ストラスブール・モナムール(Strasbourg mon amour) [イベント]
ストラスブールでは、バレンタインデーに合わせて間もなくイベント「Strasbourg mon amour」が始まります。すでにクレベール広場には小屋が建てられたようです。期間は2016年2月5日~14日の10日間です。
今年で4回目となるイベントで、期間中は、Café des Amours がクレベール広場で朝10時から夜10時まで開き、毎日ガイドツアーも行われます。クレベール広場には、マジックミラーテントがあるらしいです…。
また、2/11にはオペラ、2/12にはオーケストラによるコンサートも行われます。観光客の少ない時期なので、イベントで街がにぎわうのは華やかで良いと思います。
「Strasbourg mon amour」
http://www.strasbourg-monamour.eu/ (フランス語)
http://www.strasbourg-monamour.eu/en/ (英語)
本日のニュース記事(DNA)
http://www.dna.fr/actualite/2016/02/02/le-cafe-des-amours-prend-forme-sur-la-place-kleber
昨年の写真付きの記事(DNA)
http://www.dna.fr/actualite/2016/01/26/la-st-valentin-va-durer-pendant-dix-jours-a-strasbourg
このイベントが日本に上陸!ということで、池袋でも以下のとおりStrasbourg mon amourが開催されます(昨年はプレイベントが行われたらしいです)。
アルザスの景色を背景にピンクのソファで写真を撮ったり、アルザスNo.1のイケメンを拝んだりできるそうですよ。
「ストラスブール・モナムール」
http://www.ikebukurovalentine.com/strasbourg-mon-amour/
日時 2月11日(祝・木)~14日(日)
11日~13日 11:00~19:00
14日 11:00~18:00
場所 池袋西口公園
入場 無料
ちなみに、フランスではバレンタインデーに女性が男性にチョコを贈る習慣はなく、むしろ男性が女性に花を贈る日ということになっています。この日は花屋が男性客でにぎわいます。
先日 Salon du chocolat の会場でフランス人のパティシエを何人も見かけましたが、彼らの目にはきっと、人々が長蛇の列を作ってチョコを買い求める様子は奇妙に映っていることでしょう。
アルザスの有名な「ジャムの妖精」、クリスティーヌ・フェルベールらしき女性も見かけました(実はあまり顔を覚えていないのです)。彼女のジャムは、私が Niedermorschwihr のお店に買いに行っていたころは確か7ユーロだったと思うのですが、イベントでは2,160円でした。もはや贈答品価格の高級品です…。
(写真は、フェルベール氏のチョコとパッケージの展示。アルザスの女の子が描かれています)
さらに、ストラスブールの Kubler というお菓子屋のシェフパティシエだった浅見氏も帰国して昨年東京でお店を構えたそうで、サロン・デュ・ショコラに出店していました。ストラスブール・モナムール(池袋)でもマカロンを出すそうです。
サロン・デュ・ショコラ
http://www.salon-du-chocolat.jp/
イベントの記事を挟みましたが、次回は、昨年の旅の記事の続きをアップするつもりです。
今年で4回目となるイベントで、期間中は、Café des Amours がクレベール広場で朝10時から夜10時まで開き、毎日ガイドツアーも行われます。クレベール広場には、マジックミラーテントがあるらしいです…。
また、2/11にはオペラ、2/12にはオーケストラによるコンサートも行われます。観光客の少ない時期なので、イベントで街がにぎわうのは華やかで良いと思います。
「Strasbourg mon amour」
http://www.strasbourg-monamour.eu/ (フランス語)
http://www.strasbourg-monamour.eu/en/ (英語)
本日のニュース記事(DNA)
http://www.dna.fr/actualite/2016/02/02/le-cafe-des-amours-prend-forme-sur-la-place-kleber
昨年の写真付きの記事(DNA)
http://www.dna.fr/actualite/2016/01/26/la-st-valentin-va-durer-pendant-dix-jours-a-strasbourg
このイベントが日本に上陸!ということで、池袋でも以下のとおりStrasbourg mon amourが開催されます(昨年はプレイベントが行われたらしいです)。
アルザスの景色を背景にピンクのソファで写真を撮ったり、アルザスNo.1のイケメンを拝んだりできるそうですよ。
「ストラスブール・モナムール」
http://www.ikebukurovalentine.com/strasbourg-mon-amour/
日時 2月11日(祝・木)~14日(日)
11日~13日 11:00~19:00
14日 11:00~18:00
場所 池袋西口公園
入場 無料
ちなみに、フランスではバレンタインデーに女性が男性にチョコを贈る習慣はなく、むしろ男性が女性に花を贈る日ということになっています。この日は花屋が男性客でにぎわいます。
先日 Salon du chocolat の会場でフランス人のパティシエを何人も見かけましたが、彼らの目にはきっと、人々が長蛇の列を作ってチョコを買い求める様子は奇妙に映っていることでしょう。
アルザスの有名な「ジャムの妖精」、クリスティーヌ・フェルベールらしき女性も見かけました(実はあまり顔を覚えていないのです)。彼女のジャムは、私が Niedermorschwihr のお店に買いに行っていたころは確か7ユーロだったと思うのですが、イベントでは2,160円でした。もはや贈答品価格の高級品です…。
