夏至

ぼろぼろの車を連れてベンツのお店、クローリーへ行きました。タイヤににもスピード制御にも不安を抱え、ドキドキしながらお店に行くと、予約なしの修理は受け付けてもらえず、すごすご帰ることになりました。金曜に出直しとになり、調子の悪い車でのろのろアパートに戻りました。タイヤはスペアに代えておこうと、ジャッキアップしてみることになりました。ジャッキは教習所で見たものとは違うベンツの純正ジャッキで、少々変わった形をしていました。マイナスドライバーでジャッキアップポイントのふたをあけ、少々斜め向きのままジャッキアップすると車は一応持ちあがりました。ボルトを緩め忘れたので一旦おろしてボルトを緩めようとしましたが、そもそも固くて回すことができませんでした。もうすぐセールが始まるので、タイヤはどこかで買おうと思っていたのですが、クローリーでミシュランタイヤが4割引きになっていたので、このまま何もかもクローリーに頼んでしまおう、という気分になりました…。

クローリーから戻ったあと、届いていた封書を開けると、県庁からのカルトセジュール（Carte de séjour、長期滞在許可証）を取りに来いという通知でした。召喚されるのに1カ月以上かかったことになります。カルトセジュールをもらったら、フランスの免許の申請も必要です。近々県庁に行かなくてはいけません。

ところで、今日はお昼から公園から大音量の音楽が聞こえていました。うるさいなと思っていたのですが、夜になってもなかなか静かになりません。夫が言うには街中でもあちこちでこういうイベントをやっていたとのこと。そういえばそろそろ夏至じゃない？と思ってカレンダーを見てみたら、丁度今日が夏至で、恒例のイベントのようでした。冬は太陽が出ている時間が短いので、一番日が長い日は貴重なんでしょうか。

今日の日の入りは21時35分か36分で、もう22時を過ぎていたのですが、ちょっと外に出てみました。公園のあずまやのような場所が舞台になっていて、DJが音楽を流しているのでした。色とりどりのライトが光り、ドライアイスがたかれていましたが、観客はわずかでした。トラムの駅近くまで行きましたが、夜中まで皆で楽しんでいるといよりは、若い「にいちゃん」とか「ねえちゃん」が出歩いている、という風景に見えたので、街に出るのはやめて家に戻りました。

来年の夏至は、街に出てみたいと思います。