ドン・キホーテ(バレエ) [音楽]
1月11日に「Don Quichotte」を見てきました。フランス語ではドンキショット、つまり「ドン・キホーテ」です。オペラ座(l'Opéra national du Rhin)のプログラムですが、今回はバレエ(もしくはダンス)でした。
ドン・キホーテはスペインの作家ミゲル・デ・セルバンデスの作品です。ラ・マンチャに住む男が騎士道物語にはまりすぎて自らを騎士であると妄想し、旅に出る物語です。風車を巨人だと思って突進する場面が有名です。バレエでは駆け落ちした恋人たちを(結果的に)助ける場面が使われたりするそうですが、今回は演出がとっても斬新で、どの場面を表しているのかが全然わかりませんでした・・・。
この舞台の予告編はこちら↓ (※制限があるのでYoutubeで見てください)
URL: http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=ogS6Oc1PWQ0#t=0s
最初は舞台の端に鎧が置いてあり、シャツを羽織ったダンサー達が順に躍動感ある踊りを見せました。後方には映像が投影されるのですが、動きがぎこちなく止まっては中央に表示されたマルがくるくる回り・・・失敗しているような気がしてなりませんでした。まあメインは舞台のダンサーたちなのだけど。。。
ダンサーたちが鎧のパーツをひとつずつつけて踊る間も後方では映像が流れていました。次第に画像は止まらなくなったものの、走る女性がいたり、鎧をつけた青年が車に揺られていたり。現代風ドンキホーテなのかもしれませんが、ダンスとの関係は謎・・・。いきなり新バージョンを見ると理解に苦しみます。
後半ではいわゆるバレエらしい服装・踊りが見られました。恐らくこのバレエ団のトップの人たちでしょう、手足が長く顔が小さく踊りも美しく一つ一つのポーズも洗練されていたように思います。しなやかな動きだけれど、片方の足を軸にして回ったり跳んだりすることが多いので、かなりの筋力の持ち主だろうと感心してしまいました。この舞台の中で最も晴れやかな場面でした。
最後はまた現代的なダンスで締めくくられました。最後に躍動感あふれる踊りを見せた男性2人のうちの1人がドンキホーテ、もう一人が従者なのであろうと想像しつつ・・・最後まで理解に苦しんだ1時間半でした。
フランスを含めヨーロッパではオペラやダンス、音楽がとても身近にあるので、毎度古典的なものを上演していてはお客が減ってしまうのでしょう。でも、私には難解でした。機会があったらもう少しストーリーが明確なドン・キホーテ(「ラ・マンチャの男」も含む)を見てみたいなと思いました。
* l'Opéra national du Rhin(OnR): http://www.operanationaldurhin.eu/
(Don Quichotte概要)
Direction musicale Myron Romanul
Chorégraphie Rui Lopes Graça - Marius Petipa
Musique Léon Minkus, musiques du XVIIe siècle à aujourd'hui
Décors et costumes Bruno de Lavenère
Ballet de l'OnR
Orchestre philharmonique de Strasbourg
夜のオペラ・ナショナル・デュ・ラン
ドン・キホーテはスペインの作家ミゲル・デ・セルバンデスの作品です。ラ・マンチャに住む男が騎士道物語にはまりすぎて自らを騎士であると妄想し、旅に出る物語です。風車を巨人だと思って突進する場面が有名です。バレエでは駆け落ちした恋人たちを(結果的に)助ける場面が使われたりするそうですが、今回は演出がとっても斬新で、どの場面を表しているのかが全然わかりませんでした・・・。
この舞台の予告編はこちら↓ (※制限があるのでYoutubeで見てください)
URL: http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=ogS6Oc1PWQ0#t=0s
最初は舞台の端に鎧が置いてあり、シャツを羽織ったダンサー達が順に躍動感ある踊りを見せました。後方には映像が投影されるのですが、動きがぎこちなく止まっては中央に表示されたマルがくるくる回り・・・失敗しているような気がしてなりませんでした。まあメインは舞台のダンサーたちなのだけど。。。
ダンサーたちが鎧のパーツをひとつずつつけて踊る間も後方では映像が流れていました。次第に画像は止まらなくなったものの、走る女性がいたり、鎧をつけた青年が車に揺られていたり。現代風ドンキホーテなのかもしれませんが、ダンスとの関係は謎・・・。いきなり新バージョンを見ると理解に苦しみます。
後半ではいわゆるバレエらしい服装・踊りが見られました。恐らくこのバレエ団のトップの人たちでしょう、手足が長く顔が小さく踊りも美しく一つ一つのポーズも洗練されていたように思います。しなやかな動きだけれど、片方の足を軸にして回ったり跳んだりすることが多いので、かなりの筋力の持ち主だろうと感心してしまいました。この舞台の中で最も晴れやかな場面でした。
最後はまた現代的なダンスで締めくくられました。最後に躍動感あふれる踊りを見せた男性2人のうちの1人がドンキホーテ、もう一人が従者なのであろうと想像しつつ・・・最後まで理解に苦しんだ1時間半でした。
フランスを含めヨーロッパではオペラやダンス、音楽がとても身近にあるので、毎度古典的なものを上演していてはお客が減ってしまうのでしょう。でも、私には難解でした。機会があったらもう少しストーリーが明確なドン・キホーテ(「ラ・マンチャの男」も含む)を見てみたいなと思いました。
* l'Opéra national du Rhin(OnR): http://www.operanationaldurhin.eu/
(Don Quichotte概要)
Direction musicale Myron Romanul
Chorégraphie Rui Lopes Graça - Marius Petipa
Musique Léon Minkus, musiques du XVIIe siècle à aujourd'hui
Décors et costumes Bruno de Lavenère
Ballet de l'OnR
Orchestre philharmonique de Strasbourg
コメント 0