Journées européennes du patrimoineに行ってきました

9月18日、19日とJournées europeennes du patrimoineが開催され、普段は入ることのできない建物が公開されました。せっかくなので2日間かけて駆け足でたくさん見てきました！普段は入れないエリート養成学校ENA、市庁舎、知事公邸などに加え、教会ではパイプオルガンを間近に見られたり、コンサートが開催されたりもしていました。美術館、プラネタリウムや植物園なども無料でした。

Palais Rhinは、ドイツ皇帝の住居だったらしく、入ったところから豪華でした。部屋ごとに壁の色や装飾が違っていて、内装によってこんなに雰囲気が変わるものかと感心しました。空襲で一部壊れたのか、修復されていない部分は壁がはがれ、下のレンガが見えて痛々しい部分もありました。今もオフィスとして使われているのですが、部屋が美しすぎて、むしろ書類が積み上げられた机に違和感がありました。



郵便局では、昔の配達車や配達員の服の展示、郵便の歴史紹介のほか、ガイドツアーもありました。ツアーでは昔郵便局長や支局長のアパートだったという場所に入ったりすることができました。

あちこち回りましたが、いずれの建物も古い建物らしく戦争など色々な変遷を経て現在の姿があるようでした。ドイツの影響も残っていて、ストラスブールがドイツの領地になったりフランスの領地になったりしたという歴史が刻まれているのを感じました。もっとも、ガイドツアーではほとんど何を言っているかわからなかったのですが。。。

しかし、美術館の展示のような部屋がこんなに普通に使われているとは驚きでした。さすがヨーロッパ、さすがフランス！目の保養になりました。その建物の歴史は十分理解できませんでしたが、古いフレスコ画やモーツァルトも弾いたと言うオルガンなど、たくさんのものを見られて有意義でした。今年はこれで十分満足です。

　　　　

美術館はばたばたと回りました。毎月第1日曜の午前中は無料‥だったと思うので、きちんと見たいところには再度行きたいと思います。

今回の見学施設（普段あいているところも含む）
9月18日：
　・École Nationale d'Administration（ENA）　＊ガイドツアーのみ
　・Église catholique Saint-Pierre-le-Jeune
　・Église protestante Saint-Thomas　＊モーツァルトが弾いたオルガンあり
　・Église protestante Saint-Pierre-le-Jeune　＊14世紀のフレスコ画あり
　・Musée d'Art moderne et contemporain
　・Le Manoir du Dontades

9月29日：
　・Chambre de Commerce et d'industrie（商工会議所、グーテンベルク広場）
　・Église protestante du Temple Neuf　＊パイプオルガン特別公開
　・Hôtel des Postes
　・Hôtel de Ville
　・Hôtel de Klinglin-Hôtel du Préfet
　・Musée de l'œuvre Notre-Dame
　・Palais du Gouverneur Militaire
　・Palais du Rhin　＊ガイドツアーのみ
　・Palais Rohan（下記3つの博物館を含む）
　　・Musée Archéologique
　　・Musée des des arts décoratifs
　　・Musée des bearux-arts
　以上に加え、ノートルダム寺院のテラス