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アイスランド旅行 5日目(ミーヴァトン湖周辺) [バカンス]

9月12日(水)(5日目)
 アークレイリからミーヴァトン湖周辺ツアーに参加。
 夕刻、アークレイリ→レイキャヴィーク、レンタカーで南部へ
 Lambafell泊

ページ内リンク: ゴーザフォススクートゥスタジルディムボルギルナウマファットルグリョタギャウ
           ミーヴァトン・ネイチャーバスアイスランド南部へ

まだ9月中旬に差し掛かったばかりだというのに、朝起きたら、海の表面の一部が凍っていました。アイスランド・・・さすがは氷の国です。朝食後、ホテルをチェックアウトして荷物ごとツアーに出かけました。欠航でアークレイリへの到着が遅れましたが、翌日のツアーに入れてくれたのです。ツアー会社はSBA-NORÐURLEIÐでした。
 → SBA-NORÐURLEIÐ: http://www.sba.is/
 → North Iceland: http://www.northiceland.is/

一旦車が来たものの、車に全員が乗り切れないことが判明し・・・先に乗っていた客を一旦降ろして、運転手が一回り大きい車を取りに行きました。事前に人数は把握できているはずなんですけど・・・。次にきた車には全員乗れましたが、私たちの荷物も座席に置けというのでギュウギュウでした。なお、他の客のほとんどはレイキャヴィークからの日帰りのツアー参加者でした。

ツアーバスはまず、橋を渡ってアークレイリの対岸へ。運転手が見晴らしのいいところで車をとめてくれたので、アークレイリの町を一望することができました。運転手が簡単に説明をしてくれました。車の中でも運転手がずっと説明をし続けていました。とても陽気な人でした。

Akureyri.JPG

海岸線を離れると銀世界になりました。幹線道路は走れる状態でしたが、ミーヴァトン湖付近の観光名所付近には雪のために動けなくなった車が何台も立ち往生していました。レンタカーせずに済んでよかった!前日は観光できなかった場所もあったし何度か車もスタックした、あなたたちはラッキーだ、と運転手が何度も言っていました。1日遅れて参加できてむしろ幸運だったようです。

最初の観光場所はゴーザフォス(Goðafoss/Godafoss)でした。1000年にアイスランドがキリスト教に改宗した際、それまで信仰していた偶像を投げ入れたという滝です。先日のグトルフォスほどの水量はありませんが、美しい滝で、蛇行する川の景色もきれいです。川沿いを散歩すると、小さな滝や崩れた岩、水面に浮く氷が見え、また橋を渡って対岸を歩くと、今度は虹のかかる滝が見られました。

Godafoss_1.JPG Godafoss_2.JPG Godafoss_3.JPG
滝のあとはミーヴァトン湖周辺を観光しました。湖の名前は「蚊の湖」を意味するそうですが、寒すぎて蚊はいませんでした。最初に到着したのはスクートゥスタジル(Skútustaðir/Skutustadir)。プセウドクレーター(Pseudocraters)という擬似クレーターが連なった不思議な光景が見られます。溶岩が湖に流れ込んだ際に水蒸気爆発が起こってクレーターができたということで、湖の中にもクレーターがありました。このエリアは前日は雪のため観光できなかったということで、雪の上にある足跡もまだ少なく、深雪を踏みしめながら歩きました。周辺に広がる湖と、湖の中に浮かぶクレーターが美しい場所でした。

Skutustagir-1.JPG Skutustagir-2.JPG

次いで、奇岩が立ち並ぶディムボルギル(Dimmuborgir)に行きました。トロールの形をしている岩もあるそうですが、私にはどう見ればトロールなのかサッパリ・・・。この奇岩群は、かつて溶岩の湖があって、それが流れ去った後に固まっていた部分が残ったと考えられています。普段は砂埃が舞うそうですが、この日は雪に覆われていたため埃より足元が心配でした。道も雪に埋もれていましたが、運転手が先頭に立って雪を踏みしめつつ先導してくれました。高台からは、赤黒い岩と雪が織り成す美しい景色を眺めることができます。

昼食はディムボルギルの施設で済ませました。セルフサービスのスープとパンとコーヒーで1750ISK・・・日本円にして1100円強でした。内容の割に高かったです。内陸価格?

