうはスペインです。

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少しずつ登っていくと、次第に滝が近づいてきたように感じます。でも、実はまだまだ距離があり、歩いても歩いても、思ったほど近くはなりません。

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目的の滝以外にもいくつも滝が流れ落ちていて、左右の滝や羊の写真を撮りつつ歩いていきます。今回の最接近画像が、下の写真。一見してわかりづらいですが、近いように見えてなかなかつきません。実は写真にはたくさん人が写っているのですが、滝に比して小さいためあまり見えません。そしてとても急なので上るのも大変…。本当は滝つぼを見たかったのですが、雷雨になってしまったので引き返しました。

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滝つぼまでは行けなかったけれど、世界遺産をたくさん歩いて堪能しました。

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よくあることですが、振り返ると晴れていました。ああ、こんなことならもう少し登れた、とも思いますが、雷には勝てないので仕方ないです。十分楽しかったです。

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ガヴァルニーでの宿泊は、Le Marboréでした。山のホテルらしく木の壁の清潔なホテルでした。下は渓谷が流れていました。

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2017フランス南西部 その5 ルルド(Lourdes) [バカンス]

2017年のフランス南西部旅行の続きです。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

フランス南西部のカトリックの聖地、ルルド。夜に到着し、たくさんの信者が祈りを捧げるロウソク行列(Processions Mariale)を見た、翌朝からの記事です。
 → 前日のロウソク行列の記事はこちら

この日は、朝から天気が悪く、黒い雲が山にかかり、雨が降り、雷鳴が轟いていました。
そんな中でも教会の鐘は鳴り、巡礼に来た信者たちが聖域(Sanctuaires)内にある教会に集まっていきます。

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前日は暗くなってから到着し景色をよく見ていなかったので、私も再度聖域を訪れました。まずは入口、サン・ミシェル門(Porte St-Michel)を入ります。門の前には車が入れないようにするためか、大きなブロックがたくさん置いてありました。

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入るとすぐに十字架があり、何百メートルもの広場の向こうに教会が見えています。雨はあがったものの、まだ黒っぽい雲が多くかかり、写真も暗くなりました。

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聖域内にはいくつも教会があるので、まずは、聖ピオ10世地下バジリカ聖堂(Basilique St-Pie X)に入りました。気軽に入ったものの、すぐにその巨大さに圧倒されました。ロウソク行列に集まった人が聖域内で祈りを捧げるのだから、大きい場所は確かに必要です。でも、外からは見えなかったので、これほど大きい施設だとは全く想像もしていませんでした。
ちょうどミサを始めるところで人がたくさんいたのですが、もう向こう端の人は粒のように小さく見えました。

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太い鉄骨とコンクリートで支えられた近代的な聖堂は、周囲に太いスロープがめぐらされていて、前日に見た大勢の車いすの人たちも支障なく、相当な数の人が入れるようになっていました。天井からは、聖人たちの肖像画等がぶら下げられていました。

ミサが始まったので、ぐるりと廊下を歩き出口へ回ると、また雨が降っていました。…と思ったら、ヒョウでした!
数センチはある氷の粒がカツカツと音を立てながら地面にたたきつけられており、危険だったので、しばらく聖堂内にとどまることにしました。8月にヒョウが降ってくるとは想像していなかったです。振り返ってみても、雷、雨、ヒョウ…この日の天気はさんざんでした。

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ほかの聖堂を見た後、もう一度聖堂に入って撮った写真です。椅子のある位置まで降りて撮った写真でも、巨大さがわかります。これだけの人が集まる聖地なのだとしみじみ感じました。

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ヒョウが降りやんだ後、外に出ました。前日はどう頑張っても写らなかったマリア像の写真を撮ってみました。ルルドのマリア様は、きれいな青い帯をしています。

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次に、正面にあるロザリオ聖堂に入りました。夜に見ても美しく光っていましたが、昼に見ても壮麗な装飾です。

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内部では、やはりお祈りがささげられていました。脇には、青い帯のマリア様の礼拝堂がありたくさんのロウソクが供えられていました。

