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帰国免税 [帰国手続き]

いつの間にか夏時間終了間近。今日は久々に更新を…。テーマは帰国時の免税です。

海外旅行の際に、ショッピングを楽しみにしている人も多いと思います。何といっても免税が魅力ですよね。

フランスの場合、基本的に外国人旅行者が一つのお店(手続きできる店)で1日に175(.01)ユーロ以上(お店により違うこともあるらしい)の買い物をすれば免税を受けることができます。国外に持ち出すことが前提で、EU加盟国を出る時に最後の空港で手続きをすることになっています。

ストラスブールでも、ギャラリー・ラファイエット、プランタン、ルイ・ヴィトン、エルメス、ロクシタンなどのお店で免税書類を作ってもらうことができます。デパートでは各店舗での買い物の合計が175ユーロを超えていれば免税が受けられ、買い物のあと伝票を持ってカウンターに行き書類を作ってもらいます。EU圏を出るときに空港で手続きを行うことになっています。

ところで、外国に住んでいる人はその国で免税が受けられるのか?・・・答えはNOです。滞在国がEU加盟国の場合は、基本的に加盟国全体で免税を受けることはできません。

旅行時に受けるのは「旅行者免税」です。旅行者、つまり居住者でない人だけが受けられる免税です。海外長期滞在者は、逆に日本で免税を受けることが可能なのですが(消耗品を除き1万円以上)、日本の消費税率は低いので、戻ってくるお金はわずかです。労力ばかりがかかるためか手続きを行っているお店は少なく、更にお店によっては条件も厳しいので、一時帰国の際に免税を受けたという話はあまり聞いたことがありません。

海外長期滞在者でも日本のパスポートを持っているんだから、それとなく滞在国で免税を受けられるのでは?と思う人もいるかもしれません。ところが、そうはいかないらしいのです。かつてはスルーしてしまうこともあったようですが、電子化が進み、最近ではパスポート番号を入力したときに滞在許可証を持っていることがバレて、最悪の場合は罰金を支払わされることもあるとか・・・。お金をケチろうとして、却って失うことになりかねないというわけです。

では、長期滞在後、日本に帰国するときはどうか?・・・こちらは、帰国免税というものが受けられます。ただし、旅行者のものとは手続きが違うので、慎重に検討しなくてはなりません。引越し屋さんによると、帰国免税手続きを行う許可を持っているお店はちらほらあるらしいのですが、そのお店に手続きを知っている店員がいるとは限らず、地方では実質的に免税を受けることは難しいそうです。パリのラファイエットやプランタンで、日本人向けカウンターで手続きを確認してから買い物すれば確実とのことでした。日本への持ち込み制限もあるので引越し屋さんとの相談も大切です。

・・・というわけで、地方滞在だった私には、残念ながら(幸い?)親族、友人の皆様に高級ブランドのお土産を持ち帰るという選択肢はありませんでした。帰国時に空港で買うのがせいぜいですが、私の場合は引越し荷物に埋れて、自分にも他人にもフランスの高級品を買うことなく滞在を終えることとなったのでした。

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