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シュヴァイツァー博士 [生活]

以前もらった神戸風月堂のゴーフルに添えられていた説明書きの中に、シュヴァイツァー博士*に関する記述がありました。シュヴァイツァー博士といえば、ストラスブールにもゆかりのある人です。彼は、ストラスブール大学で神学博士と哲学博士を取得し、更にその後同大学で医学博士を取得しています。また、サン・トマ(St-Thomas)教会に行くとシュヴァイツァー博士が演奏会を主催したことが説明書に記載されています。

Eglise_Orgue_St.Thomas.JPG
サン・トマ教会のオルガンの左に博士の写真がある

博士の出身は、カイゼルスベルクというアルザスのワイン街道沿いの村です。マルシェ・ド・ノエルでも有名な村で、12月にはたくさんの観光客で賑わいます。博士の生家は今は記念館になっているそうです。なお、お菓子の説明書きの中では、博士は「ドイツ出身」と書かれています。アルザス出身なのにフランスではなくドイツになっているわけですが、これは間違いではありません。博士が生まれた当時、この村はドイツ領だったのです。この短い説明書きの裏側には、アルザスの苦悩の歴史があります。

ところで、ゴーフルと博士との関わりについては、昭和36年、シュヴァイツァー博士の手伝いをしていた日本人医師が神戸で講演会をした際に、お土産にゴーフルを持ち帰り博士に渡したと書かれていました。”長い旅をしてきたのに、今出来あがったように新鮮”というコメントを聞き、店主も博士に何度かゴーフルを贈ったということでした。更にWikipediaの記載の中にも「好物は風月堂のゴーフル」と記載されていました。子供が読む伝記にも登場するような偉人が、あのゴーフルを好んで食べたなんて、ちょっと意外でした。

* シュヴァイツァー博士(神戸風月堂、ゴーフル(R)のお菓子の栞より)
ドイツ出身の神学者、哲学者、医師、音楽家。
30歳の時、アフリカで医療と伝道に生きることを志し、フランスの植民地であったガボンのランバレネで生涯を現地の人々の教育と医療に捧げた。
世界平和にも貢献し「密林の聖者」とも称され1952年にはノーベル平和賞を受賞。

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