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続いて、この聖堂の上にある無原罪のお宿り聖堂(Basilique de l'Immaculée Conception)に向かって階段を上がりました。

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上から見る聖域の様子です。正面には、城塞が見えています。

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この聖堂にはいくつか祈る場所がありますが、多くの場所でお祈りが行われていました。巡礼に来る場所なのだから、多くの人がお祈りを捧げるのも当然です。どの聖堂も美しく保たれていました。

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最後に、また下に降りて、マリア様が出現したといわれる、マサビエルの洞窟(Grotte de Massabielle)に行きました。

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マリア様が出現した場所ということで、行列ができていました。私も並んで、洞窟のパワーをいただいてきました。また、お水も汲んで帰り、しばらく、この水と、沸かして作ったお茶をいただきました。

帰りには、少し天気が回復し、明るくなってきていました。
明るい空のもとで見る聖堂は、白くきれいでした。

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2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国

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2017フランス南西部 その4 ルルド(Lourdes)ロウソク行列 [バカンス]

2017年のフランス南西部旅行の続きです。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

ピレネーの山間の小さな国、アンドラ公国でのハイキングを終えると、また車で山をくねくねと走り、フランスに戻って、カトリックの聖地・ルルド(Lourdes)に入りました。
ルルドは、1858年に少女ベルナデットの前に聖母マリアが現れ(17回も)、お告げに従って掘った泉の湧き水によって病気が治る奇跡が何度も起きたといわれる地です。病気の人も多く訪れるそうです。

この日のお泊りは「Hotel la Source」でした。フランスの町は割と一方通行が多いですが、この町では、車にナビがついているのに、そしてホテルも見えているのに、どうしてもホテルにたどり着けませんでした。結局、車で町を2周(以上)した挙句、交通整理をしている警察に「あのホテルに行きたい!」と訴えて逆走を許してもらい、ようやくたどり着いたのでした。

ルルドは聖地だけあって、巡礼者用の宿がたくさんあります。今回の宿も巡礼者向けらしく、部屋の壁には十字架がかけられていました。この宿は、スペイン語圏の人が多いようで、フロントの人もフランス語よりスペイン語のほうが得意なようでした。

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窓から外を見ると、ロウソク行列が行われる広場を一望できました。山と水がある、静かできれいな風景でした。川を渡った向こう側は、「無原罪のお宿り聖堂」(Basilique de l'Immaculée Conception)や聖母マリアが現れた「マサビエルの洞窟」(Grotte de Massabielle)のある聖域です。

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もう少し日が暮れると、こんな感じになります。聖地らしい、厳かな雰囲気が漂っていました。

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教会前の広場では、復活祭から10月半ばまで、毎晩ロウソク行列(Processions Mariale)が行われます。讃美歌が響く中、信者たちがろうそくを持ち(近くの店で売っています)、火を分け合いながら列を作り、洞窟から広場を回って教会へと向かっていきます。敬虔なカトリック教徒はもちろん、シスターや、奇跡を願ってか車いすの参加者もたくさんいました。団体での参加者が多いように思いました。

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ツーリストもこの列に加わることもできますが、私たちは真剣に祈っている人たちの邪魔にならないよう、脇で見ていました。

行列がすべて教会の前に集まると圧巻です。

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広場では、マリア像が異様な輝きを放っています。もちろん照明のせいでしょうが…何度カメラを向けても真っ白に輝き、まともに写りませんでした。神々しすぎました…

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ミサが終わると、教会の下にある、マリア様が出現したという洞窟に人が集まります。マリア様が岩肌のくぼみに祀られています。

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この奇跡の水を汲む場所もあります。土産屋にはマリア像をかたどったボトルが売られているので、たくさんの小さいボトルに水を詰める人もたくさんいました。

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洞窟から川を挟んだ対岸には、ロウソクを供える小屋がたくさん並んでいました。そばには無人のロウソク売り場があり、ロウソクがたくさん積まれていました。中には、大人の背丈を超えるような大きなろうそくもあり、融けてぐにゃりと曲がっていたりしました。