(写真は、フェルベール氏のチョコとパッケージの展示。アルザスの女の子が描かれています)
さらに、ストラスブールの Kubler というお菓子屋のシェフパティシエだった浅見氏も帰国して昨年東京でお店を構えたそうで、サロン・デュ・ショコラに出店していました。ストラスブール・モナムール(池袋)でもマカロンを出すそうです。
サロン・デュ・ショコラ
http://www.salon-du-chocolat.jp/
イベントの記事を挟みましたが、次回は、昨年の旅の記事の続きをアップするつもりです。
Guide Michelin France 2016 [生活]
本日、フランスのミシュランガイド2016が発表になりました。
ストラスブールの名店、Au crocodile(ワニの看板が目印)は、いったん星を失いましたが、今回また一つ星を獲得したようです。このレストランはストラスブールの中心・クレベール広場のすぐ近く、立地としてはかなり良いところにあります。外観は(ワニの看板以外は)さほど派手ではありませんが、店の中(1階)には巨大な絵がかかった豪華なサロンがあり、ちゃんとオシャレして出かけないと、かえって恥ずかしくなるような、きちんとしたレストランです。店の人たちもきちんとした身なりをしているし、よく訓練されています。
個人的には、お値段がそこそこのランチがおススメです。
Au Crocodile
http://www.au-crocodile.com/fr/
かつて書いたAu Crocodileの記事 → こちら (2010年の記事)
ミシュランガイド2016では、ストラスブールでは、ほかに以下5つのレストランが星を獲得していました。
・1741
・Buerehiesel (オランジュリー公園内)
・Esprit Terroir
・Umami (プチット・フランス界隈)
・Gavroche
ところで、ミシュランガイド2016(France)は、フランスのアマゾンでは24.90ユーロで売られていました。でも、よく見ると、昨年版は24.00ユーロで、値上げしています。ついでなので、日本のアマゾンでも検索してみたら、同じものが4月発売で、3,799円となっていました。さすが輸入モノ、少し高いですが、発狂するほどの値段ではないようです。立ち読みしたい気持ちは山々ですが、町では出会えなさそうです…。
ミシュランガイド2016のページは以下のとおりです。都市名などの入力でレストランを検索できます。
(私はviamichelinのページをよく使います)
http://restaurant.michelin.fr/guide-michelin/guide-michelin-2016
ストラスブールの名店、Au crocodile(ワニの看板が目印)は、いったん星を失いましたが、今回また一つ星を獲得したようです。このレストランはストラスブールの中心・クレベール広場のすぐ近く、立地としてはかなり良いところにあります。外観は(ワニの看板以外は)さほど派手ではありませんが、店の中(1階)には巨大な絵がかかった豪華なサロンがあり、ちゃんとオシャレして出かけないと、かえって恥ずかしくなるような、きちんとしたレストランです。店の人たちもきちんとした身なりをしているし、よく訓練されています。
個人的には、お値段がそこそこのランチがおススメです。
Au Crocodile
http://www.au-crocodile.com/fr/
かつて書いたAu Crocodileの記事 → こちら (2010年の記事)
ミシュランガイド2016では、ストラスブールでは、ほかに以下5つのレストランが星を獲得していました。
・1741
・Buerehiesel (オランジュリー公園内)
・Esprit Terroir
・Umami (プチット・フランス界隈)
・Gavroche
ところで、ミシュランガイド2016(France)は、フランスのアマゾンでは24.90ユーロで売られていました。でも、よく見ると、昨年版は24.00ユーロで、値上げしています。ついでなので、日本のアマゾンでも検索してみたら、同じものが4月発売で、3,799円となっていました。さすが輸入モノ、少し高いですが、発狂するほどの値段ではないようです。立ち読みしたい気持ちは山々ですが、町では出会えなさそうです…。
ミシュランガイド2016のページは以下のとおりです。都市名などの入力でレストランを検索できます。
(私はviamichelinのページをよく使います)
http://restaurant.michelin.fr/guide-michelin/guide-michelin-2016
Michelin Guide 2016 France: Hotels & Restaurants
- 作者:
- 出版社/メーカー: Michelin Travel Pubns
- 発売日: 2016/04/07
- メディア: ペーパーバック
2015フランス旅行 その2 (アルザスワイン街道、Eguisheim) [アルザスワイン街道]
2015年のフランス旅行の記事の続きです。
2015年フランス旅行記事一覧はこちら
フランスに到着した翌日は、アルザスワイン街道の景色を楽しみました。まずは、宿泊地のエギスハイム(Eguisheim)のブドウ畑周辺の散策です。朝食は、ご近所のパン屋さんで焼き立てのパンを…と思っていたのですが、この日は日曜日でパン屋さんは午前中お休みでした。一瞬焦りましたが、主食がパンの国だけあって、町のエピスリーで焼き立てパンをちゃんと買えるようになっていて、ほかほかのパン・オ・ショコラやクロワッサンをいただくことができました。
雨が降ったりやんだりで天気は悪かったのですが、朝食を食べた後、早速ブドウ畑に繰り出しました。ワイン街道の村では、町中を少しはずれるとあっという間にブドウ畑だらけになります。エギスハイムでは一応歩くコースが用意されていて、番号のついた看板が設置されています。
