ノーベル医学生理学賞（2011）

2011年のノーベル賞（医学生理学賞）の受賞者が発表されました。日本にいた時と同じように夜に発表されるような気分でいたのですが、フランスでは午前発表、気づいたら終わっていました。

日本人の受賞も期待されましたが、今回の受賞者は自然免疫の研究を行ったアメリカのブルース・ボイトラー氏、ルクセンブルクのジュール・Ａ・ホフマン氏、カナダのラルフ・スタインマン氏でした。ノーベル賞は発表時に存命であることが条件と言われていましたが、今回は発表の後でスタインマン氏が3日前に亡くなっていたことが判明。前代未聞だそうですが、発表どおり故人にも授賞されるそうです。

ところで、研究者本人の国籍と所属機関の国籍は異なっていることがよくあります。今回は故人を含む2名はアメリカの研究機関所属、そしてホフマン氏は…なんとここストラスブールにあるストラスブール大学*の教授でした。

ストラスブール大学についてはそこそこいい大学、という認識ではいましたが、ノーベル賞の発表の中で名前が出てくるなんて想像もしていませんでした。ノーベル賞を受賞する方がいらっしゃるような立派な大学だったんですね…！私の中でストラスブール大学の地位がぐんと上がったのは言うまでもありません。ちなみに、かの有名なゲーテもこの大学で学んだということです（昔から名門です）。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Place de l'Universitéにあるゲーテ像　→

　* ストラスブール大学　　http://www.unistra.fr/