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新市街Neustadtイベント(ストラスブール大学付近) [イベント]

土曜に新市街Neustadtのイベントに行ってきました(関連ブログはこちら)。ガイドツアーなどもあって大学パレス(本館)周辺はこれまでにない賑わいようでした。

Neustadtと呼ばれる区域は、ストラスブールがドイツに組み込まれた後にすぐに整備された地区なので、ドイツの建築家によるドイツ風の建物がたくさん残っています。今回のイベントはレプブリック広場の前、ライン宮殿から大学パレス周辺までの区域がメインです。

palais.universitaire2.JPG写真はメイン会場の大学本館(Palais Universitaire、1884年完成)です。この地域がドイツに併合された後、一旦フランスの帝国大学は解体されましたが、翌年(1872年)にはもうストラスブール帝国大学が設置され、とくに優秀な教授陣が配置されたそうです。写真では小さすぎて見えないですが、建物の上方にはカントなどドイツの偉人たちの像が並んでいます。


palais.universitaire3.JPG大学本館正面の広場に立っている像はゲーテです。彼もかつてストラスブール大学で学んでいます。




palais.universitaire1.JPG大学本館の中に入るとすぐ華やかなホールがあります。真ん中には何故か古代エジプトの像が据えられています(写真右下に見える小さいブロンズ像)。この日はNeustadt、大学本館の建物などに関する説明の板が並んでいました。



palais.universitaire4.JPGこの建物の奥には庭園が広がっています。こんな庭があるなんて知りませんでしたが、落ちついた気持ちの良い空間でした。




palais.universitaire5.JPGこの庭にもゲーテ像がありました。ゲーテが学んだことはストラスブール大学の誇りなんですね。ちなみに、シュバイツァー博士もこの大学の出身ですが…像はありません。(→ ブログ記事「シュバイツァー博士」



palais.universitaire6.JPG庭の端にある小さい建物は地震学、地球磁気学の博物館(Musée de Sismologie et Magnétisme Terrestre*)になっています。どうやら普段は開いていないようですが、昔の地震計などの展示を見ることができました。ここでは滅多に地震はありませんが、ニュースなどにたまに出てくるストラスブールの地震計は、この大学が設置したのだろうと思いました。


この庭をまっすぐ通りぬけると植物園(Jardin Botanique)があり、そこでもガイドツアーが行われていました。また、大学本館近くにあるサン・ポール教会もガイドツアーのためか特別に開いていましたが、これらはまた後日記載したいと思います。
 → ブログ記事「ストラスブール大学の植物園」(2012年4月17日)

さて、せっかくの機会なので私も大学パレス周辺を歩くツアーに参加してみました。学生2人が、周辺にあるいくつかの建物(群)に連れて行ってくれて、これは大学付属の建物だった、これはアールヌーボーが取り入れられている、これらの建物の設計者はナントカだ、と説明してくれました。しかし少々寒かった…。

案内してくれた建物はいずれも19世紀末に建てられた、ドイツの建築家によるドイツ風の建物であり、ストラスブールがフランスの町からドイツの町になった後(1871年)短期間で整備されたようでした。ガイドは学生ではありますが、質問者とのやりとりから、ストラスブールの歴史や周辺の建物などを研究している人たちなのだろうと思いました。一生懸命説明してくれたのに、フランス語では理解は難しく…ゴメンナサイ。

 * Musée de Sismologie et Magnétisme Terrestre
    http://eost.u-strasbg.fr/musee/Accueil.html

(関係リンク)
  ストラスブール大学: http://www.unistra.fr/

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