この村の周辺からは、山の上にあるトロワ・シャトー(Trois Chateaux)がよく見えます。このシャトー(廃墟というか…)は割と近い場所にあるのですが、この日は歩いている間に雲がかかって見えなくなったり、雲の上にあるように見えたりと、様子がころころ変わりました。こういう風景が見られるのは、天気の悪い日だからこその特典かもしれません。
ところで、アルザスのAOCのブドウ品種は、シルバネール(Sylvaner)、ピノ・ブラン(Pinot Blanc)、ミュスカ(Muscat)、リースリング(Riesling)、ピノ・グリ(Pinot Gris)、ゲヴルツトラミネール(Gewurtztramier)の白ワイン用の6種と赤ワイン用のピノ・ノワール(Pinot Noir)種が基本です。畑にもこれらの木が植えられているはずなのですが、素人の目には木を見たってどれがどの品種やらさっぱりわかりません。でも、収穫期のころだけは、少なくともピノ・ノワール、ピノ・グリ、ゲヴルツトラミネールは見分けることができます。葉っぱも部分的に色づいていたりして、私はこの時期のブドウ畑を散歩するのがとても好きです。
一面のブドウ畑に感動した、という気持ちを表すために、畑を見渡した際の写真も1枚載せておきます。腕も難アリですが、天気が悪くてなんだか灰色の写真ばかりです…。本当はもっとずっと広大です。
村の外れというか、畑の端っこには、コウノトリの小さい繁殖施設もあります。ケージの中に飼われている鳥のほか、外にも巣があって、夏場なら結構な確率で「飼われていない」コウノトリを見ることができます。この鳥は周辺の施設から放鳥された鳥である可能性が高いですが、この次の世代、その次の世代と、次第に野生を取り戻していくのだろうと思います。
コウノトリは渡り鳥なので、アルザスでは昔は「コウノトリが戻ってくると春だ」ということだったようです。写真では1羽しかいないように見えますが、実は巣の中にもう1羽座っていました。このつがいも、今頃は温暖なところで過ごしているのかもしれません。
こんな風に風景を楽しみながら歩いていたら、いつの間にか丘の上にある隣村まで行ってしまいました。結果的に、数時間は散歩し続けていたと思いますが、あまり疲れないから不思議です。あのブドウの畑を見るために、何度でもワイン街道に行きたいと思ってしまいます。
エギスハイムは前の記事で書いたとおり、ローマ教皇レオ9世の出身地であり、アルザスワインの発祥の地と言われている村です。小さい村ながら大小のワインの蔵がたくさんあってワイン好きにはもちろんおススメですが、花を飾った木骨組みの家が並ぶ風景がきれいで、フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)の一つに選定されているので、村を散策するだけでも楽しいと思います。
(参考URL)
http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/eguisheim
この日はこのあといくつかの村を回りましたが、長くなったので今日はこの辺で終わりにします。
続く。
2015年フランス旅行記事一覧
その1 序章 / その2 アルザスワイン街道(Eguisheim) / その3 アルザスワイン街道(Kaysersberg) / その4 アルザスワイン街道 / その5 アルザスワイン街道(Gueberschwihr) / その6 ストラスブール(Strasbourg) / その7 ストラスブール(レストラン) / その8 ストラスブール(公園) / その9 ミディ運河(Canal du midi) / その10 カルカッソンヌⅠ(Carcassonne) / その11 カルカッソンヌⅡ(Carcassonne) / その12 カルカッソンヌⅢ(Carcassonne) / その13 トゥールーズⅠ(Toulouse) / その14 トゥールーズⅡ(Toulouse) / その15 ボルドーⅠ(Bordeaux) / その16 ボルドーⅡ(Bordeaux) / その17 サンテミリオン(St-Emilion)
2015年フランス旅行記事一覧はこちら
フランスに到着した翌日は、アルザスワイン街道の景色を楽しみました。まずは、宿泊地のエギスハイム(Eguisheim)のブドウ畑周辺の散策です。朝食は、ご近所のパン屋さんで焼き立てのパンを…と思っていたのですが、この日は日曜日でパン屋さんは午前中お休みでした。一瞬焦りましたが、主食がパンの国だけあって、町のエピスリーで焼き立てパンをちゃんと買えるようになっていて、ほかほかのパン・オ・ショコラやクロワッサンをいただくことができました。
雨が降ったりやんだりで天気は悪かったのですが、朝食を食べた後、早速ブドウ畑に繰り出しました。ワイン街道の村では、町中を少しはずれるとあっという間にブドウ畑だらけになります。エギスハイムでは一応歩くコースが用意されていて、番号のついた看板が設置されています。
この村の周辺からは、山の上にあるトロワ・シャトー(Trois Chateaux)がよく見えます。このシャトー(廃墟というか…)は割と近い場所にあるのですが、この日は歩いている間に雲がかかって見えなくなったり、雲の上にあるように見えたりと、様子がころころ変わりました。こういう風景が見られるのは、天気の悪い日だからこその特典かもしれません。
ところで、アルザスのAOCのブドウ品種は、シルバネール(Sylvaner)、ピノ・ブラン(Pinot Blanc)、ミュスカ(Muscat)、リースリング(Riesling)、ピノ・グリ(Pinot Gris)、ゲヴルツトラミネール(Gewurtztramier)の白ワイン用の6種と赤ワイン用のピノ・ノワール(Pinot Noir)種が基本です。畑にもこれらの木が植えられているはずなのですが、素人の目には木を見たってどれがどの品種やらさっぱりわかりません。でも、収穫期のころだけは、少なくともピノ・ノワール、ピノ・グリ、ゲヴルツトラミネールは見分けることができます。葉っぱも部分的に色づいていたりして、私はこの時期のブドウ畑を散歩するのがとても好きです。
一面のブドウ畑に感動した、という気持ちを表すために、畑を見渡した際の写真も1枚載せておきます。腕も難アリですが、天気が悪くてなんだか灰色の写真ばかりです…。本当はもっとずっと広大です。
