2017フランス南西部 その4 ルルド(Lourdes)ロウソク行列 [バカンス]
2017年のフランス南西部旅行の続きです。
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ピレネーの山間の小さな国、アンドラ公国でのハイキングを終えると、また車で山をくねくねと走り、フランスに戻って、カトリックの聖地・ルルド(Lourdes)に入りました。
ルルドは、1858年に少女ベルナデットの前に聖母マリアが現れ(17回も)、お告げに従って掘った泉の湧き水によって病気が治る奇跡が何度も起きたといわれる地です。病気の人も多く訪れるそうです。
この日のお泊りは「Hotel la Source」でした。フランスの町は割と一方通行が多いですが、この町では、車にナビがついているのに、そしてホテルも見えているのに、どうしてもホテルにたどり着けませんでした。結局、車で町を2周(以上)した挙句、交通整理をしている警察に「あのホテルに行きたい!」と訴えて逆走を許してもらい、ようやくたどり着いたのでした。
ルルドは聖地だけあって、巡礼者用の宿がたくさんあります。今回の宿も巡礼者向けらしく、部屋の壁には十字架がかけられていました。この宿は、スペイン語圏の人が多いようで、フロントの人もフランス語よりスペイン語のほうが得意なようでした。
窓から外を見ると、ロウソク行列が行われる広場を一望できました。山と水がある、静かできれいな風景でした。川を渡った向こう側は、「無原罪のお宿り聖堂」(Basilique de l'Immaculée Conception)や聖母マリアが現れた「マサビエルの洞窟」(Grotte de Massabielle)のある聖域です。
もう少し日が暮れると、こんな感じになります。聖地らしい、厳かな雰囲気が漂っていました。
教会前の広場では、復活祭から10月半ばまで、毎晩ロウソク行列(Processions Mariale)が行われます。讃美歌が響く中、信者たちがろうそくを持ち(近くの店で売っています)、火を分け合いながら列を作り、洞窟から広場を回って教会へと向かっていきます。敬虔なカトリック教徒はもちろん、シスターや、奇跡を願ってか車いすの参加者もたくさんいました。団体での参加者が多いように思いました。
ツーリストもこの列に加わることもできますが、私たちは真剣に祈っている人たちの邪魔にならないよう、脇で見ていました。
行列がすべて教会の前に集まると圧巻です。
広場では、マリア像が異様な輝きを放っています。もちろん照明のせいでしょうが…何度カメラを向けても真っ白に輝き、まともに写りませんでした。神々しすぎました…
ミサが終わると、教会の下にある、マリア様が出現したという洞窟に人が集まります。マリア様が岩肌のくぼみに祀られています。
この奇跡の水を汲む場所もあります。土産屋にはマリア像をかたどったボトルが売られているので、たくさんの小さいボトルに水を詰める人もたくさんいました。
洞窟から川を挟んだ対岸には、ロウソクを供える小屋がたくさん並んでいました。そばには無人のロウソク売り場があり、ロウソクがたくさん積まれていました。中には、大人の背丈を超えるような大きなろうそくもあり、融けてぐにゃりと曲がっていたりしました。
川に囲まれた聖地はどこも神々しく、教会近辺は特に輝いていました。静かで、きれいな夜でした。
2017年フランス旅行記事一覧
2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国
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ピレネーの山間の小さな国、アンドラ公国でのハイキングを終えると、また車で山をくねくねと走り、フランスに戻って、カトリックの聖地・ルルド(Lourdes)に入りました。
ルルドは、1858年に少女ベルナデットの前に聖母マリアが現れ(17回も)、お告げに従って掘った泉の湧き水によって病気が治る奇跡が何度も起きたといわれる地です。病気の人も多く訪れるそうです。
この日のお泊りは「Hotel la Source」でした。フランスの町は割と一方通行が多いですが、この町では、車にナビがついているのに、そしてホテルも見えているのに、どうしてもホテルにたどり着けませんでした。結局、車で町を2周(以上)した挙句、交通整理をしている警察に「あのホテルに行きたい!」と訴えて逆走を許してもらい、ようやくたどり着いたのでした。
ルルドは聖地だけあって、巡礼者用の宿がたくさんあります。今回の宿も巡礼者向けらしく、部屋の壁には十字架がかけられていました。この宿は、スペイン語圏の人が多いようで、フロントの人もフランス語よりスペイン語のほうが得意なようでした。
窓から外を見ると、ロウソク行列が行われる広場を一望できました。山と水がある、静かできれいな風景でした。川を渡った向こう側は、「無原罪のお宿り聖堂」(Basilique de l'Immaculée Conception)や聖母マリアが現れた「マサビエルの洞窟」(Grotte de Massabielle)のある聖域です。
もう少し日が暮れると、こんな感じになります。聖地らしい、厳かな雰囲気が漂っていました。
教会前の広場では、復活祭から10月半ばまで、毎晩ロウソク行列(Processions Mariale)が行われます。讃美歌が響く中、信者たちがろうそくを持ち(近くの店で売っています)、火を分け合いながら列を作り、洞窟から広場を回って教会へと向かっていきます。敬虔なカトリック教徒はもちろん、シスターや、奇跡を願ってか車いすの参加者もたくさんいました。団体での参加者が多いように思いました。
ツーリストもこの列に加わることもできますが、私たちは真剣に祈っている人たちの邪魔にならないよう、脇で見ていました。
行列がすべて教会の前に集まると圧巻です。
広場では、マリア像が異様な輝きを放っています。もちろん照明のせいでしょうが…何度カメラを向けても真っ白に輝き、まともに写りませんでした。神々しすぎました…
ミサが終わると、教会の下にある、マリア様が出現したという洞窟に人が集まります。マリア様が岩肌のくぼみに祀られています。
この奇跡の水を汲む場所もあります。土産屋にはマリア像をかたどったボトルが売られているので、たくさんの小さいボトルに水を詰める人もたくさんいました。
洞窟から川を挟んだ対岸には、ロウソクを供える小屋がたくさん並んでいました。そばには無人のロウソク売り場があり、ロウソクがたくさん積まれていました。中には、大人の背丈を超えるような大きなろうそくもあり、融けてぐにゃりと曲がっていたりしました。
川に囲まれた聖地はどこも神々しく、教会近辺は特に輝いていました。静かで、きれいな夜でした。
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2017フランス南西部へ / その1 カニグー修道院(Abbaye St. Martin du Canigou) / その2 ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villeflanche-de-Conflent) / その2' ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン / その3 トラン・ジョーヌ / 2017アンドラ公国 その1 / 2017アンドラ公国 その2 / その4 ルルドロウソク行列 / その5 ルルド / その6 ガヴァルニー / その6’ ガヴァルニー レストラン / その7 ピック・デュ・ミディ / その8 リューヌ登山鉄道 / その9 バイヨンヌ / その10 バイヨンヌ2 / その11 ポーと1日遅れの帰国
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