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川に囲まれた聖地はどこも神々しく、教会近辺は特に輝いていました。静かで、きれいな夜でした。

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2017アンドラ公国 その2 [バカンス]

2017年のフランス南西部への旅行の続きです。今回はピレネーにある小国、アンドラ公国 その2です。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

アンドラ公国2日目のこの日は、2004年(2006年拡大)にユネスコ世界遺産に登録された、マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷(Vall del Madriu-Perafita-Claror)に行きました。前の日にツーリストオフィスで位置を聞いていたので道にはあまり迷いませんでした(一度だけ道を間違った...)。

前日、フランス側で自転車レース「ツール・デスパーニュ」に足止めされ、アンドラ公国についてみたら、次の日もアンドラ・ラ・ベッリャからスタートのため通規制があると知って呆然としましたが、幸いにも町から少しはずれた宿泊ホテルから渓谷に向かう道は問題なく通行できました。

ところで、この世界遺産の渓谷は、ピレネー山脈の中に位置し、自然いっぱいの景観でありながら、自然遺産ではなく文化遺産として登録されています。Wikipediaには、次のような記述があります。

”岩山や氷河、森林、湖といったピレネー山脈の自然の中に、集落や牧草地、山小屋、鉄の精錬所跡などが点在しており、700年以上にわたって山岳地域の人々が営んできた生活の文化的景観を世界遺産としたものである。”

実際に行ってみると、確かに山の中に集落のような石造りの建物が並んでいるところがありました。山に落ちている石で作ったのか、石造りの建物はすんなり山の景色にとけ込んでいました。
下の写真はRamioと書かれていたあたりです。

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登山道入口を入って割とすぐにある展望台から見たアンドラ・ラ・ベッリャの町です。山に囲まれた谷に建物が集中しています。

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登山道は思ったより急で(写真では十分伝わらない…)、急な石の道がずっと続いていました。風邪気味だったので、喉が痛く、苦しかったです。

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ところどころで脇をみると、石でできた川のような急斜面がありました。落石注意です。

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登山道から見た風景は、どこまでも山が続いていました。後ろを振り返っても、とっくに町は見えなくなってしまっていて、自分がちっぽけな存在であることを感じます。

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川に沿った道を歩いていくと、開けた場所に出ました。ここには山小屋 Refugi de fontverd もあります。平らに見えますが、標高は1875mです。この山小屋には簡易ベッド(硬そうな2段ベッド)もありました。本格的に歩きたい人は、小屋を利用しながら奥に進んで行けそうです。

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登山道入口の向かいにある公園の湖です。青がきれいでした。

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登山道入口から坂道を下りていくと、途中に石造りの教会Sant Miquel d'Engolastersがありました。小さいながら、この国らしい趣をもつ教会だなと思いました。ここからの景色もよく、アンドラ・ラ・ベッリャの町を見下ろせました。何となく心に残る風景でした。
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2017アンドラ公国 その1 [バカンス]

2017年のフランス南西部への旅行の続きです。今回はアンドラ公国です。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

この日は、フランス南西部のヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent)から、車で延々と山間を走り、アンドラ公国(Principat d'Andorra)に入りました。アンドラ公国は、ピレネー山間部にある、小さな国です。

フランスとの国境は監視されてはいますが、普通に通り抜けられました。国境付近は山ばかりで、標高も結構高く、よくこんなところに町ができたなと感じました。温泉もちょこちょこあって、フランスなど近隣諸国からはよく買い物客が訪れるのだそうです。

国境からさらにぐんぐん坂を上っていき、いくつか村を抜けると首都アンドラ・ラ・ベリャ(Andorra la Vella)にたどり着きました。Wikipediaによると、町の標高は1,000m超なのだそうです。

この日の泊まりは、Hotel Roc de Caldes & Spaでした。温水プールが修理中だったせいか、それとも町の中心部から少し離れているからか…安かったけれど、部屋は広く、スパークリングワインやクッキー、コーヒーマシンが備えられていて、満足度は高かったです。テラスから見る景色は、やはり山。山に張り付くように建物がならぶ、独特の風景でした。