村の外れというか、畑の端っこには、コウノトリの小さい繁殖施設もあります。ケージの中に飼われている鳥のほか、外にも巣があって、夏場なら結構な確率で「飼われていない」コウノトリを見ることができます。この鳥は周辺の施設から放鳥された鳥である可能性が高いですが、この次の世代、その次の世代と、次第に野生を取り戻していくのだろうと思います。
コウノトリは渡り鳥なので、アルザスでは昔は「コウノトリが戻ってくると春だ」ということだったようです。写真では1羽しかいないように見えますが、実は巣の中にもう1羽座っていました。このつがいも、今頃は温暖なところで過ごしているのかもしれません。
こんな風に風景を楽しみながら歩いていたら、いつの間にか丘の上にある隣村まで行ってしまいました。結果的に、数時間は散歩し続けていたと思いますが、あまり疲れないから不思議です。あのブドウの畑を見るために、何度でもワイン街道に行きたいと思ってしまいます。
エギスハイムは前の記事で書いたとおり、ローマ教皇レオ9世の出身地であり、アルザスワインの発祥の地と言われている村です。小さい村ながら大小のワインの蔵がたくさんあってワイン好きにはもちろんおススメですが、花を飾った木骨組みの家が並ぶ風景がきれいで、フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)の一つに選定されているので、村を散策するだけでも楽しいと思います。
(参考URL)
http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/eguisheim
この日はこのあといくつかの村を回りましたが、長くなったので今日はこの辺で終わりにします。
続く。
2015年フランス旅行記事一覧
その1 序章 / その2 アルザスワイン街道(Eguisheim) / その3 アルザスワイン街道(Kaysersberg) / その4 アルザスワイン街道 / その5 アルザスワイン街道(Gueberschwihr) / その6 ストラスブール(Strasbourg) / その7 ストラスブール(レストラン) / その8 ストラスブール(公園) / その9 ミディ運河(Canal du midi) / その10 カルカッソンヌⅠ(Carcassonne) / その11 カルカッソンヌⅡ(Carcassonne) / その12 カルカッソンヌⅢ(Carcassonne) / その13 トゥールーズⅠ(Toulouse) / その14 トゥールーズⅡ(Toulouse) / その15 ボルドーⅠ(Bordeaux) / その16 ボルドーⅡ(Bordeaux) / その17 サンテミリオン(St-Emilion)
2015フランス旅行 その1 (序章) [アルザスワイン街道]
2015年の遅めの夏、数年ぶりにフランスに出かけました。
久々のフランスで感じたのは、
・フランス語力が落ちている。
・アルザスが一番!
・朝が暗い。(夏時間でずれている)
というところでした。3つ目は、住んでいたのに今更ですが…。
今回の行程は、以下の通りでした。記事は順にあげていきたいと思います。
アルザスワイン街道~ストラスブール~カルカッソンヌ~トゥールーズ~ボルドー~サンテミリオン
さて、初日は基本的に移動だけで終わってしまいました。
今回は日本からアムステルダム経由でストラスブール空港に入り、レンタカーを借りて(フランスの免許の有効性がわからないので国際免許を取りました)アルザスワイン発祥といわれる村エギスハイム(Eguisheim)まで一気に移動しました。
数年ぶりにストラスブール空港に降り立つと、到着の荷物の受け取り場所の様子などは少し変わっていましたが、相変わらず静かで懐かしい香りがしました。でも、この数か月後にはパリでテロが起こったので、この平和そうな空港にも物々しい警備がしかれたことでしょう。悲しいことです。
アルザスワイン街道の村に泊まるのは初めてでした。気軽に行き来できるのもいいけれど、宿泊するのもワクワクするものです。お宿は La Ferme du Pape Hostellerie。エギスハイムが大好きだからということもありますが、ワイン街道はちょうどブドウ収穫の時期だったので、ここを起点にいくつか村をまわって畑の風景を堪能しようというわけです。
ホテルは村の入口にほど近いところにあります。外壁に模様が描かれ、ローマ教皇(=Pape)の看板があってよく目立ちます。アルザスらしい家具が備え付けられた感じの良いお部屋でした。
エギスハイムはローマ教皇レオ9世(在位1049年 - 1054年)の出身地で、レオ9世の礼拝堂、レオ9世の像のある噴水などゆかりのものを見ることができます。レオ9世はワインのラベルにも使われていたりするほどで、この村の象徴的存在です。
またぼちぼち記事をあげていきます。
* 到着日以外の写真も使っています。
La Ferme du Pape Hostellerie:
http://www.hostellerie-pape.com/
2015年フランス旅行記事一覧
その1 序章 / その2 アルザスワイン街道(Eguisheim) / その3 アルザスワイン街道(Kaysersberg) / その4 アルザスワイン街道 / その5 アルザスワイン街道(Gueberschwihr) / その6 ストラスブール(Strasbourg) / その7 ストラスブール(レストラン) / その8 ストラスブール(公園) / その9 ミディ運河(Canal du midi) / その10 カルカッソンヌⅠ(Carcassonne) / その11 カルカッソンヌⅡ(Carcassonne) / その12 カルカッソンヌⅢ(Carcassonne) / その13 トゥールーズⅠ(Toulouse) / その14 トゥールーズⅡ(Toulouse) / その15 ボルドーⅠ(Bordeaux) / その16 ボルドーⅡ(Bordeaux) / その17 サンテミリオン(St-Emilion)
久々のフランスで感じたのは、
・フランス語力が落ちている。
・アルザスが一番!
