2015フランス旅行 その2 (アルザスワイン街道、Eguisheim) [アルザスワイン街道]
2015年のフランス旅行の記事の続きです。
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フランスに到着した翌日は、アルザスワイン街道の景色を楽しみました。まずは、宿泊地のエギスハイム(Eguisheim)のブドウ畑周辺の散策です。朝食は、ご近所のパン屋さんで焼き立てのパンを…と思っていたのですが、この日は日曜日でパン屋さんは午前中お休みでした。一瞬焦りましたが、主食がパンの国だけあって、町のエピスリーで焼き立てパンをちゃんと買えるようになっていて、ほかほかのパン・オ・ショコラやクロワッサンをいただくことができました。
雨が降ったりやんだりで天気は悪かったのですが、朝食を食べた後、早速ブドウ畑に繰り出しました。ワイン街道の村では、町中を少しはずれるとあっという間にブドウ畑だらけになります。エギスハイムでは一応歩くコースが用意されていて、番号のついた看板が設置されています。
この村の周辺からは、山の上にあるトロワ・シャトー(Trois Chateaux)がよく見えます。このシャトー(廃墟というか…)は割と近い場所にあるのですが、この日は歩いている間に雲がかかって見えなくなったり、雲の上にあるように見えたりと、様子がころころ変わりました。こういう風景が見られるのは、天気の悪い日だからこその特典かもしれません。
ところで、アルザスのAOCのブドウ品種は、シルバネール(Sylvaner)、ピノ・ブラン(Pinot Blanc)、ミュスカ(Muscat)、リースリング(Riesling)、ピノ・グリ(Pinot Gris)、ゲヴルツトラミネール(Gewurtztramier)の白ワイン用の6種と赤ワイン用のピノ・ノワール(Pinot Noir)種が基本です。畑にもこれらの木が植えられているはずなのですが、素人の目には木を見たってどれがどの品種やらさっぱりわかりません。でも、収穫期のころだけは、少なくともピノ・ノワール、ピノ・グリ、ゲヴルツトラミネールは見分けることができます。葉っぱも部分的に色づいていたりして、私はこの時期のブドウ畑を散歩するのがとても好きです。
一面のブドウ畑に感動した、という気持ちを表すために、畑を見渡した際の写真も1枚載せておきます。腕も難アリですが、天気が悪くてなんだか灰色の写真ばかりです…。本当はもっとずっと広大です。
村の外れというか、畑の端っこには、コウノトリの小さい繁殖施設もあります。ケージの中に飼われている鳥のほか、外にも巣があって、夏場なら結構な確率で「飼われていない」コウノトリを見ることができます。この鳥は周辺の施設から放鳥された鳥である可能性が高いですが、この次の世代、その次の世代と、次第に野生を取り戻していくのだろうと思います。
コウノトリは渡り鳥なので、アルザスでは昔は「コウノトリが戻ってくると春だ」ということだったようです。写真では1羽しかいないように見えますが、実は巣の中にもう1羽座っていました。このつがいも、今頃は温暖なところで過ごしているのかもしれません。
こんな風に風景を楽しみながら歩いていたら、いつの間にか丘の上にある隣村まで行ってしまいました。結果的に、数時間は散歩し続けていたと思いますが、あまり疲れないから不思議です。あのブドウの畑を見るために、何度でもワイン街道に行きたいと思ってしまいます。
エギスハイムは前の記事で書いたとおり、ローマ教皇レオ9世の出身地であり、アルザスワインの発祥の地と言われている村です。小さい村ながら大小のワインの蔵がたくさんあってワイン好きにはもちろんおススメですが、花を飾った木骨組みの家が並ぶ風景がきれいで、フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)の一つに選定されているので、村を散策するだけでも楽しいと思います。
(参考URL)
http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/eguisheim
この日はこのあといくつかの村を回りましたが、長くなったので今日はこの辺で終わりにします。
続く。
2015年フランス旅行記事一覧
その1 序章 / その2 アルザスワイン街道(Eguisheim) / その3 アルザスワイン街道(Kaysersberg) / その4 アルザスワイン街道 / その5 アルザスワイン街道(Gueberschwihr) / その6 ストラスブール(Strasbourg) / その7 ストラスブール(レストラン) / その8 ストラスブール(公園) / その9 ミディ運河(Canal du midi) / その10 カルカッソンヌⅠ(Carcassonne) / その11 カルカッソンヌⅡ(Carcassonne) / その12 カルカッソンヌⅢ(Carcassonne) / その13 トゥールーズⅠ(Toulouse) / その14 トゥールーズⅡ(Toulouse) / その15 ボルドーⅠ(Bordeaux) / その16 ボルドーⅡ(Bordeaux) / その17 サンテミリオン(St-Emilion)
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フランスに到着した翌日は、アルザスワイン街道の景色を楽しみました。まずは、宿泊地のエギスハイム(Eguisheim)のブドウ畑周辺の散策です。朝食は、ご近所のパン屋さんで焼き立てのパンを…と思っていたのですが、この日は日曜日でパン屋さんは午前中お休みでした。一瞬焦りましたが、主食がパンの国だけあって、町のエピスリーで焼き立てパンをちゃんと買えるようになっていて、ほかほかのパン・オ・ショコラやクロワッサンをいただくことができました。