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ここへ来て気づいたのが、また自転車レース、ツール・デスパーニュによる翌朝の交通規制です。アンドラ公国へ来る直前、フランスの町ヴィルフランシュ・ド・コンフランでレースのために足止めされていましたが、彼らはそのまま坂道をものともせずアンドラ・ラ・ベリャにたどり着いていたのです。よほど縁があります…。選手たちも温泉につかって疲れをいやしたのかもしれません。

さて、アンドラ・ラ・ベリャは買い物天国なのだそうで、まずは町中へ出かけました。ホテル横の階段を降りていくと、ショップが並ぶメインストリート(の上流)に出ました。帰りのことを考えただけで憂鬱になるぐらい急な階段でした。

下の道に着くとすぐ、温泉が汲める場所がありました。70℃と書いてありました。

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山だからか水は豊富らしく、川の水もそこそこ量があって、水の音を聞いているとすがすがしい気分になれました。

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観光案内所のあるメインストリート(と呼んでいいのかはわからないが)には、両側にショッピングが楽しめる建物が並んでいました。3㎞ぐらいあるそうです。私はスーパーでしか買い物はしませんでしたが、ショッピング天国なのだそうです。

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さらにずっと歩いていくと、旧市街にたどり着きます。小さい範囲ですが、この界隈は周辺とは少し印象が違っていて、鼠色の石を積み上げたような古風な街並みが広がっていました。よく写真に撮られているCasa de la Vall(下の写真)や評議会もこの辺りにあります。

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少し上ってきていたので、このあたりから町を見下ろすことができます。人型のオブジェなどもあって独特な山の風景を見ることができます。

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行きに道路沿いで見た教会は、帰りにはライトアップされていました。外壁に絵がある、上品なクリーム色の教会です。

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中に入ると、どことなく旧市街の石造りを思わせる柱と、木の温かみが感じられる椅子や床を見ることができます(中の写真はお昼のもの)。

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アンドラ公国はカタルーニャ語が公用語らしいのですが、元首2名のうち1名はフランス大統領なのだそうです。空港も鉄道もないので、周辺国との行き来は必須…。理由はよくわかりませんが、スペインとフランスのポストが並んでいました。

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アンドラ公国については、もう一つ記事を書く予定です。


2017年フランス旅行記事一覧
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2017フランス南西部 その3 トラン・ジョーヌ(Train Jaune) [バカンス]

ヴィルフランシュ=ド=コンフランの続きです。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

この要塞に囲まれた町からは、トラン・ジョーヌ(Train Jaune)と呼ばれる登山列車が出ています。その名の通り、黄色い(jaune)列車(train)です。

駅は、町の城壁の外、少し坂を下ったところにあります。駅の名前は、Villefranche Vernet Les Bains Fuilla。もはや読むのが面倒な長さです。見上げると、後ろの山に要塞(Fort Liberia Vauban)が見えました。ルイ14世の時代、ヴォーバンによって造られた要塞の1つです。

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さて、いよいよ黄色い列車に乗ります。屋根のある車両と、オープンな車両があって、天気と気候がよければ、やはり外の空気と景色を満喫できるオープン車両がおススメです。

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列車はゆっくりと山を登っていきます。途中、小さな村も見えましたが、ほとんどは山と渓谷の風景です。トンネルで大きな声を出して反響を楽しんだり、高架橋でカメラを構えたり、道行く車に手を振ったりと、山ばかりとはいえ、この列車の旅はなかなか楽しかったです。

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車を町に置いていたので、どこかでUターンして戻ることにはしていましたが、この日は、自転車レース、ツール・デスパーニュ(Tour d'Espagne)のために交通規制があると聞いていたので、予定より少し早めのモン・ルイ(Mont Louis)駅で引き返すことにしました。

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モン・ルイ駅には反対方向の列車も止まっていたので、ホームの両側にトラン・ジョーヌを見ることができました。

