カモの親子

今日は久しぶりにプチット・フランス方面に散歩してきました。まずは天気が良かったので、パンを買って川べりに行って食べることにしました。川沿いの道に下っていくと、いつの間にやらカモのヒナが生まれていて、親子仲良く泳いでいました。最初に見かけたのは11羽もヒナを連れた母ガモでした。お父さんは…どこかに行ってしまったみたいです。11羽もいたんじゃ1羽で面倒を見るのも大変です。皆が流れに逆らって泳いでいるうちに、1羽が追いつけなくなってだんだん下流へ…。この時はピーピー泣いたのに親ガモが気付き、無事はぐれずに済みました。頑張れ、子ガモたち！

この親子は、人間たちがいる岸辺にちょっとあがってみたりもしたので、周辺の人々に大人気でした。中にはずっとビデオを回しっぱなしの人もいました。船が通って大きな波がくるとハラハラしましたが、無事に12羽でぷかぷかと波を超えていきました。ヒナたちがちょっと親から離れて「冒険」してみたり、置いて行かれまいとじたばたしたりするのもかわいらしく、パンを食べ終わっても長い間観察し続けてしまいました。11羽とも元気に大きくなれますように。

もう暫く歩くとまた親子に出会いました。今度は母ガモと7羽のヒナたちです。このヒナたちは、船がくると川の端のコンクリートのあたりに集まるようにしつけられているようでした。微妙に離れたところにヒナがもう1羽いましたが、どうやらこれは別の子供らしく、近寄ると追い払われてしまっていました。どこかで親とはぐれてしまったのかもしれませんが、まだまだ小さいヒナです。無事大人になれるといいなぁ…。

水門に行くと丁度船が入ったところだったので船が浮き上がって行く様子を見ていたら、船長が近くの人と握手し、ぺちゃくちゃしゃべり始めました。浮き上がるまでの間ヒマなんですね…。握手した人は、実は船が次に通る場所にかかる橋を動かす係員のようでした。今日のプチット・フランスの景色もなかなかきれいでした。木骨組の家（コロンバージュ）と観光船は、ストラスブールの名物です。