・朝が暗い。(夏時間でずれている)
というところでした。3つ目は、住んでいたのに今更ですが…。
今回の行程は、以下の通りでした。記事は順にあげていきたいと思います。
アルザスワイン街道~ストラスブール~カルカッソンヌ~トゥールーズ~ボルドー~サンテミリオン
さて、初日は基本的に移動だけで終わってしまいました。
今回は日本からアムステルダム経由でストラスブール空港に入り、レンタカーを借りて(フランスの免許の有効性がわからないので国際免許を取りました)アルザスワイン発祥といわれる村エギスハイム(Eguisheim)まで一気に移動しました。
数年ぶりにストラスブール空港に降り立つと、到着の荷物の受け取り場所の様子などは少し変わっていましたが、相変わらず静かで懐かしい香りがしました。でも、この数か月後にはパリでテロが起こったので、この平和そうな空港にも物々しい警備がしかれたことでしょう。悲しいことです。
アルザスワイン街道の村に泊まるのは初めてでした。気軽に行き来できるのもいいけれど、宿泊するのもワクワクするものです。お宿は La Ferme du Pape Hostellerie。エギスハイムが大好きだからということもありますが、ワイン街道はちょうどブドウ収穫の時期だったので、ここを起点にいくつか村をまわって畑の風景を堪能しようというわけです。
ホテルは村の入口にほど近いところにあります。外壁に模様が描かれ、ローマ教皇(=Pape)の看板があってよく目立ちます。アルザスらしい家具が備え付けられた感じの良いお部屋でした。
エギスハイムはローマ教皇レオ9世(在位1049年 - 1054年)の出身地で、レオ9世の礼拝堂、レオ9世の像のある噴水などゆかりのものを見ることができます。レオ9世はワインのラベルにも使われていたりするほどで、この村の象徴的存在です。
またぼちぼち記事をあげていきます。
* 到着日以外の写真も使っています。
La Ferme du Pape Hostellerie:
http://www.hostellerie-pape.com/
2015年フランス旅行記事一覧
その1 序章 / その2 アルザスワイン街道(Eguisheim) / その3 アルザスワイン街道(Kaysersberg) / その4 アルザスワイン街道 / その5 アルザスワイン街道(Gueberschwihr) / その6 ストラスブール(Strasbourg) / その7 ストラスブール(レストラン) / その8 ストラスブール(公園) / その9 ミディ運河(Canal du midi) / その10 カルカッソンヌⅠ(Carcassonne) / その11 カルカッソンヌⅡ(Carcassonne) / その12 カルカッソンヌⅢ(Carcassonne) / その13 トゥールーズⅠ(Toulouse) / その14 トゥールーズⅡ(Toulouse) / その15 ボルドーⅠ(Bordeaux) / その16 ボルドーⅡ(Bordeaux) / その17 サンテミリオン(St-Emilion)
solde時期 [生活]
フランスでは、年明けといえばバーゲン、SOLDE。
町中の店にSoldeというマークが出ていたのを思い出します。
ストラスブールのSolde期間を調べてみました。(バ・ラン県の期間)
soldes d'hiver
2016.1.6(水)~2.16(火)
ちなみに、夏は以下だと書いてありました。
soldes d'été
2016.6.22~8.2(火)
日本でではありますが、年明けのセールで手袋を買いました(今日、大きな穴が開きました)。
赤札にはなっていても、そんなにお得感を感じない程度のお値段…。-50%とか-70%とかいう文字が懐かしいです。
町中の店にSoldeというマークが出ていたのを思い出します。
ストラスブールのSolde期間を調べてみました。(バ・ラン県の期間)
soldes d'hiver
2016.1.6(水)~2.16(火)
ちなみに、夏は以下だと書いてありました。
soldes d'été
2016.6.22~8.2(火)
日本でではありますが、年明けのセールで手袋を買いました(今日、大きな穴が開きました)。
赤札にはなっていても、そんなにお得感を感じない程度のお値段…。-50%とか-70%とかいう文字が懐かしいです。
公現節2016 [生活]
今日はキリスト教でいうところの公現節です。フランスではガレット・デ・ロワ(アーモンドクリームが入ったパイ、フェーブと呼ばれる陶器が一つ埋め込んである)を食べる日です。日本ではクリスマスを過ぎたころから1月半ばまで売られているようで、フェーブは中に入れず、オマケとしてつけることが多いようです。店によってはアーモンドなど食べられるものを中に入れてあります。
毎年楽しみにしているお菓子の日なのに、残念なことに、私自身は、今日は手頃なものを入手できませんでした。
とはいいつつ、実は今季はガレット・デ・ロワをお土産にしたりしたので、実はすでに何種類も食べています。
一つ目は、アンリ・シャルパンティエのガレット・デ・ロワです。昨年は2つ目の店で予約してようやく手に入ったのですが、今年はたくさん作ったのか、昨年は手に入らなかったお店でもいくつも並んでいました。だんだん認知されて普及してきたのだとしたら、うれしいです。
今年のアンリ・シャルパンティエの今年のフェーブは赤い打ち出の小槌、一種類のみでした。お値段は2200円+税、大きさは測り忘れてしまいましたが、昨年(18㎝)とほぼ同じぐらいの大きさだったように思います。割と大きいのでお土産にとても良いです。