いそいそと逆方向の列車に乗ったものの列車は混雑していて、屋根付き車両に何とか席を見つけることができました。行きとは違ってパノラマの風景は見られませんでしたが、窓から山々を見ることはできました。コトンコトンとのんびり山を下るのも悪くなく、あっという間に眠気に襲われました…。

ふもとの駅に戻ると、さっさと車に乗って出発!と思っていましたが、すでに交通規制が始まっていて、動けない状態になっていました。急いで山を下りたのに…。後は自転車が通り過ぎるのを待つしかありません。幸いにも道端にさほど人はいなかったので、間近にレースを見ることができました。

交換用の自転車を積んだ車やさきがけとなるバイクなどが通り過ぎ、しばらくするとトップ選手が通過。

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そして団体がドッと通過。あっという間でした。

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さらに、自転車を積んだ車、バス、警察、消防などの車両が一そろい通り過ぎ、ようやくレース見物は終わりました。

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レース関係車両が通り過ぎても、車を自由に走らせるとすぐに追いついてしまうからか、しばらくの間は交通規制が継続され、暇を持て余してしまいました。城壁に入ってみたり、教会を覗いてみたりしているうちに規制が解除され、ようやく車を出すことができました。

思いのほか長い滞在となったヴィルフランシュ=ド=コンフラン。世界遺産の町ということで、看板を撮ってみました。

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2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国

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2017フランス南西部 その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン [バカンス]

2017年のフランス(とアンドラ)への旅行記です。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

前回書いたヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent)で寄ったレストランの情報です。

シャンブル・ドットのオーナーが紹介してくれたのは、ほど近いところにあるLa Snyera*というレストランです。この地方らしい料理もありました。

私が食べた前菜、メイン、デザートの写真を掲載しておきます。

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風邪を引きずったままフランスに入ったのが前日。
喉の痛みと時差ボケのだるさをおして山の上にある修道院に上ったりしたので、この日は体調があまりよくなかったようです。さほど高くないのでついつい欲張ってデザートまで頼んでしまいましたが、この量でもギリギリでした。
何事もほどほどが良いようで…。

* La Senyera
http://www.lasenyera.fr/
81 Rue Saint Jean
66500 Villefranche-de-Conflent
Tél. +33(0)4.68.96.17.65
Fax. +33(0)9.72.30.07.12



2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国

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2017フランス南西部 その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) [バカンス]

2017年のフランス(とアンドラ)への旅行記です。
 → 2017年フランス旅行記事一覧はこちら

前回は、日本からパリ(Paris)を経由してポー(Pau)で一泊し、翌朝車で東へ移動、カニグー修道院を訪れたという記事を書きました。修道院を堪能した後、隔絶された修道院から山を下りると、この日の宿泊地、ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent)に向かいました。

町にはスムーズに到着できたのですが、この町は人気で、なかなか駐車場に車を置くことができませんでした。とにかく宿泊施設の前に駐車できる時間になるまで町の周囲をぐるぐる回ったり、洞窟に行ったりして(しかも入場時間を過ぎてしまっていたので入れなかった)、無駄に時間をつぶして過ごしたのが記憶に残っています。

ヴィルフランシュ・ド・コンフランに到着したときは、時差や喉の痛み、修道院までの山道を登ったことによる疲れなどでとにかく休みたい一心でしたが、実はこの町は観光登山列車トラン・ジョーヌ(Train jaune)の発着地であり、世界文化遺産「ヴォーバンの防衛施設群」(2008年登録)の一部として登録された城塞に囲まれた町であり、さらにはフランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)にも指定されている、素晴らしい観光地です。

Villeflanche-de-Conflent_2017-1.JPG
川と城壁

Villeflanche-de-Conflent_2017-2.JPG
城壁内部(有料)

