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サルコジ氏、UMP党首に返り咲き [ニュース]

間もなく衆院選です。テレビや新聞も選挙の色が濃くなってきましたが、私は投票日にはヤボ用があるため、すでに期日前投票を済ませてきました。選挙を終えてしまった身からすれば、町中の候補者の叫び声はもはやただの騒音…。

この際、ついでなのでフランスの選挙ネタをひとつ。
今のフランスの大統領といえば、フランソワ・オランド氏。でも、彼の日本での知名度はあまり高くない…?むしろ、前大統領であるニコラ・サルコジ氏のほうが良くも悪くもインパクトが強く、ついでに、大統領就任中に前妻と離婚し、元スーパーモデルのカルラ・ブルーニ氏と再婚したことなど話題性が豊富で有名です。

サルコジ氏は数年前の大統領選でオランド氏に負け、野党にくだったUMPの党首を辞任して献金疑惑を背負ったまま政界から引退していました。ただ、負けた後もTVでサルコジ氏が話題になることはしばしばあり、「本当はみんなサルコジが好きなんじゃない?」と思わせる雰囲気がありました。大統領時代は、私の周囲の人はみんなサルコジは嫌いだと言っていましたが、彼の話題(だいたいダメ出しですが)がでると妙に食いつきがよかったようにも思います。

一方、大統領になったオランド氏は、就任後着実に支持率を下げ、今やその「不」支持率はサルコジ氏を唯一上回るほどだそうです。見た目も私生活も「ふつう」が売りでしたが、美人といわれたパートナーとも別れ、ますます冴えない雰囲気満載です。同じく大統領在任中に離婚したものの、人気のカルラ・ブルーニ氏と再婚したことで話題をかっさらっていたサルコジ氏との注目度の差は歴然…。シークレットブーツをはいているとかいった小さなことまで、何をやってもサルコジ氏はいちいち噂になる人なのです。

こんな状況の中、先月11月29日にUMPの党首選が行われました。UMPはサルコジ氏が辞めたあと、後釜を巡ってちょっとした泥沼ドラマを繰り広げたりもしましたが、2年半たって、やっぱり彼しかいないという結論に至ったのか、ついにサルコジ氏が党首に返り咲きました。下品だの強引だのと批判が多い同氏ですが、リーダーに何度も選ばれる何等かの素質が備わっているようです。

とはいえ、まだこれは党首選でしかありません。サルコジ氏が力をため、数年後にオランド氏を引きずりおろして大統領に再度上り詰めるのか、はたまた疑惑や欠点を蒸し返されて別の政党に蹴落とされるのか…彼の未来はこれからの活動にかかっています。嫌われ者でありながらも常に注目を集める彼が、いよいよ再始動です。

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