さすがの名店というべきか、仕上がりが美しく、規則的に描かれた曲線もきれいです。サクサクのパイ生地の中に癖のないフランジパン(アーモンドクリームとカスタードクリームを混ぜたもの)が入っています。実家でも好評で、フェーブも持っていかれてしまいました…。
新宿のジャンポール・エバンのサロンでも食べてみました。味は、抹茶またはチョコレートでした。抹茶はほろ苦く大人の味で、これもいいのですが、私はチョコレート味の方が気に入りました。初めて食べましたが、ショコラで有名なお店なので、やはりチョコ味が定番なのだろうと思いました。暖かいココア(ショコラショー)または紅茶とセットで1400円強でした。
一風変わっていたのが、セバスチャン・ブイエ(Sébastien Bouillet)のガレット・デ・ロワです。今年のお味は「みかん」で、箱をあけると焼き菓子とマーマレードを合わせたような甘酸っぱい香りがふわっと漂ってきました(これは家に持って帰りました)。台の生地がしっかりしていて美味しかったです。毎年味が変わるのも面白く、来年も楽しみなお店です。フェーブは招き猫で、正月にはちょうど良い縁起物になりました。すごい笑っているけれども…。16cm、2700円(税込)でした。
ほかにもお土産としてドンク(DONQ)、マリアージュ(東京)のものを買ってみました。ドンクは少しアーモンドの香りが強め、マリアージュは癖のないフランジパンで、それぞれ切手の形のオリジナルフェーブ、お菓子のフェーブがついていました。いずれも2000円ぐらいでした。
デパートに行ったときには、エディアール(HEDIARD)のパン売り場で小さめのガレット・デ・ロワを見つけ、比較的安かったので買って帰りました。フェーブは2つのシリーズの中から選ばせてもらうことができ、15種類以上もある中から、目がギラギラしたふくろうをチョイスしました。金色が何か福を連れてきてくれるのではと願って…。ここのものも素直なお味で美味しかったですが、何より大きさがちょうどよかったです。(測り忘れましたが10㎝強だと思います)
家に持ち帰ったのは2つですが、正月太りが気になる季節でもあり少し多かったので、すぐに食べない分はラップとジップロックで2重にくるんで冷凍しました。自然解凍でも案外早く食べられるし、レンジで軽く温めても美味しいと思います。短い期間にしか入手できないものではありますが、冷凍分を数か月かけて楽しむつもりです。
毎年楽しみにしているお菓子の日なのに、残念なことに、私自身は、今日は手頃なものを入手できませんでした。
とはいいつつ、実は今季はガレット・デ・ロワをお土産にしたりしたので、実はすでに何種類も食べています。
一つ目は、アンリ・シャルパンティエのガレット・デ・ロワです。昨年は2つ目の店で予約してようやく手に入ったのですが、今年はたくさん作ったのか、昨年は手に入らなかったお店でもいくつも並んでいました。だんだん認知されて普及してきたのだとしたら、うれしいです。
今年のアンリ・シャルパンティエの今年のフェーブは赤い打ち出の小槌、一種類のみでした。お値段は2200円+税、大きさは測り忘れてしまいましたが、昨年(18㎝)とほぼ同じぐらいの大きさだったように思います。割と大きいのでお土産にとても良いです。
さすがの名店というべきか、仕上がりが美しく、規則的に描かれた曲線もきれいです。サクサクのパイ生地の中に癖のないフランジパン(アーモンドクリームとカスタードクリームを混ぜたもの)が入っています。実家でも好評で、フェーブも持っていかれてしまいました…。
新宿のジャンポール・エバンのサロンでも食べてみました。味は、抹茶またはチョコレートでした。抹茶はほろ苦く大人の味で、これもいいのですが、私はチョコレート味の方が気に入りました。初めて食べましたが、ショコラで有名なお店なので、やはりチョコ味が定番なのだろうと思いました。暖かいココア(ショコラショー)または紅茶とセットで1400円強でした。
一風変わっていたのが、セバスチャン・ブイエ(Sébastien Bouillet)のガレット・デ・ロワです。今年のお味は「みかん」で、箱をあけると焼き菓子とマーマレードを合わせたような甘酸っぱい香りがふわっと漂ってきました(これは家に持って帰りました)。台の生地がしっかりしていて美味しかったです。毎年味が変わるのも面白く、来年も楽しみなお店です。フェーブは招き猫で、正月にはちょうど良い縁起物になりました。すごい笑っているけれども…。16cm、2700円(税込)でした。
ほかにもお土産としてドンク(DONQ)、マリアージュ(東京)のものを買ってみました。ドンクは少しアーモンドの香りが強め、マリアージュは癖のないフランジパンで、それぞれ切手の形のオリジナルフェーブ、お菓子のフェーブがついていました。いずれも2000円ぐらいでした。
デパートに行ったときには、エディアール(HEDIARD)のパン売り場で小さめのガレット・デ・ロワを見つけ、比較的安かったので買って帰りました。フェーブは2つのシリーズの中から選ばせてもらうことができ、15種類以上もある中から、目がギラギラしたふくろうをチョイスしました。金色が何か福を連れてきてくれるのではと願って…。ここのものも素直なお味で美味しかったですが、何より大きさがちょうどよかったです。(測り忘れましたが10㎝強だと思います)
家に持ち帰ったのは2つですが、正月太りが気になる季節でもあり少し多かったので、すぐに食べない分はラップとジップロックで2重にくるんで冷凍しました。自然解凍でも案外早く食べられるし、レンジで軽く温めても美味しいと思います。短い期間にしか入手できないものではありますが、冷凍分を数か月かけて楽しむつもりです。
東京駅開業100周年って [生活]
今日、東京駅100周年記念Suicaの振込用紙が届きました。忘れてター!!
