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2017アンドラ公国 その2 [バカンス]

2017年のフランス南西部への旅行の続きです。今回はピレネーにある小国、アンドラ公国 その2です。
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アンドラ公国2日目のこの日は、2004年(2006年拡大)にユネスコ世界遺産に登録された、マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷(Vall del Madriu-Perafita-Claror)に行きました。前の日にツーリストオフィスで位置を聞いていたので道にはあまり迷いませんでした(一度だけ道を間違った...)。

前日、フランス側で自転車レース「ツール・デスパーニュ」に足止めされ、アンドラ公国についてみたら、次の日もアンドラ・ラ・ベッリャからスタートのため通規制があると知って呆然としましたが、幸いにも町から少しはずれた宿泊ホテルから渓谷に向かう道は問題なく通行できました。

ところで、この世界遺産の渓谷は、ピレネー山脈の中に位置し、自然いっぱいの景観でありながら、自然遺産ではなく文化遺産として登録されています。Wikipediaには、次のような記述があります。

”岩山や氷河、森林、湖といったピレネー山脈の自然の中に、集落や牧草地、山小屋、鉄の精錬所跡などが点在しており、700年以上にわたって山岳地域の人々が営んできた生活の文化的景観を世界遺産としたものである。”

実際に行ってみると、確かに山の中に集落のような石造りの建物が並んでいるところがありました。山に落ちている石で作ったのか、石造りの建物はすんなり山の景色にとけ込んでいました。
下の写真はRamioと書かれていたあたりです。

Andora2017_Vally04_Ramio.JPG

登山道入口を入って割とすぐにある展望台から見たアンドラ・ラ・ベッリャの町です。山に囲まれた谷に建物が集中しています。

Andora2017_Vally01.JPG

登山道は思ったより急で(写真では十分伝わらない…)、急な石の道がずっと続いていました。風邪気味だったので、喉が痛く、苦しかったです。

Andora2017_Vally02.JPG

ところどころで脇をみると、石でできた川のような急斜面がありました。落石注意です。

Andora2017_Vally03.JPG

登山道から見た風景は、どこまでも山が続いていました。後ろを振り返っても、とっくに町は見えなくなってしまっていて、自分がちっぽけな存在であることを感じます。

Andora2017_Vally05.JPG

川に沿った道を歩いていくと、開けた場所に出ました。ここには山小屋 Refugi de fontverd もあります。平らに見えますが、標高は1875mです。この山小屋には簡易ベッド(硬そうな2段ベッド)もありました。本格的に歩きたい人は、小屋を利用しながら奥に進んで行けそうです。

Andora2017_Vally06.JPG

登山道入口の向かいにある公園の湖です。青がきれいでした。

Andora2017_Vally08.JPG


登山道入口から坂道を下りていくと、途中に石造りの教会Sant Miquel d'Engolastersがありました。小さいながら、この国らしい趣をもつ教会だなと思いました。ここからの景色もよく、アンドラ・ラ・ベッリャの町を見下ろせました。何となく心に残る風景でした。
Andora2017_Vally09.JPG



2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国

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