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路上駐車と雪 [生活]

今日のストラスブールは雪です。予報では午前中-5度、午後1度だったか・・・寒い日です。

ストラスブールではクリスマスにあわせて行われていた夜のイルミネーションが日曜日(1月13日)で終わり、月曜からはデコレーションが本格的に片付けられていっています。クレベール広場にあった30mのクリスマスツリーも少しずつ飾りが減り、まもなくモミの木も姿を消しそうです。先月末までは光に包まれ、観光客でいっぱいだったのに、いまやただの寒くて暗い町になろうとしています。

Strasbourg2013jan15.jpg

こんな雪の日は、人々を観察するのも面白いものです。例えば朝。路上駐車の車に雪が積もり、車を出す人々が様々な対応を見せます。屋根の上まできれいに雪を取り除こうとする人もいれば、運転席の前の雪を少しだけよけて、そのあとはワイパーでこすり落としてしまおうという無精者もいます。雪がガラスにへばりついてしまったりしますが、お構いなし。自分の寒さや手間の方が優先です。最小限しか雪かきしない人は、その後高速道路で雪を後ろにぶっ飛ばしながら走ることになります・・・。

数えたわけではないので何となくですが、女性の方が雪かきをサボる率が高いように思えます。つまり、視界が悪く危ないコンディションで運転しているわけです。普段の様子からするとイライラしていることを隠さない嫌な運転をするのも女性が多いように感じますが、学校の先生によると「女性の方が運転が慎重だから」保険代が安いのだそうです。賛同はしかねますが・・・。

ところでストラスブールでは、町の中心部およびその周辺に駐車する場合には路上駐車であっても有料です。PAYANTと書かれている駐車スペースでは、近くにある販売機で駐車時間に応じたチケットを買って、フロントの内側に外から見えるように置いておく必要があります。違反すると罰金です。

違反車をチェックする人々もいます。彼らは働き者のようで、町を歩くと切符をワイパーに挟まれた違反車をよく見かけます。切符をきられそうになった工事の業者が「待ってくれー!」と屋上から叫んでいるのも見たことが・・・。郵便など配達の場合は専用枠がありますが、そうでない業者は有料で、多分この人たちはアウトでした。こうした揉め事があるので、チェックする人々は通常、複数人のグループで回っています。

さて、この切符を切る人々は、雪の日はどうしているのでしょうか?雪の中で働く2人組を見つけたので少々観察してみました。雪の降る中、違反車のナンバーなどを黙々と記入していたので、大変だな、フロントガラスに積もった雪をどけてまで、と一瞬気の毒に思ったのですが・・・あれっ?周辺に並ぶ車の多くはフロントにも雪が積もったまま。チケットの有無は確認できる状態ではありませんでした。

この2人は雪かきしてまでチェックしてはいなかったようです。雪をたっぷりかぶって真っ白な車は長時間違反している可能性が高い車、もしくはお金を払った近隣住人の車、フロントからチケットの有無が見える車はどこかからやってきて短時間しか停めていないであろう車。中が見える車だけを探してチェックするというのはちょっと不公平な感じもありますが・・・チケットを買わなかったんだから仕方ないか~。

手抜き感はありますが、寒い中ちょっとは仕事をしている2人組はやっぱりえらいなと思ったのでした。

(今日のフランス語)  stationnement  駐車、停車 (男性名詞)
              → stationnement payant 有料駐車、stationnement interdit 駐車禁止

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