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DELF(2010/2011、第2回)の感想 [フランス語]

書こうかどうか迷いましたが…一周年記念?に、昨日書いたフランス語の試験、DELFを受けてきたので掲載します。そういやB1クラスに1ヶ月いたこともありますが、会話とヒアリングについて教師に思いっきり悪い評価を貰っていたので、受験レベルはA2です。

まずヒアリング、読解、作文のテストを受けました。勝手がよくわからなかったのですが、最初に青か黒のボールペンしか使ってはいけないと言われて驚きました。理由は消して書きなおせてしまうから。間違ったら線を引いて消すかぐりぐり塗りつぶす…それでいいそうです。

試験前に試験官が召喚状とIDをつき合わせて名前等をチェックし、続いて問題の冊子と緑の紙を配付しました。冊子の表紙に番号と名前を書きました。緑の紙はどうやらメモ用らしいですが、説明がなかったので誰も使っていませんでした。結局、問題文の周辺にいっぱい落書きをして汚くしてしまいました。

ヒアリング(Compréhension de l'oral)
今回は、電車のアナウンス、展示会の案内、学校のアクティビティの説明、学校に関する会話の4問でした(約25分)。それぞれ、問題文を読む時間(30秒ぐらい)→音声→空白(30秒)→音声→空白(30秒だか1分だか…)となります。音声が一部割れていて聞きづらかったのと、来ていない人がいたせいかドアが全開で、外の音が耳に入ってきて嫌な感じでした。ただでさえ苦手なのに。集中力に欠け、問題が頭にすんなり入らず、のろのろ迷っていると次にいってしまうという繰り返しでした。

読解(Compréhension des écrits)・作文(Production écrite)
次に同じ冊子の次ページ、読解のテストに進みました。30分と書いてあるものの終わりの合図はなく、そのまま作文(一応45分)に進んでいいようでした。逆に、全部を終えてからヒアリング問題まで戻って見直すこともできるわけです。ちゃんと区切られているのはヒアリングだけという状況でした。

読解は、アクティビティに関する広告を選ぶ問題、それに職探しのWebサイト、ご近所のパーティー案内、ポンピドゥーセンター2に関する記事、の4問でした。作文は2問で、1つ目は旅行の展示会に行ったので、その内容を自分の個人的なWebサイト(フランス人の友達向け)に書くというもの、2つ目はキャンプに誘ってくれた友達への返信メールで、御礼を述べた上で断り、別の提案をするというものでした。それぞれ60~80単語で、最後に単語数を書く欄もありました。ペンで書きこんだので、消したり加えたりするたび答案用紙は黒々しくなっていきました。何だか汚いけど本当に平気なのかなあ…。

会話(Production oral)
会話の試験は別なので、一旦家に帰って、また指定時間に会場に行きました。バタバタしましたが半日で全部を済ませられてラッキーでした。会話は30分に1人の配分でしたが、実際にはもっと短かったと思います。試験官が呼びに来たら「ボンジュール、マダム」などの礼儀正しい挨拶が必要です。得点に影響します。

試験官は2名で、一つの机を挟んで向かい合って座るため妙に近くて圧迫感がありました。最初に試験の構成について説明がありました。最初に自己紹介、続いてテーマに沿って話をし、最後に想定シチュエーションで会話します。本によると順に約1.5分、約2分、3~5分です。自己紹介以外の2つについては、それぞれ10枚以上ある紙の中から2枚をとり、内容を見てから1枚に絞りこみ、その後別室で10分間準備します。準備部屋は出入りが多くて少々落ち着かなかったです…。

10分すると試験官が呼びに来て試験が始まりました。最初の2つは自分が話した後に簡単な質疑がある程度ですが、最後のものは試験官が友達などの役割を持っているので話しかけたりして会話を成立させなくてはいけません。…きつかったです。会話がろくに続かず時間も短かった気が!失敗です。試験官がやたら近くにいるので、何かを書かれたり、表情がひきつったりするのが丸見えで気になりました。

