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バルセロナ旅行(その6・カサ・バトリョ) [バカンス]

バルセロナ旅行その6です。 その他記事一覧はこちら

バルセロナ旅行2日目に「カサ・バトリョ」(ガウディ建築、1904-06)に入場観光しました。音声ガイドつきなのでしっかり学べます。

まず外観です。モザイク模様がきれいで、バルコニーが仮面みたいに見えました。このくねくね感とモザイクがガウディ作であることを物語っています。とても個性的です。私の感想は…「この家ほしい~!!」。この一言に尽きます。

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中に入るとこの玄関も良かったです!階段の縁が、竜のように見えました(確か別のモチーフだったかと…)。もったいなくて触れなかったけれど、手すりの形も手に沿うように作られているらしいです。

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2階に上がると、今度はキノコ型の暖炉に目が釘付け。扉や窓には機能的な空気穴が用意され、ガラスの配色も光の加減を考慮してあるそうです。また、通りに面した広間も幻想的でした。広間の天井は立体的な渦巻、階段室の手すりもウェーブ状、さらにガラス越しに吹抜けを覗くと水面を見ているかのよう…。海の中にいると錯覚してしまいそうでした。画家サルバドール・ダリがガウディの建築を「五感の建築」と絶賛したというのも納得です。

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建物の真ん中には明り取りの吹抜けが造られていました。天井からどの部屋にも均等に光が入るように工夫されていて、上層階は窓が小さく、下層階ほど大きな窓になっています。また壁面のブルーのタイルも、上方ほど色が濃く、下にいくほど白っぽいタイルが使われていました。設計図をひかなかったというガウディですが、細部まで配慮が行き届いています。

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通りとは逆側にあるダイニングからはテラスに出られました。こちら側の外壁にも破砕タイルでモザイクが施されていてきれいでした。こんなところでご飯を食べたら気持ちよさそうです!ただ、ダイニングとテラスをつなぐ出入口にはなぜか邪魔にも思える柱が…。

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各階にある部屋(アパート?)の扉もまたガウディデザインでした。この曲線、そしてアルファベットの形には惚れ惚れしてしまいました。ドア周辺のタイルも吹抜けと同じく、上層階から下層階に向かって次第に色が淡くなっています。

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最上階には洗濯場やお風呂場がありました。通路の丸い天井もまた素敵です。通路横のスジは、通風孔だと思いますが、明り取りにもなっているようでした。

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屋上には各部屋から延びた煙突が並んでいました。煙突も破砕タイルで装飾され、かわいらしい雰囲気です。物干しにはもちろん、日光浴や休憩にもよさそうでした。ところが!その隣では悲惨な光景が…。カモメが小鳥をちょうど捕まえ、息の根をとめて食事を開始!ショック…

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同じく屋上は家の正面についた小さい塔を間近に見ることができます。この塔にはキリストを示すアルファベットが刻まれていました。晩年にサグラダ・ファミリア建設に情熱を注いだことからも、ガウディは信心深い人だったことがよくわかりました。

最後に、3階付近(うろ覚え)にあったお土産屋さんを覗きました。店の横にはガウディが設計した椅子が並べられていて、それらはくねくねしていたり、奇妙にも思える形をしていましたが、これまた機能的なんだそうです。うーん、座ってみたい…。

長くなりましたが、カサ・バトリョに入ってみて、彼がデザインだけでなく機能面でも優れた建物を造っていたことがよくわかりました。入場してよかったと思います。おススメです!


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 番外編・ジローナ

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