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読書「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」 [生活]

友人に借りた「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」(吉村葉子著、講談社)を読んでみました。著者は20年もパリで暮らした方で、フランスが大好きなのでしょう、本の中には“フランス人は素晴らしい”という気持ちがタップリ盛り込まれています。

地域により住人達の気質も違うでしょうし、交友関係によってフランス人に対する考え方も違ってくるでしょうが…好意的に解釈しすぎている、というのが私の感想です。フランス人の悪い面すら美化されてしまっている気がしました。こういう本を読んでフランスに憧れすぎると、現実を見て失望し、「パリ症候群」になってしまうんですよ。

最初にタイトルを見た時は、貧乏でもフランスでは色々な手当てがあるから不満が少ないってことかな?と思ったのですが、内容はそういうものではなく、「フランス人がいかにお金を使わないか」が焦点でした。しかもそれがとても素晴らしいというのです。ソルドが行われている今の時期、お店は混雑し、レジには行列ができ、街ゆく人々はそれぞれに幾つものブティックの袋をぶら下げて…全然倹約家には見えませんけど。

本を読み終えて、何とも納得しがたい気持ちが残りました。インターネットで調べると「フランス番長」がこの本について軽快・痛烈に皮肉っています。愉快ですらあります。私はむしろフランス番長の意見に同感ですね。

  この著書等に関するフランス番長のサイト:
    http://fban.blog9.fc2.com/blog-date-20100305.html
  著者、吉村葉子氏のオフィシャルサイト :
    http://www.yokoyoshimura.com/

お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人 (講談社文庫)

お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人 (講談社文庫)

  • 作者: 吉村 葉子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/01/12
  • メディア: 文庫



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