雨が降ったりやんだりで天気は悪かったのですが、朝食を食べた後、早速ブドウ畑に繰り出しました。ワイン街道の村では、町中を少しはずれるとあっという間にブドウ畑だらけになります。エギスハイムでは一応歩くコースが用意されていて、番号のついた看板が設置されています。
この村の周辺からは、山の上にあるトロワ・シャトー(Trois Chateaux)がよく見えます。このシャトー(廃墟というか…)は割と近い場所にあるのですが、この日は歩いている間に雲がかかって見えなくなったり、雲の上にあるように見えたりと、様子がころころ変わりました。こういう風景が見られるのは、天気の悪い日だからこその特典かもしれません。
ところで、アルザスのAOCのブドウ品種は、シルバネール(Sylvaner)、ピノ・ブラン(Pinot Blanc)、ミュスカ(Muscat)、リースリング(Riesling)、ピノ・グリ(Pinot Gris)、ゲヴルツトラミネール(Gewurtztramier)の白ワイン用の6種と赤ワイン用のピノ・ノワール(Pinot Noir)種が基本です。畑にもこれらの木が植えられているはずなのですが、素人の目には木を見たってどれがどの品種やらさっぱりわかりません。でも、収穫期のころだけは、少なくともピノ・ノワール、ピノ・グリ、ゲヴルツトラミネールは見分けることができます。葉っぱも部分的に色づいていたりして、私はこの時期のブドウ畑を散歩するのがとても好きです。
一面のブドウ畑に感動した、という気持ちを表すために、畑を見渡した際の写真も1枚載せておきます。腕も難アリですが、天気が悪くてなんだか灰色の写真ばかりです…。本当はもっとずっと広大です。
村の外れというか、畑の端っこには、コウノトリの小さい繁殖施設もあります。ケージの中に飼われている鳥のほか、外にも巣があって、夏場なら結構な確率で「飼われていない」コウノトリを見ることができます。この鳥は周辺の施設から放鳥された鳥である可能性が高いですが、この次の世代、その次の世代と、次第に野生を取り戻していくのだろうと思います。
コウノトリは渡り鳥なので、アルザスでは昔は「コウノトリが戻ってくると春だ」ということだったようです。写真では1羽しかいないように見えますが、実は巣の中にもう1羽座っていました。このつがいも、今頃は温暖なところで過ごしているのかもしれません。
こんな風に風景を楽しみながら歩いていたら、いつの間にか丘の上にある隣村まで行ってしまいました。結果的に、数時間は散歩し続けていたと思いますが、あまり疲れないから不思議です。あのブドウの畑を見るために、何度でもワイン街道に行きたいと思ってしまいます。
エギスハイムは前の記事で書いたとおり、ローマ教皇レオ9世の出身地であり、アルザスワインの発祥の地と言われている村です。小さい村ながら大小のワインの蔵がたくさんあってワイン好きにはもちろんおススメですが、花を飾った木骨組みの家が並ぶ風景がきれいで、フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)の一つに選定されているので、村を散策するだけでも楽しいと思います。
(参考URL)
http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/en/eguisheim
この日はこのあといくつかの村を回りましたが、長くなったので今日はこの辺で終わりにします。
続く。
2015年フランス旅行記事一覧
その1 序章 / その2 アルザスワイン街道(Eguisheim) / その3 アルザスワイン街道(Kaysersberg) / その4 アルザスワイン街道 / その5 アルザスワイン街道(Gueberschwihr) / その6 ストラスブール(Strasbourg) / その7 ストラスブール(レストラン) / その8 ストラスブール(公園) / その9 ミディ運河(Canal du midi) / その10 カルカッソンヌⅠ(Carcassonne) / その11 カルカッソンヌⅡ(Carcassonne) / その12 カルカッソンヌⅢ(Carcassonne) / その13 トゥールーズⅠ(Toulouse) / その14 トゥールーズⅡ(Toulouse) / その15 ボルドーⅠ(Bordeaux) / その16 ボルドーⅡ(Bordeaux) / その17 サンテミリオン(St-Emilion)
一度こういうブドウ畑を見てみたいです。
一般人が見学できるようなワイナリーもあるんでしょうか?
by YAP (2016-01-25 08:09)
YAPさん、コメントありがとうございます。
アルザスは家族経営が多いので、ワイナリーの見学は、普段はやっている様子はないですが、ワインのお祭りなどに行くと、蔵を案内してくれることがあります。
Porte ouverteと書いてあるときは、一般公開されており、visite guideeとある場合はガイドつきで訪問できます。夏すぎの、お祭りの時期に探してみるといいと思います。
ほかに、ストラスブールの病院にある蔵(cave historique des hospices de Strasbourg)も、たまに一般公開しています。こちらは、製造所ではなく、貯蔵の形ですが、樽がずらっと並んでいて雰囲気があります。古い樽に入った年代物のワインが保存されています。
あとは…アルザスではそれぞれの蔵が小さく、だいたい蔵の横に味見のブティックを併設しているので、話がはずめば、見せてくれる可能性もあるかもしれません。
by Mme_Crepe (2016-02-02 00:44)