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オー・ケーニグスブール城 ~Château du Haut-Koenigsbourg~ [ショートトリップ]

今日は、近隣の街、セレスタ(Célestat)近くの山にあるお城、ケーニグスブール城(Château du Haut Koenigsbourg)に行くことにしました。スーパーに行く以外の目的で高速道路に乗るのは初めてです。

motorway.JPG南に行くついでに、ストラスブール空港(Entzheim)にも寄ってみることにしました。高速道路で少し走ると、スカッとした景色が広がります。しばらく走ると空港に着きました。現地にいた方に乗せていただいたときはさほど遠いと思いませんでしたが、知らない道を走るということもあって、以前より遠く感じられました。用事があるわけではないので、駐車場には入らずぐるりと回って空港を出て、目的のお城に向かいました。

少し南に走っていくと、ワイン用のブドウ畑が広がりました。アルザスのワインはこうしてできるんだなぁ…。ストラスブールやコルマールからワイン街道ツアーも出ているし、車でも回れるようです。これは秋にでも。

さて、高速道路の制限速度は道によって様々ですが、こちらでは軽く100km/hを超えています。高速の入口、各合流地点にはシカが飛んでいる絵の標識がありました。周囲は平坦な畑しかないので、あまりシカがいる感じはしません。動物ではなく、単に飛び出し注意という意味なんでしょうか…。今回はナビを使っていたのですが、適当な名称を選んでおいたところ、お城そのものではなく、自動車道のパーキングに着いてしまいました。お城の駐車場じゃなかった‥。一旦停車すると、近くににコウノトリが飛んできてくつろいでいました。

お城までは40キロ余りのはずでしたが、空港に寄ったせいか行きすぎたのか、思ったより時間がかかったようでした。高速道路を出ると、看板が出てくるようになったので、看板に従って町を抜け、山をくねくねと登っていきました。山の頂上近くでようやく施設の駐車場に到着しました。

事前に見ておけばよかったのですが、以前から高速道路では車が横に流れる感覚があり、今日スピードを上げて走っていたら何だか乗り心地が悪かったので、降りてタイヤをチェックしました。すると、何だか左前輪がほかより沈んでいるような感じが…。パンク?空気圧の低下?ともかく、ぼこぼこではありませんがタイヤがおかしいようでした。気にはなるけど、日曜日で店もしまっているし、山の上まで来てしまったので、まずは観光です。

山道をゆっくり登っていくと、お城の入口に着きました。チケット(7.5€/人)を買い、日本語の説明の紙をもらって中へ進みました。説明書によるとこんな感じです。
Haut_koenigsbourg1.JPG・シュトファンベルク山(Stophanberch)、標高755mに位置する
・小麦とワイン、塩と銀の交易の盛んな街道の交差点だった
・お城の記述は12世紀に登場
・昔の所有者はホーヘンシュトーフェン、ハプスブルグ家
・1479年、ティエルシュタイン家領地に。建て直し、改造
・焼け落ちた後、約2世紀の間放置
・1865年、セレスタの街が所有、1899年ドイツ皇帝に寄贈
 (当時はドイツ統治領)
・1900年から修復(~1918年)
・1919年、フランスの管理下へ

from_Haut_koenigsbourg.JPGばら色の砂岩でできているこのお城は、山にあった岩をうまく利用して作られているようでした。住居になっている部分への通路はひとつしかなく、堀や跳ね橋で区切られていて、敵の侵略に備えた造りになっています。中には庭や礼拝堂、家具などもあり、人々がここで生活していたことが想像できました。また、城壁には攻撃用の狭い穴がたくさん作られ、大城砦の一番上からは近くのお城が見えるようになっていて、大砲も打てるようになっていました。
お城の上からは平野が一望でき、とてもきれいでした。


夕方になり帰ることにしましたが、タイヤの調子が悪いので、山を下るときもスピードは控えめでした。やがてバスが前に入り、その後部を良く見ると、セレスタの街から4ユーロとありました。電車で来てツアーに参加することもできるのでしょう。バスとはセレスタの駅と自動車道の分岐点で別れました。

高速道路にのってしばらく走ると、ガクンと突然速度が落ちました。ドライバーが操作しないのに、2度急ブレーキがかかり、アクセルを踏んでも速度が上がらなくなってしまったのです。この道路は制限速度130km/h、車がびゅんびゅん走っている中でのアクシデントでしたが、幸い追突はされませんでした。速度が落ちて邪魔になるので、一旦路肩に出ました。関係ないと思いつつタイヤをチェックしてみましたが、さほど状況は変わっていませんでした。一旦エンジンを切って時間をおき、再度エンジン始動。でも、オートマチックなのに、1速で無理やりアクセルを踏んだときのようにブーン!と唸って速度が上がりません。仕方ないので、しばらく路肩を走って近くの出口で出ることにしました。

出口だと思ったカーブの道は実は別の自動車道へのジャンクションでしたが、途中で車がスムーズに走行し始めたので、そのまま進むことにしました。幸い、さっきまで走っていたA35と平行に走っている道で、すいていたので速度を上げずにストラスブールに向かって走ることができました。…何とか家にたどり着きました。

ガレージに入って再度タイヤをチェックしてみると、気のせいか少し空気が抜けたような感じでした。ほかの3本のタイヤに比べ、左前輪は溝も減っていて、かつ何かが刺さっているようでした。車が流される感じはあったので、前から刺さっていて、高速を走って更に傷んだのだろうと思いました。とにかくタイヤも速度制御装置も危険な状態。10回ほどしか乗っていないのに、ランプが切れ、タイヤはパンクし、制御装置も故障ですか…運が悪いにもほどがあるとガックリ。調子がいいというので買い取ったのですが、お金と手間ばかりかかります。修理にあまりにお金がかかるようだったら廃車かも…。

修理に出すお店が近いことだけは幸いです。そのぐらいは走れるでしょう。お店には2週間で3回も行くことになってしまいました。。。お城の思い出はもうどこかへ吹っ飛びました。ガックリ。
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