2015年も残すところあと3日、すぐに振り込んでも入手するのは絶対2016年になります…。この記念Suicaには1914-2014という文字が書かれているので、もはや100周年どころではなさそうです。
と、ここまで考えてきて、そもそも開業日はいつなんだ?という疑問が沸き上がってきました(今更)。
Wikipediaによると、東京駅の開業は1914年(大正3年)12月20日。東海道新幹線が開通し、ターミナル駅になったのが1964年(昭和39年)10月1日だそうです。新幹線は開業から50年後なので、新幹線のほうも昨年50周年だったということになります。
話を戻すと、東京駅開業からの100周年は2014年12月20日だったということになります。101周年もすでに超え、102年目に入った段階でようやく手に入る100周年記念Suicaって…。JR側も、デザインを変えたいぐらいかもしれません。
すでに何をやっているか自分でもわからなくなってきましたが、せっかくなので2000円を振り込んでこのSuicaを受け取りたいと思っています。1500円チャージされているはずなので、デポジット500円と合わせて2000円、得も損もしません。
今から届くのが楽しみです。
2015年も残すところあと3日、すぐに振り込んでも入手するのは絶対2016年になります…。この記念Suicaには1914-2014という文字が書かれているので、もはや100周年どころではなさそうです。
と、ここまで考えてきて、そもそも開業日はいつなんだ?という疑問が沸き上がってきました(今更)。
Wikipediaによると、東京駅の開業は1914年(大正3年)12月20日。東海道新幹線が開通し、ターミナル駅になったのが1964年(昭和39年)10月1日だそうです。新幹線は開業から50年後なので、新幹線のほうも昨年50周年だったということになります。
話を戻すと、東京駅開業からの100周年は2014年12月20日だったということになります。101周年もすでに超え、102年目に入った段階でようやく手に入る100周年記念Suicaって…。JR側も、デザインを変えたいぐらいかもしれません。
すでに何をやっているか自分でもわからなくなってきましたが、せっかくなので2000円を振り込んでこのSuicaを受け取りたいと思っています。1500円チャージされているはずなので、デポジット500円と合わせて2000円、得も損もしません。
今から届くのが楽しみです。
フェーブ 2016 Paul [生活]
2015年も終盤に近づいた11月、フェーブのお店のメールマガジンが届きました。
フェーブとは、フランスで1月初めに食べる「ガレット・デ・ロワ」の中に埋め込まれる小さい陶器で、もともとはソラマメを指す言葉です。今ではいろいろな形をしたフェーブがあって、地方の風物詩や民族衣装、動物、人気キャラクター、食器などシリーズで作られているものが多くあります。
有名なパン屋やお菓子屋では独自のフェーブを作って、自分のお店のガレット・デ・ロワに埋め込んでいます。その年に出回るシリーズみたいなものを使っているお店もあって、時には「今年はXXシリーズ」とポスターを貼ってあったりもしました。フランスではフェーブだけを買うことができるお菓子屋もあったので、私はガレットの季節になるとお菓子屋のウインドウを覗いて回り、気に入ったものを見つけては一つずつ買ったりしていました。
日本では高級パン屋として知られるPaulも、毎年オリジナルのフェーブを作っています。フランスのお店では、箱(コフレ)に入ったオリジナルフェーブのセットを売っていることもあるのですが、日本ではコフレは飾ってあるだけで売ってはいないようです。とにかくガレット・デ・ロワを食べれば1つ入っているのですが、箱がまた良いときがあるのです。しかし、箱入りは高い…ストラスブールの大聖堂から5分ほどのところにあるお店では、シーズンを少し過ぎたころになると、かごにザクッとフェーブが入れられ、ひとつ2ユーロなどで売られていてお得でした(このお値段は数年前のもの)。
話は戻って、11月に届いたフェーブのメールマガジンには、このPaulの2016年のフェーブ予約の案内が載っていました。2015年のPaulのフェーブはクローバーや星など大き目のラッキーアイテム4つだったのですが、2016年は2センチぐらいのパンの人形が6体。かわいかったので買ってしまいました。輸入物になるので結構高いんですが、メールマガジン予約特典で少し割引を受けられました。
愛らしいので、しばらく玄関に飾っておこうと思います。
ところで、日本では、12月末から1月初旬ごろにガレット・デ・ロワが販売されるようです(かなり短期間)。日本ではこのお菓子を食べる習慣がなく、知らずに食べると危ないので、お菓子には陶器を入れず、陶器がオマケみたいにくっついてきたりします。アーモンドが入っているお店もありました。ただ、当たり!という感じがしないので、私は切り分けるときに、裏から忍ばせたりして楽しんでいます。初めての人と食べるときは説明が不可欠です。
