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フランスの所得税の支払い [手続き(役所関係)]

所得税納税の季節がやってきました。5月下旬に申告を済ませたのは以前書いたとおりです(5月30日ブログ)。8月前半、忘れた頃に2通の手紙が届きました。1通は「前払いはありませんでしたね」という確認の手紙、もう1通は「あなたの所得税は**ユーロです」という通知でした。2010年は1年目で滞在期間が短かった(=フランスに来てからの収入が少ない)ので、思ったよりは少額で済みました。銀行が空っぽになる?という心配は杞憂に終わりました。

振り返ってみると所得税のスケジュールは大まかにこんな感じでした(2011年)。
 ・前年の所得に関する書類を作成、提出(提出期限:5月30日)
 ・前払金の確認、税額の確定(8月初~中旬)
 ・所得税納入(納入期限:9月15日)

所得税納入の方法は下記から選択できるようになっていました。
 ・インターネット振込
 ・銀行引き落とし
 ・TIP(公共料金支払い用銀行間証書、通知についている)
 ・小切手
 ・現金(税額が3000ユーロ未満の場合のみ)

また、来年の支払いについても案内がありました。フランスでは税金を月賦で前払いするというシステムがあり、前年の税額に基づき計算された額を毎月支払い、最後に精算するようになっています。日本の年末調整と同じような感じです。一括払いは負担が大きくなり、場合によっては支払えなくなってしまうからでしょう。このシステムがあるため、前払金はありませんでしたね?という手紙も送られてきたわけです。月賦にするには書類を送らなくてはなりませんが、夫が言うには放っておいても前払いの請求書が届くはずだ、その場合は恐らく3回払いになるだろう、とのことでした。財務局も取りっぱぐれのないように手を打っているようです。

ところで、フランスでは公文書に間違いがあったり処理が遅かったりするのは普通ですが、この財務局だけはやけに迅速でした。今回TIPという書類を郵送したら、3日後には銀行から引き落とされていました!郵送に1日か2日は絶対かかるので、ものすごいスピードで処理されたわけです。あまりに速くてビックリしました。「絶対税金をとる!」という勢いみたいなものを感じました。

なお、税金はこれで終わりというわけではありません。7月下旬に住民税の下調べらしき住所の確認書類が届きました。1ヶ月以内ぐらいに住民税の請求、テレビ税の請求、ついでにゴミ税(これは大家さんから)の請求もあると予測されます。秋は財布に厳しい季節のようです。。。

(所得税関連ブログ)
  財務局から呼び出し状!(所得税関係)(2012年11月)(2010年所得関連)
  所得税の通知がきた!(2012年8月)
  所得税申告2012(2011年所得分)(2012年5月)
  所得税の申告書(2012)が来た!(2012年4月)
  所得税の分割払い(2011年所得分の前払い)(2012年2月)
  所得税の申告(2011)(2011年5月)

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