Myvatn-Dimmuborgir_2.JPG Myvatn-Dimmuborgir_1.JPG Myvatn-Dimmuborgir_3.JPG

続いて車は地熱で蒸気が上がるエリアに入り、1978年完成のクラプラ発電所(地熱発電所)に接近しました。目的地は更に上にある火口湖ヴィーティ(Viti)でしたが、運転手は「これ以上のリスクをとるべきでない」と発電所でUターンしました。奥は雪がまだ多く、道が悪いと判断したようです。このツアーで唯一行けなかった場所でしたが、別の日にケリズ火口湖を見たので心残りはありませんでした。

Myvatn-Krafla.JPG

車はそのままナウマファットル(Namafjall)へ。蒸気がたくさん上がる異様なエリアで、熱湯の池があり、硫黄の臭いが漂っています。まさに地獄谷です。ボコボコと沸き立つ池や、ゴーという音とともに蒸気が噴出する穴があり、地球が怒っているかのよう・・・。普段は黄色っぽい地面が見えるようですが、この日は雪もあったので、地面が特に熱い部分だけが露出していました。沸騰する灰色の池が不気味でした。

Myvatn-Namafjall_1.JPG Myvatn-Namafjall_2.JPG Myvatn-Namafjall_3.JPG

一番勢いが良かった場所の動画も載せておきます。雰囲気だけ・・・。


最後のミーヴァトンネイチャーバスに行く前に、洞窟の温泉グリョタギャウ(Grjotagja)に立ち寄りました。ここはシンクヴェトリル国立公園(記事はこちら)から繋がっているギャウ(地球の割れ目)で、ギャウの底から温泉が湧き出しています。看板がなければわからないような場所です。以前は実際にお風呂として使われていたそうですが、今は温度が上がっているため入浴できません。洞窟なので、中に入ると突然暗くなり足元も危険ですが、お湯を触ってみました。向かって右側の温泉は40度ほどで、今でも使えそうでした。

Myvatn-Grjotagja_2.JPG Myvatn-Grjotagja_1.JPG

ツアーの最後は、ミーヴァトン・ネイチャーバス(Jardbodin vid Myvatn)でした。見るだけの人もいますが、1時間ほど時間をくれるというので温泉につかることにしました。水着必須です。入場料は一人2500ISKで、タオルをつけてくれました。本来はタオルは別料金じゃないかと思うのですが・・・(ツアーでお得?)。必要なら水着も借りられるそうです。ロッカーはきちんと鍵がかけられるので持ち物の心配もありません。
 → ミーヴァトン・ネイチャーバス: http://www.jardbodin.is/en/

大自然に囲まれた、青いお湯で満たされた大きな露天風呂・・・まさに絶景です。冬は温泉に浸かりながらオーロラを見ることもできるとか。ただ、少し温度が低めで寒かったです。サウナを背にして右側の露天は、温度がより低くほとんど人はいませんでした。何せ雪景色ですから・・・。サウナ近くの小さい箱の温度が一番温かく心地よかったですが、外に出ると一気に冷えました。内風呂もあるといいのに。

Myvatn-Jardbodin_1.JPG Myvatn-Jardbodin_2.JPG

ネイチャーバスを出ると、車は一路アークレイリに向かって走り始めました。夕日が射し始めた風景もまた美しく帰るのが惜しいぐらいでした。途中、倒れて雪に埋もれた電柱や復旧作業をする作業員を何度も見かけました。先日の嵐は相当なものだったらしく、1日や2日では全部を修理することはできないだろうと思いました。作業員の中にはスノーモービルで移動している人もいました。もう冬の風景でしたが、この時期にこんな嵐&雪になるのは異例だとのことでした。滅多にない景色を拝ませてもらいました・・・。

アークレイリ18:55発の飛行機(フライトナンバー163、AirIceland)でレイキャヴィークへ戻り、空港でレンタカーを借りて南部の宿へ向かいました。レンタカーを借りるには一悶着あって、空港を出るときにはとっくに19時を過ぎていました(→カウンターでのトラブルの記事へ)。夜のドライブは暗く、しかも霧が立ち込めていて恐怖でした・・・。本当に道路部分しか見えなかったので、周囲の風景を知ったのは数日後でした。

この日からの宿は「ゲストハウスWelcome Edinborg」でした。部屋に到着すると持ち込んだ食料で夕食を済ませ、ようやく長い1日を終えたのでした。
 → ゲストハウスWelcome Edinborg: http://greatsouth.is/
 → Welcome Edinborg宿泊体験記

(関連ブログ)
  アイスランド旅行 / 1日目(レイキャヴィークへ) / 2日目(ゴールデンサークルほか) /
  3日目(レイキャヴィークで足止め) / 4日目(アークレイリ) / 6日目(氷河湖等) /
  7日目(ウエストマン諸島ほか) / 8日目(ブラックサンドビーチほか) / 9日目(帰着)

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