くじ運も今一つで、2つ目は「コンサート」「仕事の内容」、3つ目は「仕事をリタイア」「仕事の初日」と、仕事ネタばかりをひきあてました。文章が短そうだと小さい紙を選んだのですが、大きい紙には表が付いていることがあり、これが会話の助けになったりするんです。これも少しだけ後悔しましたが、もう後の祭り。

結果
結果は1ヶ月後「ぐらい」に会場に電話して聞くように、だそうです。一体いつ電話すればいいのか良く分からないですけどね??会場だったアリアンス・フランセーズには3月に実施されたA1の試験結果が貼ってあったので、同様に掲示もあるはずです(名前なし)。ネット上の情報によれば、結果は封書でも送られるようなので、待っていればいつか届くでしょう。「admis」とあれば合格ですが、あまり自信がありません。気が向いたら結果をブログに載せることにします。 → 試験結果(2011年7月8日) <気が向いたので追記>

しかし、ヒアリングの際に雑音が聞こえたり、時間の区切りが曖昧だったり、準備用の部屋に人が出入りしたり、さらに結果に関する説明も曖昧で…大らかな環境での試験でフランスらしいと思いました。

※ 試験実施概要(2010/2011、第2回)は昨日のブログにあります。
  結果については2011年7月8日の記事、ディプロム(証書)については2011年11月3日の記事へ。

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Kayoko Hosho

初めまして。
DELF A2で検索してMme_crepeさんのブログへお邪魔させていただきました!!私は今年の10月に日本に帰った時にA2かB1を受けようかと考えています。ブログを拝見して日本とフランスでは行われ方はかなり違うとは思いますがイメージが出来たので落ち着けました☆そしてMme_crêpeさんが高得点すぎる事に感激しております☆おめでとうございます!またブログ拝見させて頂きます。
by Kayoko Hosho (2012-02-18 09:01) 

muuu

こんにちわ。
A2とB1の試験を1ヶ月後にうけるのですが、面接に対してすごい不安があったので検索していたら、このブログを見つけました。
去年の9月からフランスで留学しています。
大学受験のためにDELFにうからなければならないのですごく焦ってます。
この記事を読んで、試験管の説明をまず聞き取れるか不安になりましたorz
Oralでくじをひくやつは、自分から話をふってはじめるのですか??
by muuu (2012-04-27 01:38) 

Mme_Crepe

muuuさん、こんにちは!コメント有難うございます。

「受からなければならない」とは大変ですね…。試験ともなれば当然緊張しますよね。でも、面接のとき、説明がよくわからなければ質問してもいいんですよ。先生にそう言われていました。

くじ(課題選択)は、最初に軽くやり取りした後、区切りのいいところで試験官が紙を差し出してくるはずなので、流れで進んで行けば大丈夫です。

準備時間の後は、試験部屋に戻って、”じゃ、始めますか”みたいな感じになります。内容にもよるでしょうが、口火を切るのは基本的に自分からになると思います。とにかく基本はBonjour!からです。私は初日の新入社員というシチュエーションだったので「私は今日が1日目なんです」「~部です」とかいうあたりからでした。試験官がうまく話をつないでくれました。

B1の最後のパートは少々厄介みたいです。準備の後、渡された紙のテーマについて説明し、更に自分の考えを述べなくてはならないので、基本的に1人で喋ることになります。…先生からの情報です。

回答になりましたでしょうか…。DELF、それから大学受験、頑張って下さい!!

by Mme_Crepe (2012-04-28 03:04) 

muuuu

回答ありがとうございます!

難しそーですね…orz
フランス語自体は好きなんですけど、覚えることが多すぎて、きゃぱ足りません(苦笑)
面接の練習をホストファミリーとしてみます!

やる気だけは自信あるので受かってみせます:)!!

je vous remercie pour votre reponse!

by muuuu (2012-04-28 03:46) 

Mme_Crepe

日常的にホストファミリーと話ができているならきっと大丈夫です!少し練習しておけば極度に緊張することもないと思いますよ~。

Bon courage!
by Mme_Crepe (2012-04-28 06:22) 

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