この日泊まったのは、シャンブルドット(Chambre d'hôte)と呼ばれるタイプの宿泊施設です。オーナーが個室を貸してくれる民宿みたいな感じで、朝ごはんや近隣の施設説明などオーナーがあれこれ世話を焼いてくれます。私が泊まった施設は、城壁の門をくぐってすぐのところにある、昔は郵便局だった建物で、宿泊施設名もそのまま「Ancienne Poste」でした。洗面所やシャワーもちゃんとあるので、ホテルとさほど変わりはありません。家で洗濯したらしき風合いのタオルなど手作り感もあり、郵便局らしく消印のクッションなどで装飾されていました。

Villeflanche-de-Conflent_2017-3.JPG
右の建物が宿泊施設

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夜のシャンブルドット入口

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「エティエンヌ・アラゴ」の部屋

夕食にいいレストランを聞いてから、レストランに向かいがてらさほど大きくない町をさっと歩きました。城壁沿いの石の高い塀にランプがついていたり、町の中に水汲み場もあったりと、中世の趣を感じました。上を向くと、山には城塞がありました。
城壁をくぐって線路をまたぐ橋の風景も趣がありました。この線路は、トラン・ジョーヌが走る線路です。ここに泊まったからには、もちろんトラン・ジョーヌにも乗りますが、それは別の記事に書くことにします。

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城壁から、石の橋

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トラン・ジョーヌが通る線路

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翌朝の町の風景

長くなったので、レストラン情報はまた次の記事で。


2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国

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2017フランス南西部 その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) [バカンス]

2017年のフランス(とアンドラ)への旅行記です。
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初日に成田空港からパリを経由して南西部のポー(Pau)まで飛行機で移動し、この町で一泊したのち、まず向かったのはカニグーの修道院です(サン・マルタン・デュ・カニグー修道院;Abbaye St. Martin du Canigou)。

ポーからカニグー修道院へはだいぶ距離があるので、レンタカーで一気に東に行きました。周囲にはヒマワリやトウモロコシの畑が広がり、その向こうにはピレネーの山々が見えていました。

修道院近くの町まで車で坂道を登り、そこからは徒歩で坂道と山道を30分ぐらいは歩くことになります。修道院は人里離れたところにあるものなのでしょうが、この時は喉をやられていたので、急な登り道はつらかった…。飴をたくさんなめ、あっという間に1箱あけてしまいました。

さて、修道院につくと、料金を支払ってツアーに参加します。ラミネート加工された日本語の説明書があるので、それをもって歩くと良いです。

説明書によると、カニグー修道院は、1000年ごろにベネディクト派の修道院として建設され、1009年に聖別されました。1783年には最後の修道士が出ていき、あっという間に廃墟になってしまいました。19世紀後半に再度注目を集め、20世紀に2度の修復工事を経て、1988年にベアチチュードカトリック共同体に修道院が託され、今に至っているそうです。
外にはサン・マルタン(聖マルティヌス)が貧しい人にマントを分け与える姿を描いた像がありました。

中に入ると、回廊があります。中庭を囲む回廊には、柱ごとに違う彫刻が彫り込まれています。ちょっとユーモラスな表情のものが多いので、面白いです。テラスからはそびえる山々が見え、タップリ山を登ってきたことが実感できました。

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続いて地下聖堂に入ります。天井は低め、涼しく静かで、瞑想によさそうな場所ですが、かつては一部の大修道院長を埋葬する場所だったようです。この聖堂は聖母マリアにささげられていますが、聖母子像は写真のみでした。盗まれてしまったのだとか…。

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次は上の階に上がり、初期ローマ美術の大建造物であるという教会に入りました。この教会は修道士がミサなどを行っていたところです。ここは祈りの場所なので静寂に。写真も禁止だったと思います。

テラスに出て見上げると、1026年に造られて以来、15世紀には地震で壊れたりして、何度も修復してきた鐘楼がありました。そして脇には、この修道院の建設を始めたギスラ2世が自ら造ったという墓、傍らには夫人とみられる墓がありました。最後まで一緒だったんですね。

鐘楼と墓の脇の門を出ると、ツアーは終了です。
ここを出て、少し山を登って展望スペース?に行きました。ろくに看板はないですが、人が歩いているのでわかると思います。町から隔絶されたところにある修道院の全体を上から見ることができるので、おススメです!

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2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国

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