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2015フランス旅行 その3 (アルザスワイン街道、Kaysersberg) [アルザスワイン街道]

今日、チョコの特設会場をさまよっていたら、フランス人シェフにBonjourと声をかけられました。思わず「Bonjour」と返事を返したら、なぜか「フランス語話せるの?」と聞かれて、熱心に特別バージョンのショコラについて語っていただけてしまいました(そして高いのに買ってしまいました)。このところ英語の使用度が高くTOEICを受けたりしてフランス語をサボっていたので、フランス語会話力は以前にもまして貧弱になり、ヘンテコな言葉遣いをしてしまって、あとで軽く落ち込みました。

フランス人とフランス語で話す機会があると、なぜか高頻度で「どこでフランス語を勉強したのか」と聞かれ、ストラスブールにいたと返答することになります。フランスでしか学校に通っていなから誤魔化しようがないし、フランスにいたくせにろくにフランス語を話せないなんて、情けなくて、もうわからないフリをしたいぐらいです。

さて、気を取り直して2015年のフランス旅行の記事の一部をアップすることにします。
 2015年フランス旅行記事一覧はこちら

第3弾はワイン街道の村をぎゅっとまとめて…と思いましたが、写真を拾いすぎたので、今日はカイゼルスベルク(Kaysersberg)のみにします。

カイゼルスベルクは、アルザスの南部、オ・ラン(Haut-Rhin)県の山間にある村です。アルザスワイン街道の村の中では割と有名な観光地のようで、冬のマルシェ・ド・ノエル(クリスマス市)のころには、県庁所在地のコルマール(Colmar)とリクヴィル(Riquewihr)、カイゼルスベルクのマルシェをはしごできるよう、3地点をつなぐシャトルバスも運行されます。
 → カイゼルスベルクのマルシェ・ド・ノエルの記事はこちら (2012年12月)
 → カイゼルスベルク(春)の記事はこちら (2012年6月)

この村は、ノーベル賞受賞を受賞したシュヴァイツァー博士(Albert Schweitzer)の出身地でもあり、公園には博士の胸像がたち、生家が博物館となって残っています(お父さんが牧師だったので教会と並んでいます)。村はフランスにあるわけですが、ここの出身であるシュヴァイツァー博士が「ドイツ出身」と書かれているのを見て違和感を持ったことがありました。つまり、彼が生まれた頃はこの村はドイツだったんです(博士は後に国籍をフランスに変更しています)。

 シュヴァイツァー博士関連の記事 →こちら

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カイゼルスベルクは、アルザスらしいカラフルな木骨組み(コロンバージュ)の家が並ぶ可愛らしい村です。

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村の周囲にはブドウ畑が広がり、丘に砦(Schlossberg)の遺跡も残っています。また、塔の上からは村を一望することもできます。牧歌的で平和な風景です。

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今回は、実はレストランでランチを食べようと思って訪問しました。お目当ては、シャンバール(Chambard)という、ミシュラン2つ星レストランを備えたホテルです。赤い壁でよく目立ちます。ホテルには2つ星のレストランのほかに、気軽に入れるブラッスリーみたいなお店もあって、気軽に入れるほうを狙ったのですが、直前に入ったお客で席がなくなってしまい、撃沈しました。

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結局、私たちはこのレストランのごく近くにあったタルトフランベ(アルザスの薄いピザ)のお店に入ることになりました。私は、珍しいハンバーガータイプ(?)のタルトフランベ、つまり生地でサンドされたタルトフランベをいただきました。これは多分なかなか出会えない形だと思いますが、とても食べにくかったです…。

注文のときにフランス語を使っていたら、店長が「フランス語OKだね!」となって、東京に出店したときの話をいっぱいしてくれました(イベントだったようです)。しゃぶしゃぶを食べたとか築地の市場に行ったとか日本の食事は量が少ないとか、そんなことでした。フランス人の多くは、少しフランス語を話す人には親切で、とてもおしゃべりになります…。相槌さえ打てれば相手がどんどんしゃべります。

この店に入る日本人が珍しいのか、席についたときに周囲の人がこちらをチラチラ見ていて、隣の席の人などは「日本人かしら」みたいなことを言っていたのも聞こえていました。でも、店長が話しまくっているのを見て、その後ウワサ話は控えたようです。

フランス語力は低下中ではありますが、文句とかバカにされている場合はわかってしまうのだから不思議です。自分も、気を付けたいところです。


2015年フランス旅行記事一覧
その1 序章 / その2 アルザスワイン街道(Eguisheim) / その3 アルザスワイン街道(Kaysersberg) / その4 アルザスワイン街道 / その5 アルザスワイン街道(Gueberschwihr) / その6 ストラスブール(Strasbourg) / その7 ストラスブール(レストラン) / その8 ストラスブール(公園) / その9 ミディ運河(Canal du midi) / その10 カルカッソンヌⅠ(Carcassonne) / その11 カルカッソンヌⅡ(Carcassonne) / その12 カルカッソンヌⅢ(Carcassonne) / その13 トゥールーズⅠ(Toulouse) / その14 トゥールーズⅡ(Toulouse) / その15 ボルドーⅠ(Bordeaux) / その16 ボルドーⅡ(Bordeaux) / その17 サンテミリオン(St-Emilion)

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YAP

現地の言葉を話せるかどうかで、けっこう扱われ方って変わるでしょうね。
フランス人とか、母国への思い入れも強そうですから、なおさらでしょう。
by YAP (2016-02-07 07:02) 

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