お菓子を買うときには、お店にあたりをつけて見に行きます。あまりたくさん売られないので、どこのものを買うか、そろそろ考えておきたいと思います。(日本のPaulでも買えます。写真のフェーブのどれかが入っていると思われます)
2016/1/12追記:
今年のフェーブは「プチPaul」、だそうです。ホールを買うとどれか1体がついてきます。
PaulのFacebookは以下。
https://ja-jp.facebook.com/paul1889.japan
フェーブとは、フランスで1月初めに食べる「ガレット・デ・ロワ」の中に埋め込まれる小さい陶器で、もともとはソラマメを指す言葉です。今ではいろいろな形をしたフェーブがあって、地方の風物詩や民族衣装、動物、人気キャラクター、食器などシリーズで作られているものが多くあります。
有名なパン屋やお菓子屋では独自のフェーブを作って、自分のお店のガレット・デ・ロワに埋め込んでいます。その年に出回るシリーズみたいなものを使っているお店もあって、時には「今年はXXシリーズ」とポスターを貼ってあったりもしました。フランスではフェーブだけを買うことができるお菓子屋もあったので、私はガレットの季節になるとお菓子屋のウインドウを覗いて回り、気に入ったものを見つけては一つずつ買ったりしていました。
日本では高級パン屋として知られるPaulも、毎年オリジナルのフェーブを作っています。フランスのお店では、箱(コフレ)に入ったオリジナルフェーブのセットを売っていることもあるのですが、日本ではコフレは飾ってあるだけで売ってはいないようです。とにかくガレット・デ・ロワを食べれば1つ入っているのですが、箱がまた良いときがあるのです。しかし、箱入りは高い…ストラスブールの大聖堂から5分ほどのところにあるお店では、シーズンを少し過ぎたころになると、かごにザクッとフェーブが入れられ、ひとつ2ユーロなどで売られていてお得でした(このお値段は数年前のもの)。
話は戻って、11月に届いたフェーブのメールマガジンには、このPaulの2016年のフェーブ予約の案内が載っていました。2015年のPaulのフェーブはクローバーや星など大き目のラッキーアイテム4つだったのですが、2016年は2センチぐらいのパンの人形が6体。かわいかったので買ってしまいました。輸入物になるので結構高いんですが、メールマガジン予約特典で少し割引を受けられました。
愛らしいので、しばらく玄関に飾っておこうと思います。
ところで、日本では、12月末から1月初旬ごろにガレット・デ・ロワが販売されるようです(かなり短期間)。日本ではこのお菓子を食べる習慣がなく、知らずに食べると危ないので、お菓子には陶器を入れず、陶器がオマケみたいにくっついてきたりします。アーモンドが入っているお店もありました。ただ、当たり!という感じがしないので、私は切り分けるときに、裏から忍ばせたりして楽しんでいます。初めての人と食べるときは説明が不可欠です。
お菓子を買うときには、お店にあたりをつけて見に行きます。あまりたくさん売られないので、どこのものを買うか、そろそろ考えておきたいと思います。(日本のPaulでも買えます。写真のフェーブのどれかが入っていると思われます)
2016/1/12追記:
今年のフェーブは「プチPaul」、だそうです。ホールを買うとどれか1体がついてきます。
PaulのFacebookは以下。
https://ja-jp.facebook.com/paul1889.japan
厳格な国境管理の中、マルシェ・ド・ノエル開幕 [イベント]
今日のニュースによると、明日からパリで開かれる第21回締約国会議(COP21)を前に、今月13日から国境管理が厳しくなっていたそうです。その数時間後にパリで130人もの方が犠牲になるテロが起こってしまったのは皮肉なことですが、これまでに約1000人が入国を拒否されているとのことです。
警備は強化されているものの、ドイツやスイスと国境を接するアルザスでは、今週末は多くの野外イベントが中止になったようです。ただ、記事などを読む限りでは、歴史あるマルシェ・ド・ノエルは特別ということのようです。
ストラスブールでは、11/27、予定通りマルシェ・ド・ノエルが開幕しました。フランスではそろそろクリスマス休暇。閉幕までの1か月と少しの間、人々が安全に不安を感じることなく、心からイベントを楽しめますように。
ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル(英)
http://noel.strasbourg.eu/en