ヨーロッパは猛暑

このところ、ヨーロッパは猛暑続きです。イタリアの動物園では、動物たちに氷など冷たいエサを与えたとか。もともと暑いところに住む動物であっても、40度近くにもなる気温の中でコンクリートに囲まれて過ごすのは辛いはず。虎も肉の味がする氷に大喜びしたことでしょう。

ここストラスブールも暑い毎日が続いています。昼に外に出るとまぶしさで目がくらみ、直射日光に肌がチリチリと焼け、熱風に体のだるさを覚え･･･用事がなければ外に出たくもない暑さでした。日差しが強すぎて、歩道にうつった橋の透かし彫りの影が異様にくっきりして見えました。景色を見るだけで暑いー！

ところで、この辺りではほとんどの家に冷房はありません。基本的に暖房のみです。夏は日が長く太陽も近いから気温は上がりますが、通常は日が陰ったり雨が降ったりすると一気に涼しくなります。石の家が多いこともあって、基本的に家の中はあまり暑くならないんです。

でも、この１週間は夜になっても気温が下がらず本当に暑かった･･･。部屋を冷やす手段がないので温度を上げないために躍起になりました。涼しい時間には窓を開け、外の気温が上がってきたら窓を閉め、日光が入らないよう窓のシャッターを下ろし、ベランダに打ち水を･･･。

でも努力むなしく、洞窟のような薄暗い家になっても室温は上がっていき、昨日の夜には27.9度にもなりました。3度の夏で最高室温のような？湿度も高くてなかなか不快でした。今朝は少しマシでしたが、風を入れても室温は27度近くで推移。晴れてきたら、また日光と戦わにゃ～！

あまりに暑いので近所のマルシェでスイカを買いました。ちょっと高かったけど、冷えたスイカはたまらない！ムシャムシャ！動物園の動物たちと同じ姿がここに･･･。

（今日のフランス語）　　pastèque　　スイカ　（女性名詞）　　* sans pépin とあったら種なしスイカ